五島市の市議会では、議事録が閲覧可能になるまでに、数か月かかります。
そこで、議事メモを残しています。
※内容は正式な議事録ではないため、発話の全てを反映しておらず、必ずしも正確でない箇所もあります。
日時 2025/3/12 13:00ー
目次
五島列島架橋構想について市長の考えは
網本 団塊世代の力で政治を変える、網本です。中西議員のキャッチフレーズを変えて、「歩きながら考える政治」を掲げていきたい。4年間の任期も市民の立場で一次産業を軸にしながら是々非々を貫き議員活動をお約束します。椿祭り、椿マラソンも無事に開催された。大船渡市からも沢山来島したが、山火事も2週間見舞われた。大船渡市に心よりお見舞い申し上げます。
新上五島、小値賀は一つの五島と思っている。5年前にカンパーナ前に看板があったのを思い出す。地域活性化グループとの話では、五島は一つということで盛り上がった。奈留・久賀・若松を繋いで一つになれば観光促進に繋がると思う。市長はどうお考えか。
網本 構想図が今もある。調査事業として提言していたがR2から取り下げたとの事。通勤通学移動・物資・緊急輸送など、物流の拡大などが考えられる。航路との共存・建設費・維持費の問題もあり厳しい状況だったと推察。非常に困難であるため実現可能性が高い事業を進めたい。
網本 私も建設課長との聞き取りで取り下げたと聞いた。振り返ると商工会議所の才津社長が中心に進めたと。厳しいということは十分承知している。平戸架橋は大正時代からずっとその想いを貫き、昭和に入って事業実現が実った。平戸・生月と繋がっている。色んな状況、費用も掛かるが、五島市としても長崎県の中で出来たら何十年もかけて出来るのではと思っている。実現性のある政策を中心にという気持ちは分かるが、奈留島は悪天候の場合において厳しい場合もあるし観光にも活きてくると思う。長崎県の離島架橋はH2に文書を出している。その中で、今まで本土と島、島同士の橋は19ヶ所が実現している。その中に当時、要望のある架橋概要と言うことで硫黄島大橋から五島の連絡橋も要望が上がっていた。硫黄島、王島、高島は実現している。もろもろの条件で簡単いあきらめるのは如何かと思うが。
市長 実現しているのは本土と繋がっていると思う。離島の間だけで繋ぐのは効果的だが費用がかかる。非常に困難と考えている。
網本 市長も若いので諦めずに頑張ってほしい。出来るように頑張ってほしいと思う。調べながら色々な提案をしたいと思う。
農業行政について
五島市の畜産の現状は
網本 繁殖子牛の競り値が厳しいと思うが現状は。
産業振興部長 平均は50万で横ばい。全国平均59万、九州は58万と最高価格。上昇の流れに乗って高値になると願っている。国は全国平均を下回った場合の給付、最大3万円の緊急支援をしている。離島は自給飼料の生産に取り組み5万円を支給する対策をしている。R6の競市で下回った場合、差額の3分の1を支援する予算を提案している。全国や九州の状況次第で変わる。(R6の支援金の紹介)。R7の支援では競り市分はセーフテヒーネット保証基準が1万円上がり、最大11万円交付される。県や関係団体と一緒になって市場の活性化に取り組んでいる。
網本 1月に資料もらった。全国平均+緊急対策で10万以上になり、何とか持ち堪えると思っていた。2月から九州の子牛が値上がりしていると聞いているが、全国平均と九州が上がるとセーフティネットが上がると思っている。明日からの競りでわかると思うが、今回も上がってほしいと思う。セーフティネットにかかるのならば意欲が沸くと思う。今後どのように予想しているか。
産業振興部長 県内で見ると五島市が高かったり安かったりする。九州平均より高くなれば有利に平均価格も上回るので良い牛を作ることが先決と思う。
網本 11万くらいは補填されると言うことで良いか。
建設管理部長 食べさせる飼料を独自で作った場合のみ適用。
網本 いかに畜産農家が今後意欲を持って続けるかによると思う。畜産農業に力を入れてほしい。
水稲の生産状況及び販売状況について
網本 五島の基幹産業をどう捉えているか。
市長 第一次産業は五島の大事な基幹産業と思う。販路拡大して支援して発展させたい。
網本 販路とかもだが、五島市の農業従事者数はどう変化しているか。
