【2025年12月五島市市議会メモ】山崎 早苗議員

五島市の市議会では、議事録が閲覧可能になるまでに、数か月かかります。

そこで、議事メモを残しています。

※内容は正式な議事録ではないため、発話の全てを反映しておらず、必ずしも正確でない箇所もあります。

日時 2025/12/10  11:15ー

学校給食について

五島産の魚の利用量の低下について

山﨑 この度五島市内の給食センターに行って話を聞いて試食をした。奈留・福江・富江・三井楽の給食を試食したがどこも美味しかった。素晴らしいと思っていたし、給食が大好き。子供達にとって安全安心で満足できるものを維持するのは大変だと感じた。真っ先に削られてしまうのはデザート。別々に話を聞いたが、献立を考えている栄養教諭の人が一番仰っていたのは、五島の魚をもっと使いたいのに使えない。あるいは魚がない。五島といえば魚が美味しい。驚いたことの一つに子供達の好きなメニューにお刺身があった。カレー・ハンバーグの上に刺身があった。凄いことだと思った。お刺身が好きで魚が好き。他の地域では中々考えられない。魚が美味しい五島で五島の魚が使えないと。理由は色々。環境の問題もある。少しでも高く売りたいのは最もなこと。物価高が止まらない。切り身にしたり手間もかかるかもしれない。五島の子供達の給食に魚が使えないことは、世の中のことを象徴していると感じる。環境が不安定になってしまった影響を真っ先に受けるのが子供達。このまま市場の原理に任せていたら、五島の魚は使えないということになるのでは。給食費が使えなくても良いのでしょうか。このような時こそ政治が介入すべきと思う。子供達のために美味しい魚を使えるように良い方法を行政が考えなければいけないと思うが市長の考えは。

市長 魚の利用量の低下について、心身の発達を目指して行われる。学校給食会の認定によって納入してもらっている。地元の食材を優先して発注しているが、地元産以外の食材も使う。大量の食材を扱い提供する必要がある。決まった規格で納入する必要もある。より安価な食材確保も必要。決まった規格で納入することが困難な場合もある。五島の魚はキビナゴや鰤を使用している。学校給食習慣中の1月22日に給食を食べた。私も五島の魚は大好きです。引き続き給食会、栄養教諭と連携したい。

山﨑 どういう取り組みを考えていますか?

教育長 地産地消・魚の提供は学校現場も子供も求めている。業者も含めて方向性を見出していきたい。全てを地元産で賄えるか確約はできないが努力したい。

山﨑 努力していただき良い方法があれば教えていただきたい。

第3次五島市食育推進計画における学校給食に関わる部分の結果と今後の課題について

教育総務課長 学校給食の1日あたりの平均残渣量が11.8g、・・・R6が14.8gで未達成。地産地消目標の67%に対して、24、21、29、23%と未達成。牛乳の要因が大きい。食育に取り組んでいるが、子供に負担がかからないように、強要は指導していないので削除したい。米・ぶた・肉などの使用は引き続き使用して、地場産物推進習慣を通じて食育に努めたい。

山﨑 残渣の目標は次の目標に入れない?

教育総務課長 第4次の策定にあたり、主体的には国保側が事務を担う中で教育委員会としては外している。

山﨑 今は嫌いがもっと嫌いになると思うが、残る量のことは考えなければいけない。先生方も心を痛めており忍びないという思いがある。子供達にとってもそのことを認識してもらわないと困る。食育の観点できちんと伝えなければいけない。目標設定しないと心配だが、給食センターにみんなで見学に来れば良いのでは。奥浦小の場合は低学年の子供達が現場を見て、作ってくださっている人がいることを見るのが大事。残さず食べたいという思いが湧いてきた、という雰囲気で残渣が少なくなったと聞いた。やった方が良いと思うが、そういうことはやって欲しい。残った生ごみも含めて処理はどうなっているのか。

教育長 残渣をなくす努力は栄養員の方も頑張っている。好き嫌いがあって工夫しながら促してはいる。給食の経緯も給食センターでやっている。勿体無い運動・食べることの大切さを学級担任が教えている。努力はしている。職場見学もキャリア教育としても大事。センター見学は必要と思うので働きかけていきたい。教育委員会としては推奨はできるが強制はできない。

