【2026年3月五島市市議会メモ】草野久幸議員

五島市の市議会では、議事録が閲覧可能になるまでに、数か月かかります。

そこで、議事メモを残しています。

※内容は正式な議事録ではないため、発話の全てを反映しておらず、必ずしも正確でない箇所もあります。

日時 2026/3/11

令和8年度予算について

予算編成方針は

草野 財政調整基金が枯渇する。非常に衝撃的な報告。もっと詳しくなぜ4年後に、どのようになる見込みか。

総務企画部長 R8−12の作成でこのまま続けた場合、8−15億の財源不足により見込まれたので申し上げた。

草野 過去の議会で野口市長と詳しくやりとりした。予算編成方針は枯渇する見込みなのにそれをクリアする記述がないが、如何か。

総務企画部長 市税などの自主財源2割。8割は依存財源。厳しい状況は常に職員に伝えながら財政運営をしている。今後を見据えて更なる事業の集中を行い見直す必要があるとしている。まずは歳入の確保・選択と集中・将来の予算管理を説明している。

草野 歳入について中西が取り上げた。従来通りの方針でという事だが、4年後に枯渇する状態ならば、各課この状態を見据えて事業に取り組むことが当たり前だということだった。市長、4年後に枯渇する状態を認めているのならば、どのような方針で市長は取り組むべきと考えるか。

市長 事業の選択と集中が一番大事。必要性・効果・実績を検証しなければならない。前例踏襲主義は良くない。市民目線に立って、何をやれば効果が出るか考えなければいけない。

草野 それを予算編成の中に感じ取れない。緊張感がないと感じる。財政調整基金の額は。H29年、R8年の数字は。

総務企画部長 H29が49億、R8末見込みは28億。

草野 R3の定例議会で野口市長とやりとりした。財政調整基金は五島市が多すぎるのではという論だった。長崎市と比べれば長崎市が多いが人口割にすれば五島市が一番持っているのだと。1人115000円の基金があった。当時は五島市は小金持ちだと言った。市民のために使うべきだと主張した。R3のやりとりだった。今後4年後には枯渇する状況と聞いてびっくり。なぜこのように急変したのか。

総務企画部長 R3とR6の残高は38億→37億でほぼ変わっていない。現状としては同じレベルで推移している。R8以降の見通しの中であくまで今年と同じような財政運営を続けた場合に枯渇するということなので、枯渇しないように財政運営に取り組んでいきたい。

草野 歳出だけでいうならば、R8の予算編成についてどのような努力がされたのか問われる。部長答弁のやり方で大丈夫なのか。

総務企画部長 従来通りとは、五島市の財政状況は厳しいという危機感を持っていただくという意味での通常通り。そこはご了解頂きたい。今年度はどのような事業に予算を使うか、人口減少対策を中心に計上している。国境離島関係の予算を計上している。査定の過程で24億の要求があったが、当初予算では8億まで抑えている。財政課の査定の中で各課と色々と話をして圧縮している。そういう努力をしながら来年以降も基金をできれば維持したいと思っている。

草野 色々な努力をしていることは認める。他の自治体を見たときにどういう予算組をするのかという時に、枠配分方式をとっている自治体もあるが、説明を。

総務企画部長 枠配分方式とは予め上限額を提示して取捨選択する方法。

草野 過去の五島市の財政の中で導入したことはあるか。

総務企画部長 主体的な予算編成のメリットがあるので、一般財源の方では以前行なっていた。新たな予算確保が難しいデメリットも懸念された。従来から財政課で全事業を1件ごとに査定しているのでR3から枠配分方式は止めている。

予算作成に係るプロセスは

草野 枠配分方式のメリットデメリットも分かるが、市長の見解は。

市長 枠を最初に決めるとその範囲に収めないという事で、海上タクシー、子供の遊び場をする上で新しい事業を提案するのが難しくなるのではと思っておりその方式をとっておらず復活の考えはない。