建設管理部長 農家個数の推移はH27に1496戸。R2は1266戸で84%に減少。
網本 農業従事者数が減っている。全国平均の平均年齢68歳。どうやって一次産業を守るかが課題。米の問題にしても備蓄米を生産すると言う政策を出しているが、小手先の政策。いかに農業者数を増やしていくか。五島は自分の分だけ生産する農家が多い。五島の米の自給自足も厳しくなる。飼料米は食用よりも多く収益が安定している。そこら辺で農家が米を作る意欲が減退している。農家数を増やすことに尽きると思うが市長は。
市長 森林からオガ子を作り寝床に使い、堆肥センターで良質な堆肥にする良いサイクルを維持するためにも農業を守っていかなければいけない。そのためには農業を魅力的なものにして担い手を増やさなければいけない。
網本 生産者を増やす部分は今後議論したい。バリューは米がなくエレナも僅かだった。値段を見ると1kg400円 5kgで四千円で倍くらいで厳しい。五島市は返礼品で米を出しているが、農家の倉庫に米がなくなると聞いたが、返礼品の売れ筋を聞いたが米の返礼品はどのくらいあるのか。
総務企画部長 R 6は1408kgで 6年前と比べて1.6倍になっている。
網本 今後おむすび屋さんを始めようと思っていた業者に問い合わせると米の紹介がこれ以上できないという話だった。食料米は何らからの形で生産者を増やす必要があると思うが。
市長 米の自給率を高めるためには戸数を増やすことも大事だが効率的な農業経営で収量を上げる必要がある。
網本 米の単価をどう上げるかも今度の課題と思う。
有機農業へチャレンジしやすくするための体制整備について
網本 現在の状況は
産業振興部長 農業法人を中心に徐々に増えてきていると認識。
網本 1千万の予算が付いたことは、効果が出たと思っている。五島市の有機農業が拡大するようにお願いします。
遣唐使ふるさと館の万葉シアターの現状と今後の整備計画について
網本 シアターがある。三井楽町議時代に遣唐使物語を流して寄港地をお知らせしてきたが、現在稼働していない。どのくらい稼働していないか。
三井楽市所長 R1以降故障で上映できない。機器やプログラムが古く復旧は不可能。
網本 ずっと放置しておくのか。支所の新興Pとして万葉祭りがあるが、シアターを活かすことで良くなると思う。今後これをどうするのか。
市長 五島市の重要な観光拠点として寄与している。既に25年稼働している。より充実した施設になるように検討していきたい。ドローンで撮影した映像を流せれば良いなと個人的には思っているので整備計画を考える必要があると思っている。
網本 方針を聞いて安心した。観光の拠点となっている。シアターは閉鎖されている。市長の想いを考えるとシアターを復興させて観光の一環として観光客を呼び込む施設として整備していただきたい。折角シアターで作ったのが活かされていないと勿体無いので、どのくらい予算があれば形になるか試算して頂きたいが。
市長 これからも観光拠点施設になる。長寿命化計画策定が必要と思う。
網本 どうすれば活用できるか、支所の計画を作って上に出していただく努力をしていただきたい。
地域プロジェクトマネージャーのこれまでの実績と今後の活用予定について
網本 3年間でPマネージャーの野澤さんが退職。色々な地域の活動が形になったりと私として見えていたと思うが、実績は。
地域振興部長 都市部の専門的知識を有する人を活用するものであり、R3に総務省が創設した。R4から3年間1名を採用。街づくり協議会のアドバイザー業務に取り組んでいただいた。奈留の街づくり協議会の開設の伴奏支援、国交相の表彰で高い評価を受けた。岐宿街づくり協議会、東大生と地域の未来を考える機会をつくるなど浸透させた。
網本 地域づくり協議会を支援しながら基礎を作ったと思う。そんなに市に予算を要求せずに国の予算を使ってPマネージャーとして良い仕事をしていると思っていた。任期が来て辞めた訳だが、今後地域Pマネージャーを復活するのか。
地域振興部長 R7は配置予定なし。引き続き集落支援とか協力隊と連携して共同のまちづくりを推進したい。外部人材登用が有効な場合は積極的に活用したい。
網本 非常に良い実績を残してくれたので下地を活かすような活性化について、携わって頂く体制を作ってもらいたい。