教育総務課長 野菜の皮など不要なものと一緒に燃やすゴミとして処理。福江清掃センターに1にち、福江で45リットル8袋、富江は3袋。三井楽では市の指定ゴミ袋で出している。

山﨑 水分が多いと堆肥にはダメと分かるが、手間がかかるのは残念。毎日それだけのゴミを燃やすことは良くない。学校の現場でそれをすることはクリーンな五島市のイメージに繋がるので考えていただきたい。生ごみを燃やすのは燃料も食べ物も無駄。残す事と関連して給食の時間がとても短い。人数が多いと配膳に時間がかかり食べるのが遅い子はそれが憂鬱だという声もある。時間を取れないのか。食事の大切さを考えてほしいと思っている。学業にしてもスポーツにしても食の上に成り立っているのでそこを第一に考えてほしい。教育ということで意識してほしい。

学校給食における地産地消の促進について

イ使用頻度の高い野菜を中心に契約栽培のシステム化及び保存施設の確保を検討できないか

山﨑 今のままのシステムでは地産割合を上げることができないと思う。例えば静岡県のフクロエシでは美味しい給食化で地産地消を進めている。給食用の野菜をつくらないかと営業もしている。市が取り組んでいると。そのくらいしないと上がらないと思う。契約栽培をしているがそういうことを検討できないか。

産業振興部長 応じてくれる農家がいれば対応可能。玉ねぎは市内で販売用に作っている人は少なく自家消費が多い。保存経費がかかります。値段もアップしないと提供側の損失が出る。給食センターで支出対応が可能であれば検討できる。

ロ学校給食会に対して食材の購入費支援または定期的な五島産食材の提供について検討できないか

山﨑 費用がかかるのであれば、給食会の努力だけでは難しい場合、市も支援した方が良いのでは。

市長 学校給食の食材費は法律に基づき負担してもらっている。食育を進める中で特別な行事の時に補助することは研究したい。

山﨑 五島牛とかですか?

市長 色々な好みもあると思うがいすゞみも工夫次第で美味しくなる。富江・三井楽では11月・12月に実施している。福江でも予定している。

山﨑 大変好評との話を聞いた。提供してもらえれば良いが買うと鯖よりも高かったと。そのへんの所も考えていただきたい。無償化について聞いているが、一貫して行わないと。9500万円かかるということでしないのであれば、食材の購入費の支援をしても良いのでは。教育福祉委員会で岡山県奈義町に視察に行ったが、出生率が2.95の数字を記録。子育て応援宣言を出している。少子化対策は子育て世帯だけの問題ではないと。減少すると商店やスーパーを維持することが難しくなる。高齢者の安全安心にも繋がると掲げている。給食費が保育園幼稚園無償化。4600万円の予算だった。五島市は出せないと言うが、一般会計が50億円の規模で5000人。なぜ五島市が出せないか不思議に思ったがどう思うか。

教育総務課長 スクラップアンドビルド。我々は無償化はしないと言っている。国がやるべきだと主張している。奈義町の先行投資はあるが、学校給食法に基づき保護者負担であると。何を減らすのか、優先順位については自主財源が1割をどう崩すのかとなれば、もっと議論すべき話。よその自治体がやっているから出来るのではというのは違うと思う。

山﨑 購入費の支援くらいは考えても良いのでは。給食会と行政が連携を深めなければいけないと思うがその点については。

教育総務課長 農林課と連携しながら価格を示し、安定的に納入できるかご意向を聞きたい。

ハ生産者、学校給食会、行政の連携について

山﨑 昔は給食センターに職員がいたが、今は物理的に離れており動けないのではと思っているが、どうか。

教育総務課長 昔はそうだったが人材不足が否めない。

給食費未納問題の解決に向けた取組について

山﨑 連携がなければできないと思う。未納問題の取り組みは。

教育総務課長 0.8%が未納。五島市給食会に委託しており文書通知・訪問で対応している。訪問時には就学援助を案内している。

山﨑 未納が大きいので市の方でやって欲しいと思う。

福江学校給食センターの改修または建て替えの具体的な計画について

教育総務課長 福江学校給食センターは基礎調査している。改修の範囲・優先度・工事費・報告書作成をする。調査結果は総合的に判断して、方向性をとりまとめたい。

山﨑 具体的な計画はない。もし決まったらなるべく早く知らせてほしいとおっしゃっていた。予期せぬ事態は必ず起きる。一つにしてしまうと無理があると仰っていた。富江三井楽は使えるうちは使ってほしいと。一つにするとどこからも遠くなる。その辺もこれから検討か。

