【2025年12月五島市市議会メモ】古里 賢一議員

五島市の市議会では、議事録が閲覧可能になるまでに、数か月かかります。

そこで、議事メモを残しています。

※内容は正式な議事録ではないため、発話の全てを反映しておらず、必ずしも正確でない箇所もあります。

日時 2025/12/10 10:38ー

公共事業について

市道の環境保全に関する事業の発注件数および金額について

古里 道路環境の保全に関わる樹木の管理について。

市長 市道と県道の環境保全。市道の植樹帯はフラワーロード事業で506万円・・・R7は731万円。植樹帯はR4・・・R7は772万円。市道の業務委託比はR4・・・R7は4990万円。

建設管理部長 県道の環境保全について、植樹帯以外の維持管理の発注件数はR4 1650万円・・・R7 1820万円。維持管理に伴う発注件数はR4・・・R7 5100万円。

道路の環境保全について

古里 実際保全に関して携わる企業団体の委託先は。

建設管理部長 フラワーロードは地域の有志団体。それ以外は民間委託。財源は古里づくり寄付金を活用。

予算の効率的な執行について

古里 街の方の声を聞く中で、道路脇の雑草・花壇や街路樹の歩道が狭いとの声を聞く。転倒・安全面の問題・夜間の見通しの悪さが指摘される。樹木・植樹に関して車やバス運行の妨げになる部分もある。安全面の確保がされていないとの見解もある。提案になるが、観光バスもある中で保全・景観の確保について、海もすごい綺麗で緑も多く自然環境が素晴らしい島である。大阪出身で9年前にやってきて素晴らしい自然の中で暮らしている。だからこそ、樹木だったり雑草だったり重点的に予算を組んで効率的な取り組みを行なってほしいが見解は。

建設管理部長 事業の縮小は考えていない。重要なインフラであり安全性向上は責務。一方を減じて一方を増やすことはない。危険と判断した場合は対応する場合もあるが本来は土地所有者が管理する土地。今後も充実化を図るように周知に図りたい。

古里 引き続き地域住民の方に周知徹底の取り組みに尽力していただきたい。

獣害対策について

現在の被害発生状況について

産業振興部長 農作物への被害はR5に713万、R6 1312万。今年は被害額約1千万円で被害額は上昇傾向。猪の掘り起こしによる崩落・落石などが確認されている。

古里 被害に対して防止策の取り組みの詳細を。

産業振興部長 有害鳥獣被害の対策として、防護対策、餌場をなくす住み分け、捕獲対策がある。長崎県の虎の巻にも継続的取り組みが重要とある。農地への侵入防止策が重要であり資材を貸し出している。住み分けは嫌がる環境を作ることが大切である。野菜や果物の残渣処理が効果的である。捕獲対策では狩猟免許の補助、報奨金支給をしている。継続して取り組むことが大切。3対策の説明会を実施して周知している。

被害防止対策について

市と猟友会の連携状況、捕獲実績及び猟友会への支援について

古里 連携状況と猟友会への支援は。全国では熊被害があるが、猟友会の名前がたびたび聞かれるが、猪・しかの被害が上がっている。猟友会の関係組織との連携については。

産業振興部長 関係機関との連携で被害対策防止協議会を設置している。主に農作物に被害を与える鳥の追払いをしている。活動費を支援している。カラス・青鷺の被害が確認されている。

古里 後継者育成の課題があると思うがどうやって人材確保するか。

産業振興部長 後継者問題は重要。22名の方がいるが60歳を超えているが現状として活動できるメンバー。最年少は31歳。こうした方が後継者になる。

古里 引退するときも一気に引退すると思うので若者の育成に目を向けて頂きたい。

学校教育について

不登校問題について

イ現行施策の進捗及び効果について

古里 現状の進捗と効果は。

学校教育課長 不登校については年間欠席が30日以上の生徒の実態を確認している。10月現在、不登校児童の生徒割合は2.6%で約0.6%減少している。全体的な傾向は改善傾向だが引き続き課題として捉えている。困り感を解消して安心安全にできるようにする。

古里 明るい情報になると思う。

ロ不登校児童の健診について

古里 現状は。

学校教育課長 児童生徒の健康状態を把握して早期に把握することを目的に6月までに実施される。診断日に受けなかった児童生徒は確実にされるように促している。保護者へ通知して確実な診断を行う方法を示している。養護教諭を中心に個別依頼をしている。受け入れ決定したことは保護者へお知らせしている。尿検査の実施は保護者へ依頼して検体を持参する対応もしている。不登校傾向の児童生徒は健診日に登校できない場合もあるので、学校の取り組みを継続したい。