草野 プロセス・スケジュールは。

総務企画部長 予算編成にあたり、方針を通知することになっている。10月上旬までに通知している。10月末までに予算要求を行う。財政課でまとめた予算を1月下旬に査定して3月上程。

草野 新市長が誕生して昨年度の当初予算には間に合わなかったのだろう。今回は出口カラーが反映されると楽しみにしていた。去年の段階では出口カラーは難しかったと思うが、出口カラーの予算は。

市長 できる限り出したいと思って取り組んだ。R7からの総合戦略推進枠。1億円ほど計上している。地元で頑張る子供を応援したいということで、就職する場合に5万円支給。中小企業の支援ということで助成の支援もしている。二次離島でも住んでいただきたく、海上タクシーの助成制度を設けた。遊具施設が欲しいという声もあり、奈留の子供に楽しんでもらいたく、額は小さいが細かく色々なところに目を行き届かせて編成した。先ほども話をしたが年寄りから子供まで色々な予算を盛り込んでいきたい。福江空港の給油施設ができれば大きく変わってくると思う。まだ盛り込めていないが考えていきたい。畑の基盤整備もそう。足を止めるわけにはいかないので一歩一歩進んでいきたい。まだまだやらなければいけないことはあり、五島で生まれてよかったという島にしていきたい。私の強い思いは少しずつ確実に込めてまいりたい。

草野 五島を護るという予算だという事だが、もっとカラーを出したいのだが、財政調整基金が枯渇する状況なので、網羅できなかったということか。全部入っているのか。

市長 中期財政見通しの件。財源調整基金は枯渇すると申し上げた。厳しい財政事情を認識して自治体経営をしていきたい思いから述べている。かなり厳しい見通しにしている。自主財源にも乏しく支出も嵩む中でこれまで通りではいけないのでかなり厳しくやっている。年度末になると予算を確保していても支出できない予算もある。かなり厳し目に作った見通し。これから自治体経営をしていくことで述べた。私の思いをどの程度込められるかという事だが、10月の初めの予算編成に基づき編成してきた。年明け・1月下旬に市長査定がされるが、3日間しか期間がない。全て網羅されるのか、反映できるのか、足りないと思っている。年度の半分、途中であっても総合戦略の推進状況を見て、新しくやりたいこと・拡充したいものを盛り込んでいく必要がある。抽象的な表現にとどまって、具体的に踏み込んでいない。具体化も必要ではないかと思っている。

業仕分けの必要性について市長の考えは

草野 2009年記憶にあると思うが世界一のスパコンを目指す際に蓮舫氏が「二番ではいけないんですか」と発言して注目されて事業仕分けをやったと。野口市政から出口市政に移行していく中で1回事業仕分けみたいな形で事業を検討する機会が必要と思っている。五島市が行った事業仕分けを教えていただきたい。

総務企画部長 H22の10月に行った。文書の保存期間が残っていないので、残っているもので。構想日本で行い20事業実施。委員会の中で不要が6事業。その後対象事業は見直しになっている。

草野 大事な文章。データで報告書が議員にも送られたと思う。今後できれば必要なところは残して欲しい。当時、「自分の職員生活の中で一番緊張した」との声も聞く。

草野 H22の理事者の中で参加した方は挙手を。はい、ありがとうございます。(何名かいた)もう一回廃止された事業で今も続いている事業もある。市長いかがですか。事業仕分けという形でなくても専門家を入れて市民も議員も入れてそういう機会を作るべきと思うがどうか。

市長 そういった作業は必要と思う。手法についてどういうやり方が良いのかじっくり考えてみたい。長年やってきた事業をやるのが正しいのか、形を変えるのか、色々出てくると思う。仮にあったとしても、3日間だけではどうしようも出来ない。20年前に始めた事業であってもしっかり対応させて頂きたい。

草野 職員を育てるという意味でも、やって欲しいと要望する。

行政組織について

部長制のメリット・デメリットは

草野 職員採用で3次募集まで行っている。H28年4月に部長制を導入。五島市くらいの規模に部長制は不必要ではという声もあった。スピーディーに、縦割りを打破するために部長制を導入した。メリット・デメリットは。

