【2025年6月五島市市議会メモ】古里 賢一議員

五島市の市議会では、議事録が閲覧可能になるまでに、数か月かかります。

そこで、議事メモを残しています。

※内容は正式な議事録ではないため、発話の全てを反映しておらず、必ずしも正確でない箇所もあります。

日時 2025/6/18  10:37ー

福祉行政について

健康診断の取組について

イ受診実績について

市長 40ー74歳までの特定健診、後期高齢者検診、生保の基本検診、独自に20ー39歳の早期介入検診を実施。特定健診は37.5%であり2.2%向上している。後期高齢者はほぼ横ばい。早期介入は2.2%減少。受信率は高いとは言えない状況。県全体の受信率を下回っている。五島市では受診者の中から特産品をプレゼントする取り組みも行っている。積極的に周知したい。

古里 市長の話にもあった通り、インセンティブをしている。五島市では似たような政策による考えは。

福祉保険部長 ガイドの送付、HPへの掲載、ICTを活用した受診干渉、個別訪問、セミナー開催などをしている。抽選で特産品を与える事業は当選枠を拡大した。20−39歳など集団検診だけでなく機会を拡大した。

古里 引き続き受診率向上に努めていただきたい。健康である事が大事であり雇用拡大にも繋がる。

ロ受診促進の取組について

世代別の予防医療の取組について

福祉保険部長 高血圧の割合が非常に高く、五島市の成人を対象とした横断研究において、市民はどの世代も塩分を取りすぎている結果が出た。減塩チラシ配布・小学生への食育教育・試食会の取り組みを行い啓発をしている。R6は保健師が出向き予防教室・血圧コントロールの普及・心疾患の発症予防、治療中断者に保健指導を実施して受診鑑賞をしている。

帯状疱疹ワクチン接種に関する五島市の取組について

福祉保険部長 ウィルスが免疫低下により再活性化する病気で3ヶ月以上に渡って痛みが持続するとされる。4月1日により予防接種のB類にされて65歳以上の高齢者に定期接種をしている。5歳刻みの方に接種し、全ての方への経過措置が求められている。

古里 50歳以上から罹患率が増加していることが示されている。より早く予防接種を始めるのが効果的と考えている。接種の対象年齢を下げる対応は。

福祉保険部長 50歳以上の市独自の予防は、発症リスクの高い人を優先的にしているので、リスクが高い人を終えた後にしたい。

障害者交通費助成券の利用基準について

福祉保険部長 3障害全てが対象で車椅子乗用がわかる書類・医師の意見書を確認して、心臓・腎臓・呼吸器障害・移動障害の方が1級・2級の方が対象。県内の他市よりも充足していること・財政負担が増えるので現状を維持したい。

市長 これまで障害がある方のために様々取り組んできた。これからもきちんと寄り添っていき、共生社会の実現を目指す。

五島市奨学資金について

利用状況について

教育総務課長 貸与型給付型がある。数名が利用。平均も数名。給付型は5名が決定。奨学金は国の制度が充実しているので減少傾向にあると考えられる。

古里 申請者が定員割れしているということだが、貸与型・賞与型の人数と算定基準は。

教育総務課長 貸与型の趣旨は向学心に燃えて就学が難しい人に貸与している。20名以内、35名以内、高校二万三千円、大学は四万円以内。選考基準は成績優秀・就学困難・家系の状況を考慮して行っている。給付型は特に優秀であり困難な学生。毎年5人以内で月学2万円以内。直近の国語・数学・英語の順位が申請者のうち5位以内の方が対象。

貸与型と給付型の算定根拠について

対象基準について

古里 算定基準について提案がある。申請者が少ない状況に対して、貸与型ではなく給付型のみでの対応ができれば向学心に燃えると考えている。その点については。

教育総務課長 国の制度が充実していること。財源確保の事もある。奨学基金は年間480万円。16年間しか持たないことになるので、制度の拡充については考えていない。

一般県道大浜福江線交通安全施設等整備工事について

現在の進捗について

建設管理部長 振興局に確認したところ、410m区間をH28に着手してR4に完了。800mの未整備区間もある。

未整備区域について今後の予定は

建設管理部長 今年度を事業着手として測量を委託する予定。崎山地区にお住まいの方の重要な道路。事業計画の把握に努める。

古里 大きな事故は発生していないが、子供達も学校に通う区域なので安全によろしくお願いします。

市営住宅について

五島市内の市営住宅の戸数と入居状況について

建設管理部長 5月末現在で制限を除き報告。546戸あり、492戸が入居。空きは募集をしている。

入居について

イ申込みについて第一希望のみの理由は

建設管理部長 入居条件は定額所得者で困窮している人が対象。状況を調査して困窮度合いが高い人を優先している。新しい住宅に希望が殺到して空き状態が長期化する可能性がある。1世帯につき1人で申込の分散化を図っている。

