【2025.3/五島市市議会メモ】古里賢一議員

五島市の市議会では、議事録が閲覧可能になるまでに、数か月かかります。

そこで、議事メモを残しています。

※内容は正式な議事録ではないため、発話の全てを反映しておらず、必ずしも正確でない箇所もあります。

日時 2025/3/14 10:00ー

教育行政について

給食費の無償化について

古里 不慣れで重複した質問になるがそれだけ関心度が高いと理解していただきたい。

市長 学校給食法で保護者負担。就学援助している。(以下、他の議員に対する質問と全く同じ答弁)。新たな財源が必要。負担が厳しい。国がやるべき。石破氏も検討するとの答弁。国の動向を注視。

古里 義務教育は無償とすると憲法で定められている。教科書代も無料。給食費もその一つだと捉えている。給食の充実は優先度が高い。食育の観点からも国の支援は必要だが市が率先することが重要と思う。

中学校の制服無償化について

学校教育課長 業者が既存の制服の生産中止となり新たな指定が必要となった。性別に関わらず制服を選べるようになったりスラックス併用などの配慮が求められている。学校の制服指定は学校の実情に応じて校長が判断。権限を有するものではない。五島市校長会の委員会、採択委員会で2年間の準備を経て、統一型を導入する。制服の金額は把握していたが、補助としては計上していない。就学援助世帯は、補助している。

古里 昨今物価高で教育費の捻出に苦慮している。未来を担う子どもたちを社会全体で支援することが求められる。絶対必要なもので無償化されると助かると思う。無償化の実現に向けて一部支援・補助の考えは。

学校教育課長 教育委員会としては考えがないが、状況を踏まえて検討する必要はあるかと。

古里 補助が実現できれば皆様からのお金を目に見える形で使われて嬉しいと感じるはず。子育て世帯が自治体・社会から応援されているメッセージになると思う。子供が増えて街の活性化につながり税収が増えて福祉に割ける財源が増える。しっかり訴えていきたい。

崎山小中学校、奥浦中学校の統廃合により生じた学校運営費の削減額と使途は

教育総務課長 崎山・奥浦・大浜をまとめて答弁。経常的な経費の維持管理1600万円、消耗品620万円、公務員1530万 3750万円を支出。廃校となった学校は交付税措置がなくなり、小学校1校につき1193万円、中学校は1400万円程度がなくなり、普通交付税が段階的に減らされる。(各学校の詳細聞きそびれ)合計は6437万円。統合後の経費、スクールバス1150万円、運行は交付税措置で982万円程度。経常経費よりも、交付税措置の収入が大きいので実質的な税収は減少する。

古里 税金がどのように使われているかは納税者の興味あることと思う。今ある歳出を見直し思い切った経費削減による見える政策を継続していただきたい。

廃校舎の活用状況及び今後の計画について

総務企画部長 公共施設全ては保有量を縮減する方針。一体的にまずは売却・貸付を方針としている。

古里 売却との答弁だが進行具合は。

総務企画部長 直近では半泊を売却、市のHPでバナーを貼り貸付に向けてお知らせをしている。まずは売却で先方にお伝えしている。

古里 売却交渉中だが、短期的・中長期的に利用できるのか。

総務企画部長 有効活用もあるので貸し出しもある。これまでの廃校は61件の専用許可を出しており短期利用・長期利用で積極的に貸し出している。

古里 売却に取り組んでいるということで、企業誘致、研究施設、遊び場などの運用方法があるので取り組んでもらいたい。

スクールバス、路線バスの今後の各地区の運用について

教育総務課長 各地区の紹介。児童生徒の支援として大浜、雨通宿、崎山の児童はバスの運賃代を支援。

古里 今現状、スクールバスを運用している地区は今の条件で継続か。

教育総務課長 利用している児童生徒数が減少すれば大型バスで中型のバスへの変更はあるが、継続して運行したい。

古里 小型になっても運用するということで、段々と地域に子供が少なくなり学年が上がり、スクールバス通学の声を聞くと、今まで児童が減り、路線もなくなる危惧をしている声を聞いたので質問した。