総務企画部長 H29年4月から。メリットは市長・副市長の権限の一部を委譲してスピードアップ。課の横断的な対応が可能。施策の熟度が高まり適正な事務処理が図られている。デメリットは特にないが人員不足の中で階層を維持することによる負荷が生じている。

副市長 昨今の行政課題は複雑化しており横断的な対応が必要。海上タクシーのタスクフォースを設置。職員の欠員が20名強。来年は30名になるが、部長制のみならず、効果が低い事業の廃止もしていかなければいけない。緊急搬送の市営船を建造した場合、億単位のお金と維持費が数千万円必要。当然やりくりが必要。将来の投資には予算を編成して執行したい。

草野 職員が足りない状況が想定しているのであえて取り上げた。

これまでに新設した課の経緯と今後について

草野 ずっと新設した課を存続するつもりなのか。

総務企画部長 組織機構はその都度重要施策のたびに改変してる。必ずしも維持ではなく、重要施策にも対応して組織については考える。

副市長 組織再編については人間が足りない状況の中で選ばれる市役所でありたい。若い職員が生き生きとした形にしたい。既に私の方にも声が届いている。俯瞰的な視点も持ちながら対応したい。

草野 管理職の総数は何名か。

総務企画部長 市長部局は部長6名、課長32名、管理職(課長補佐)37名

草野 係長120名。課が多くなれば職員の数も必要になってくる。どこかで何らかの形で仕事を削っていく努力が必要と思う。是非とも五島市を維持するために職員が働きやすい、市職員になりたいという思いを受け止める五島市になってほしい。組織改革も必要と思うのでよろしくお願いします。

職員の採用状況は

草野 なぜ3次募集まで来ているのか。

総務企画部長 R6から先行実施枠を導入している。募集試験を4回実施しているが職員不足解消には繋がっていない。優秀な人材の獲得競争が激しく、退職者も多いので欠員している。五島市が選ばれる職場を目指して応募していただく努力をしたい。

草野 民間でも人材不足で困っている。魅力ある職員像を作ってほしい。

会計年度任用職員の待遇改善について

草野 今現在何名?

総務企画部長 現在294名。

草野 定数は?

総務企画部長 530名。

草野 定数よりも多いということにならないか?

総務企画部長 消防職も含まれている。80名ちょっといるので450名程度になる。

草野 半分以上を超えている。職員が足りないから任用職員を採用しているということで良いのか?

総務企画部長 定員管理計画の目標の中でその職員が行っていた仕事をやっていただく。新たな事務事業は正規職員で対応するよりは、会計年度任用職員にお願いしている。幾つかの要因がある。

草野 会計年度職員が中心になって仕事をしている部署がかなりある。仕事の能力の高さ経験が高いと思う。なぜ本採用にできないのか。即戦力なので会計年度の職員を正職員に出来る枠を作ってほしい。今の形が良いという人もいるが、この関係の中でやりたいと言うことを言えばフルに能力を活かしてもらえる。良い人材がたくさんいる。特別枠を作る事に対する考えは。

市長 会計年度の職員の役割は非常に重要。採用については平等取り扱いの原則・公募を原則としている。会計年度の職員の実務経験を適切に評価しなければいけないと言うことで、年齢制限を緩和したり実務経験のある人が受験しやすい形となっている。採用試験の行政経験者枠で正職員に採用された人もいる。意欲ある方が正規職員として活躍できることは大事なので、適切に努めていきたい。行政経験者枠をお願いしている。

草野 能力の高い人に勧めてほしい。五島市の職員不足を解決してほしい。再雇用について臨時職員の研修に行ってきた。再雇用、五島市は応募して面接で進んでいると思うが、5年も実績を持っているのだから申請だけで再雇用で良いと思う。要望に留めておくが研究してほしい。もっと五島市の任用職員も働きやすい職場になると思う。