古里 そのような考えがあると知れてよかった。第一希望の応募のみで一度落選すると0からの、という事で第二希望が増えるだけすぐに入れる、今すぐ住居を構えたい方もいるのでご検討頂ければ。

ロ入居者決定後の空き家について取組は

建設管理部長 入居の準備が整った住宅を対象にしている。HPに周知をしている。高齢者など多くの方から申し込みがあり、決まらない場合もある。定期募集・随時申し込みを受け付けているので、貴重な選択肢となるでご活用ください。

公共交通について

公共バスおよびスクールバスの時刻表改定における関係機関との情報共有について

産業振興部長 路線バスは五島自動車が運輸局に対して変更申請をしている。市・教育委員会に報告があっている。示された改正案に対して意見・要望をしているが対応が厳しい状況。ダイヤ変更の利用状況を確認しながら見直しを検討したいとのこと。

教育総務課長 スクールバルの時刻表は学校の登下校の状況を見て運行案を作って決定している。

古里 時刻改定はどう市民に知らせているのか。

産業振興部長 HPへの掲載・時刻表の新聞折込・バス停へチラシを貼り付けてお知らせをしている。

古里 スクールバスは。

教育総務課長 毎年利用状況により時刻表や変更の要望があった場合は教育委員会が運行事業者と協議を行う。登下校の時間が変更になった場合は調整を行い保護者に周知する場合もある。

古里 引き続き丁寧な対応をお願いします。

チョイソコごとうにおける乗り継ぎについて

産業振興部長 福江のエリアは5つあり、各エリアと福江は接続している。それぞれのエリアで300円の利用料金が発生する。複数車両が一度に動くよりも、エリアを決めた方が効率的。長崎県内で導入している全ての地域が五島市と同じ形になっている。

古里 境界内での移動は便利でスムーズだが、他地区の乗り継ぎはかなり不便だという声も聞いている。隣接するまで境界を広げることは考えているか。

産業振興部長 地域間移動は路線バス、地域内移動はチョイソコと考えている。

墓地管理について

墓の撤去についての市の支援は

市民生活部長 助成制度はない。

古里 1984年に制定された法律を基に墓地管理を市区町村でしていると思うが、市で管理する墓地があると思うが、デリケートな部分になると思う。今後高齢化社会が進み独居の高齢者も増え、二じ離島は墓じまいの相談もあった。それも含めて公衆の安全に取り組んでいけたらと考えているので、終活の一環として引き続き取り組んでいただきたい。

散骨及び樹木葬について

市民生活部長 散骨は故人の遺骨を粉末にして散布して弔う方法。樹木葬は・・・花を墓標とする方法。岐宿に2ヶ所。奈留に1ヶ所。散骨は墓地・墓苑では行えない。市の墓地は区画上げされており樹木葬は想定されていない。

古里 規定はなく個人に任せるという事で宜しいのか。

市民生活部長 法の縛りがないのが現状。

財政調整基金について

基金の詳細について

総務企画部長 年度間の財源不均衡を是正するための基金。財源が必要となった場合の不足を補う基金。安定した行財運営に欠かせない。

過去から現在及び将来の基金額の推移について

総務企画部長 H16時点で12億だったが、R 6は37億。今後はR7からR11にこれまでと同様に継続した場合、R11は枯渇することになる見込み。事業の廃止・見直し・選択と集中を行い健全な財政運営に努めたい。

使途について

総務企画部長 市の一般会計の不足を取り崩しており、特定の事業に使っているという説明は出来ない。会計年度独立の原則があり、R7の予算で言うと、市税・地方交付税・・・加えて9億円が不足したので繰入金で賄った。

古里 巷では財源調整基金に関して市の貯金と捉えられる人もいる。そこを使って減税や市民サービスの向上に繋げてほしいとの声もある。基金の運用が全てではないと思うが、本日質問させていただいた質問の内容に関しては、先を見据えた支援・引き続きご検討をお願いしたい。