古里 デリケートな問題を抱える子どもたちのために丁寧な対応をお願いしたい。

ハ民間のフリースクールに対する支援について

古里 事業主の方からの言葉・意見だったりするが、運営が難しいとの声を聞く。補助制度について再度お伺いする。

学校教育課長 市内に設置しているフリースクールへの補助や支援はしていない。市内小中学校の学校の取り組みを最優先に行う。全ての児童生徒が学べるように心理的安定に繋げる取り組みを進める。繋がりを重視した連携を進めて困り感の解消につながる取り組みを進める。

古里 彼らの居場所はとても重要と考えている。スクールをステップとして学校に戻ったりして存在している。フリースクールの組織に対する助成金・利用者への支援拡大強化を提案したい。ぜひ前向きな検討を。

いじめ対策の現状とその実績及び効果について

学校教育課長 国が示したいじめ防止対策推進法に基づき、早期発見に取り組んでいる。年に3回調査している。解消している状態とは・・・心理的物理的影響の行為が継続して3ヶ月止んでいること。心身の不調を感じていないこと。R5は90%、R6は80%となっている。引き続き取り組んでいく。

古里 私自身、いじめは悪だと断言している。泣いている子供達がいる。親も一緒。少数かもしれない。転校・不登校があってはならないと思う。五島にいる全ての子供が笑顔で過ごせるように取り組んでいただきたい。私自身、教育が第一の突破口だと感じている。教育委員会はプロだと感じている。効果的な案が多数出てくると正直思っている。効果的な提案していただきたい。良いものは良いと、提案をしてもらえれば効果的な事業運営ができると考えている。対応が遅れるにつれて、現状苦しんでいる子供達が取り残されることがないようにしてもらいたい。

性教育について

イ学校教育における取組について

古里 様々なハラスメント防止が講じられている。私自身、子供同士の間で発生するハラスメントが深刻な問題と認識している。単なるイタズラや喧嘩ではなく被害者の心身に深刻な影響を及ぼす人権侵害と捉えている。市の認識と学校の取り組みは。

学校教育課長 性教育は発達段階に応じて3−6年、中学校でも教科横断的に行なっている。被害・加害の防止については県の専門医の事業を活用して、精神的・性的暴力などのヘイトDV学習をしている。R4−7で市内全ての小中学校で性暴力・命の大切さの教育をしている。

ロ性被害防止及び加害防止に向けた対応と取組について

古里 ハラスメント事案が発生した場合、マニュアルは確立されているのか。情報共有研修はされているのか。

学校教育課長 いじめ防止対策マニュアルに基づいて対応している。性暴力の法律に基づき、児童生徒の保護者に向けた実態調査を実施している。引き続き権利・利益の擁護に努めていきたい。

部活動の地域移行について

イ現在の進捗について

学校教育課長 学校教育課長 R6に検討委員会で協議を進めた。認定制度を定めて地域クラブ活動として団体を認定して中学校部活動と同様に配慮が保障される。スポーツ協会の大会は勿論、県中総体への参加も認められる。認定された地域の費用は遠征費用・新規立ち上げ費用など、同程度の金額を交付する。育成を着実にするために指導者研修会・要請研修会を定期的に実施。10の地域クラブが認定されている。

ロ今後の取組について

古里 進めるにあたり、事前に通告の際に伝えていたが、子供のハラスメントについて。私自身、子供のハラスメントの当事者の1保護者である。少数の代表として未来の加害被害・傍観者にしないために行政として毅然とした実効性のある再発防止策・取り組みを改めて求めるが、教育長へ教育委員会としての決意を。

教育長 具体的なものか一般的なものか分からないが個人の考え。不登校・いじめ・性加害は関連性がある。将来の育成のために頑張っている点は変わらない。加害被害もある。どちらも指導してまずは被害者を擁護しなければならない。ハラスメントは性的なことは知らない事で恐怖を覚える。正しい知識を教えることが重要と考える。HIVの時も言われのない誹謗中傷があった。そのため正しい知識を前提に、人権侵害にあたる事案があった場合は連携を進めなければいけない。未来があることも含めて関係機関と連携を取らなければいけない。学校教師には限界があるので保護者と繋がることも大事。子供は教師保護者だけでは育たない。社会人として育つためには同じ方向を向くことが大事。ご協力を頂きたい。

市長 いじめとハラスメントは絶対あってはいけない。私たちにもできることは範を示すことが出来る。すぐに市議会に動いていただいた。中々市役所の方で対応できていないのは情けない限りだと思うが、明るい未来を作りたいのでハラスメントは許すわけにはいかない。私も色々聞いています。一つ一つ無くさなければいけない。私たちが作っていかなければいけない。教育長と同じ気持ちである。ご協力をお願いします。