【星空ガイド直伝】五島市福江島の星空観賞のおススメ場所と注意点

私は2017年から五島市福江島で星空ガイドの仕事をしています。

本記事では、五島市で星空観賞を楽しむためのポイントをお知らせします。

星空観賞のおススメ場所は?

星空を楽しむためには、「光害が少ない事「と、「視界が広い事」が条件となります。五島市福江の街中でもそこそこ星空は見る事は出来ますが、福江島の中心地から近い場所で星空観賞がおススメの場所は、以下の通りです。

  1. 鬼岳
  2. さんさん富江キャンプ村
  3. 魚津ヶ崎キャンプ場

①鬼岳

五島市のシンボル的な山です。ここでは駐車場から徒歩6分位で途中の東屋まで登る事ができ、視界は抜群です。夜はゴルフ場の光が若干気になりますが、山頂に至る場所まで移動すればそれほど気になりません。

ただし、鬼岳に至るまでの道路は非常に暗い道が続くため、車の運転に自信がない方はお勧めしません。タクシーを利用するか、星空ガイドの予約をお勧めします。

②さんさん富江キャンプ場

さんさん富江キャンプ場も、視界が開けている場所となるため星空観賞には向いています。

https://goto.nagasaki-tabinet.com/reserve/61773

事前に予約して宿泊するのも醍醐味です。

➂魚津ヶ崎キャンプ場

「舞い上がれ!」のロケ地でもある魚津ヶ崎キャンプ場も、視界が開けている場所であり星空観賞には向いています。

https://goto.nagasaki-tabinet.com/reserve/61778

2024年7月、オートキャンプ場完成もしているので、事前に予約して宿泊するのも醍醐味です。

星空観賞の注意点は?

持ち物を準備する

星空が鑑賞できる場所まで移動する際に、持ち物として下記のモノがあると良いです。

  • 折り畳み式簡易チェア(又はブルーシート)
  • 懐中電灯(又はスマホのライト)
  • 双眼鏡(必須ではない)

椅子は現地に移動してから座って星空を鑑賞するために良いですし、ライトは暗闇を歩く際に必要になります。

双眼鏡があれば、肉眼で微かに見える星団や惑星も観察する事が出来ます。

冬:防寒対策を忘れずに

冬の夜空は澄んでいて、明るい一等星も多いため星空観賞には良い季節です。

しかし五島の冬は風が強く、とても寒いです。特に鬼岳は標高が高くて風も強いため、防寒具は必須です。

夏:蚊の対策を忘れずに

夏はさそり座を中心に、天の川までくっきりとみる事が出来ます。

ですが、芝生の上では蚊が多いため、蚊よけスプレーがあると良いです。

事前予習で一層楽しめる

事前予習をせずに星空を鑑賞すると、「わあすごい、きれいだね~」で終わってしまう可能性大です。

ただ単に星を見るだけでも良いのですが、星座の予習をするとより一層楽しむことが出来ます。

予習の参考としては下記サイトが参考になります。

今日の星空

https://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/skymap.cgi

その日に見える星空だけでなく、惑星や月の配置も分かるので便利です。星空ガイドをする際は必ず事前に確認します。

Star Walk 2

Star Walk 2というアプリがありますが、こちらはリアルタイムで星座の情報を知るのに便利です。

https://starwalk.space/ja

五島市の星空ガイド

とはいえ、旅行で五島に来たのに事前予習をするのはハッキリ言って面倒です。

そのためお勧めは、ガイドに星空の案内をしてもらう事です。五島市で予約可能な星空ガイドは以下の通りです。

五島市観光協会

(R7.4~R7.9)鬼岳星空ナイトツアー【現地集合プラン】

アクロス五島

https://goto-acros.net/guide.html

凹凸

凹凸は私が事業主をしています。夏はSUPをメインに、年間を通じてトレッキングガイドもしています。

絶景星空案内

五島市で見える星の一部紹介

2025年3月22日に見えた星座の紹介です。iPhone12の夜景モードで撮影しました。

(左下)オリオン座、(その右)うしかい座、(その上)木星、(右上)ぎょしゃ座

中央下にプレアデス星団(すばる)

上にふたご座、その下に火星

中央付近 北斗七星