教育総務課長 人材不足・高齢化が進む中で集約した方が望ましいと言う声もあった。2時間以内に食べさせなければいけないので、ルートを給食会では思案を検討している。調理員の方のことも考えなければいけない。そういったものも含めて課題は出てくると思う。情報開示できる状況であれば開示したい。

山﨑 現場の意見を尊重してほしい。良くなれば五島のイメージ・教育環境の魅力になると思う。

しま留学について

取組を始めた経緯及び現状と課題について

学校教育課長 福江島と離島地区では学校統合再編が難しく、危ぶまれる状況だった。併設校の島留学を受け入れて島全体の活性化を目指した。毎年島留学・家族留学を合わせて15名前後を受け入れている。島のみなさんに見守られて生活している。遠く離れた見知らぬ土地・人と暮らすのは大きなストレス。島親・実親・生徒のトラブルが多いことも事実。

しま親、保護者、児童への支援体制について

学校教育課長 支援体制は課題解決のために島留学コーディネーターを配置している。留学生の日常的支援・調整。体験活動の企画運営。活動内容のコーディネートなど。スクールカウンセラーを離島地区にも派遣できるようにしている。

山﨑 コーディネータはどこで誰がしているのか。

学校教育課長 久賀・奈留在住者にお願いしている。

山﨑 島民のボランティアですか?

学校教育課長 現在島留学コーディネーターとして学識経験者にお願いしている。奈留島は活動できていない。

しま留学制度の趣旨はそのまま、小規模小中学校への転校を促す情報発信や支援について検討してはどうか

山﨑 昨日孫ターンの話もあったがこれから考えていくと言うことだったが、昨日の答弁通りか。

学校教育課長 昨日答弁した通り。島留学制度をベースに検討していく。

山﨑 今から新しく考えていくと思うが、福江の子供がとても減る。絶望的なくらい減ってしまう。島留学の趣旨をそのまま福江の小規模の転向を促すための情報発信についても作ったらどうか。市がそこまでお金を出さなくても、UIターンに結びつけるための発信をしてはどうか。

学校教育課長 学校統合再編ができない。久賀・奈留地区のみで行っている。嵯峨島も検討している。島親ができないということで実施できていない。孫うけは今後検討する。

山﨑 島留学とは別にと訴えている。奥浦で児童を増やそうとしているが、統廃合をいつ言い出すか気が気ではない。前の統廃合は急に決まってしまったショックが大きいのでなんとか子供を増やしたいと思う。姫路市のアゾノ小学校は高齢化率も高いが、小規模特任高と言うことで57名まで増えたと。そういう例とか宇部市の9名も特任校だったが25名に増えた。姫路市は市が大きいが、五島市はそもそも人が少ない。福江島の中の小規模校を外に移住を含めて連携ができないか、お尋ねしたい。

教育長 いきなり統合はあり得ない。現状実情を数字で示した。子供の数はこうなると。情報を共有しながら承りたいと。島留学が生まれた経緯、色々なところでやっているが五島市は二時離島を抱えている。その学校を守る観点が多い。学校存続のために全国の施策を見ながら五島市バージョンにした。福江島の中でもと案で承ったが、二時離島が存続可能か。もし留学制度を持ってきた場合本来の目的を達成できるか、慎重にやっていかなければならない。

保育園留学について検討してはどうか

山﨑 ハードル高いが、保育園留学は。

地域振興部長 これまでワーケーションイベントで7−10日で来て頂いてお子様連れの場合は保育園の受け入れをしている。家族移住体験の場合は相談を受けた場合は連携して受け入れ可能と思っている。