1月21日に候補者の動画がネットに公開されましたので、文字起こしをしてみました。
動画では、
- 自己紹介(1分)
- 五島市の問題点と解決策(2分)
- 市民へのメッセージ(2分)
という中でそれぞれ考えを述べました。
本記事では、各人の主張・訴えのまとめを紹介します。
最も多かった「問題」は人口減少
各候補者の問題意識の中で最も多かったのが人口減少です。
それに起因して
- 働き手不足
- 医療体制の脆弱さ
- 公共交通の脆弱さ
- 航路航空路の維持存続
という別の領域にも問題が派生しています。
人口減少対策は、前野口市長も最重要のテーマとして掲げていました。
木口議長の話にも、合併後に1万人以上が減少して出生数も160人以下に半減とされています。
五島市はUIターン促進に力を入れて、「社会増」の達成でニュースにもなってますが、マクロでみると焼け石に水な状態とも言えます。
解決策は?
以下、各人の主張を箇条書きでまとめてみました。(太字は意見が多かった項目)
人口減少対策
- 有人国境離島法延長と拡充
- UIターンの促進や受け入れ体制の整備など
- 若い方々が安定して働ける職場の確保・安心して子育てができる環境整備や教育支援
- 高齢者の方々の健康寿命を伸ばすこと
担い手不足対策
- 主婦(夫)が安心して働けるよう病児保育の整備拡張
- 外国人労働者が各方面で活躍できるような対策
- ノマドワーカーの受け入れ体制の整備や離島ならではの妊活費用の負担軽減策
- 観光客を入れ人口が減った分を補う
- 既存事業所の維持継続と事業継承を強く推進すること
観光推進
- 荒川温泉水活用、福江空港の機能強化
- 有人国境離島法延長と拡充
- ジェットフォイルの更新
市政運営
- 1人1人がいろんなアイデアとか特技とか力とかを発揮しやすいような自由な空気というか雰囲気というかそういうもの
- 若い人たちが政治に意見を伝え、政治家が話を聞く事。若い政治家が増えていくこと
- もともとの市民が島から離れていかない政策に転換
- 市民の力を政治に活かす事
- 各産業のバランスの取れた発展
医療機関の充実
- 若いお医者さん私が医者になりたい、私がこの島に行きたい、五島に行きたいと思っていただけるような口説き
子育て支援
- 統廃合した学校等がありますのでその施設を活用
- 婚活イベントを今以上に定期的に行うこと
- 子育て世代の刺さる支援拡充
- 遊休施設を活用し雨の日に遊べる場所を整備
公共交通の充実
- ちょいそこの教化、見直しもしくは巡回バスの検討、ライドシェア
- 交通弱者や買い物弱者並びに障害者に対する支援対策の構築
一次産業の振興・有害鳥獣対策
- 環境配慮型農業の推進
- 農水産物の未利用食材の開発等々五島市で持つ潜在能力を十分生かす
- 農業漁業を始めとした産業振興対策
- 狩猟、捕獲、免許を無償で取得させ地域ごとに捕獲委員を増やすこと
- 各地に合わせた磯焼け対策
その他経済政策
- 五島市全域の光ケーブル施設
- 太陽光風力潮流等の再生可能エネルギー推進