小中学校の不登校について

イ 不登校児童・生徒の現状について

古里 五島市の現状を

学校教育課長 年間30日以上の児童生徒を確認。1月末で不登校児童は3.75%で増加傾向で喫緊の課題。一般論の紹介。個別に事情は異なる。

古里 私の聞いた声では学校自体に心配をされたり悩んだりする声も聞く。学校として児童へのフォローはどうしているのか。

学校教育課長 学校適用支援員を2名配置して対応している。福江文化会館1Fに2名のタケノコで自立支援をしている。スクールカウンセラー・ソーシャルワーカーで未然防止に努めている。

ロ 学習保障について

古里 学校へ行けない児童の学習保障は。

学校教育課長 家庭でも授業を受けれるようにタブレットで学びの継続に繋げている。教室に入れない児童は安心できる教室で個別に受講可能。

古里 当事者の悩みや不安でもある。出席についての取り扱いは。

学校教育課長 家庭でオンラインで授業を受ける、又は別室で授業を受ける。全て出席扱い。

古里 中々タブレットで繋がれない児童がいると聞いている。引き続き支援をよろしくお願いします。

ハ フリースクール等の活用状況について

学校教育課長 五島市のフリースクールは県主催の会議でそれぞれ情報交換をしたり連携をしたりしている。確かな一歩推進事業でフリースクールでの機会を得ている。出席扱いにもしている。

ニ フリースクール等への支援状況について

学校教育課長 教育委員会として市内に設置している補助や支援はしていない。市内各小中学校に応じた取り組みが充実すること安心して学べるような支援体制の整備を引き続き進める。今後フリースクールとの連携を重視して困り感を精査しながら対応策を研究したい。

教育総務課長 フリースクールと公的支出で考えを述べている。保護者への支援と事業者への支援の二つを。就学支援金の援助があり事例も数例ある。事業者へは一定の認証施設への補助もある。憲法上、疑義が残るの見解。教員の資格、設置基準、各種の権限を通して公の支配があるので交付の支出が可能になるが、自由度が薄れる課題もある。東京都荒川区では、学校や教育委員会との連携など、民設で支援をしている。他の自治体の事例も含めて関係団体を交えて情報交換・意見交換したい。

古里 今日も学校に行けない生徒は存在する。保護者の方や運営者の話も聞いた。子供達が五島の未来を担う存在。人との繋がりを感じられて楽しいと声を聞く。勉強もしなければ行けない、不安の声も聞こえる。支援の必要な場が多くなると思うが、支援が厳しい話だったが、現実問題運営していく事業者も現行の補助では継続が難しいとの声を聞く。フリースクールの裁量にもよるが、学習補償の一環として認定できるのであれば、継続的な支援が必要と感じる。少しずつ笑顔を取り戻す子供を見ると、家庭も明るくなる。地域も明るくなる。社会が明るくなる。前向きな検討をお願いします。

交通弱者対策について

五島市の現状と今後の対策について

産業振興部長 路線バス利用者の減少、減便、廃止が実施されてきた。乗合タクシーを導入してきた。チョイソコを導入。地域公共交通計画で定めている。地域の皆様の移動手段・路線バスの融合による再編に取り組み移動手段を存続させたい。

古里 富江にはタクシーもなくバスも手薄と感じる。免許返納者の多くが不自由さを感じて、要望も多く挙げられている。チョイソコサービスでは十分に応えられないと感じる。交通網の整備を訴えている。深刻な問題ですので改めて政策的に優先度を高くして取り組む必要があると思う。バス・マイクロバスの拡充を考えているか。

バス路線の拡充について

産業振興部長 五島自動車に確認したところ、ドライバー不足、利用者減で新たな路線は難しいとのこと。

古里 行政としてはどのような案があるのか。

産業振興部長 交通機関がなくなりコミュニティバスをやっている。地域の皆様にアンケートをしてより良い最小の経費で最大の利益を考えて行なっている。予算が十分にあればできるが。。事業者が対応できなければ何もできないと考えている。

古里 より皆様が安心できる案を提案したい。

公共ライドシェアの導入について

産業振興部長 手の行き届きにくい玉之浦で実証運行をしたい。課題を改善してより良い制度に作り変える必要がある。制度については拡大していけるように関係者の理解を得ながら進めたい。

古里 雇用創出・サイドビジネス・副収入の獲得に繋がり観光の活性化にも繋がる。交通網は血液と考えている。地域の市民生活の向上・活性化につながると考える。今後とも行政の取り組みを監視・モニタリングして意見を吸い上げながら、行政の政策立案力、形成力を高めて参ります。他会派の皆様とも是々非々の議論ができて合意形成できる議員になっていきます。