【2024.9/五島市市議会メモ】松本議員

五島市の市議会では、議事録が閲覧可能になるまでに、数か月かかります。

そこで、議事メモを残しています。

※内容は正式な議事録ではないため、発話の全てを反映しておらず、必ずしも正確でない箇所もあります。

日時 2024/10/1 13:15ー

ジェットフォイルの更新について

松本 次から次に台風が発生。10月下旬までは注意が必要。出口市長には市民の心と声をしっかり聴いていただくように要望。振り返ると4年は早く、人と人の繋がりが宝。小さいながらも仕事をされたことを感謝。簡単で分かりやすい答弁をお願いします。今年の7月に東京のJFが航行不能となり漂流。航行時は良いが着水するが揺れに弱い。ペガサスが就航している90分の便利な交通機関だが30年で老朽化を迎えているが更新に向けた取り組みをしているのか。

市長 JFの更新について、九州商船の船は市民の皆様の生活に欠かせない。2隻とも34年を経過して更新を考えなければならない時期。導入当時に比べ高騰しており事業者だけでは困難。新上五島、壱岐、対馬と協力して県に要望活動をしてきた。補助制度が創設され、九州郵船の更新に繋がった。

松本 8月29日の記事によると、博多壱岐対馬の船は更新意向が示されて総額が78億。国が19億、県が9億、壱岐・対馬で9億という莫大な負担。早めの決断が五島市も必要。双胴船を取り入れるのはどうか。熊本島原は快適な船旅が出来る。波の影響を受けにくい。五島長崎の航海時間が長くなるが、経費節減、安全性が重視される。市の考えは。

産業振興部長 1990年当時は25億、2020年が51億で2倍に。4年間で1.5倍に増えて1社だけで賄う事は困難。国・県・関係機関との協議が必要。人口の推移・建造費を考慮して進めるが、事業主体は九州商船だが、あくまで主体は九州商船。

松本 空の問題はATRで一段落。五島から本土、本土から五島への足であり最も速い交通手段。通院の日帰りが可能などの利点がある。どんなものでも古くなれば不具合が出てくる。

奈留医療センターの現状と今後について

松本 経営赤字は理解しているが生命に関わる事なので。今現在は看護師も補充されて遼のリフォームを行っている。病院企業団へ強く要望したいが市の考えは。

福祉保健部長 奈留医療センターは派遣看護師で何とか確保できているが不安定な状況。60歳以上が7名で今後も厳しい。5.9名。31%が病床利用率。病床の利用低迷が続いている。検討する時期に来ており、十分協議する必要があると思う。医療サービスの低下に繋がらないように看護師の確保は要望する。

松本 休止するにあたり、人口減少に繋がる可能性があると考えている。病棟が休止した場合、人員削減する可能性がある。企業団が望んでいるという考えはあるのか。

福祉保健部長 廃止を望んでいるとは聞き及んでいない。

松本 奈留医療センターの病棟を残す事で、見取りを家族と過ごせる病院であってほしい。病院で亡くなった方を葬儀場に移すのだが、葬儀場にも影響がある。この事への考えは。

福祉保健部長 今の所病棟、看護師を確保するように要望する。葬儀とかは回答できない。考えはない。

松本 病棟休止になればそういう問題も起きる。医療コンサルを入れて院内を改善したらどうか。

福祉保健部長 奈留医療センターによると意見箱を設置して、院内で共有しながら改善に繋げている。患者満足度調査も入れていきたいと。定期的に連絡会を開催しているので会議を通して改善に繋げていく。

松本 安心して患者優先の病院にしてほしい。投書箱があると聞いたが、不平不満がある方はドンドン投書して頂きたい。地域医療体制の夜間緊急搬送のかみ合いが出来ているのか。五島中央病院が患者を拒否する体制になっていないか。

福祉保健部長 看護師確保、医療センターの経営状態で協議が必要。搬送体制も協議が必要。受け入れを聞いたところ、時間外にも当直医師が常駐しているとの事。五島中央病院と密に連絡体制を整えており受け入れ態勢の充実を図りたいとの事。

松本 会場タクシーのドア部分の改良とか、まじめに考えているのかと思う。どうして島民のために改善が出来ないのか。

福祉保健部長 個人の所有物でありそこを改修すると合理的に改良できるか、事業者の希望なのか確認を取りながらやっているのでご理解頂きたい。

松本 西海市のように緊急搬送船を作ってくれないか。海上タクシーの件で皆さん不安に思っている。かみ合いをもう少し明確にしてもらいたい。

津波防災について

津波警報発令時の高齢者等の避難対策は

松本 南海トラフで震度6の地震が発生。県の備えが足らず県民は戸惑いを感じたと。M7以上の地震が発生した場合3-4mの津波が来るとの事。海に近い場所は確実に影響を受ける。一人一人の判断が必要。防災無線での呼びかけ、消防団の活動も必要。津波警報が発令された場合の対処は。

総務企画部長 地域防災計画では南海トラフが発生した場合は3m、約140分前後で到達とされる。津波警報が発令された場合は防災無線で市民へ周知。市の職員が沿岸を巡回して警備をする。

松本 防災無線の管理は出来ているか。

総務企画部長 奈留で不具合の件だろうと。ご心配をかけているが、管理は通常委託業者に委託して点検している。9月17日に落雷があり、奈留島の城岳に局があり受電危機が落雷で故障している。配下の8つのラッパに受信ができない状態。担当から知らせを頂いた後、町内会長に報告。不測の事態が発生した場合に備え、津波防災が発生した場合は消防団長に連絡すると確認した。防災行政無線は1本1本スピーカーがあるので、アナウンスをして頂く体制を現在取っている。早急に機器を取り寄せて対応したい。

津波に対応した指定緊急避難場所、指定避難所は

松本 早めの対応をお願いします。五島市内では最も早く津波が来るか。福江港から崎山、大浜が早いと思う。周辺の方に協力を要請する事を考える。昼と夜と対処の仕方の違いや高齢者対策など

総務企画部長 お年寄りの避難は地域の方にご協力を頂く事が大原則。避難行動要支援者・同意を得た方は名簿を作成して避難支援関係者・地域の皆様の支援による。大浜で歩行が訓練な方に参加して頂き避難場所に誘導した。夜間は避難も難しくなる。これからも町内会の自主防災組織と協力しながら訓練を実施したい。市民の皆様も事前の備えを。

松本 高台への避難・緊急避難場所はどこか。

総務企画部長 44箇所の指定緊急避難場がある。津波は40箇所。海抜から高さを設置している。津波の際にはより高い場所に確認して避難してほしい。津波の避難場所は6月広報誌で紹介している。改めて確認を。

松本 高齢者の自宅内にどこが避難場所か見える所に貼ったら簡単に見る事が出来るのでは。誰一人取り残されない災害に向けた呼びかけ、非常食の確保・防災の話をした。地震気候変動の備えをもう一度考えたらどうでしょうか。

奈留高等学校の現状と今後の存続について

松本 奈留高校は24名で留学生が16名。アンケート調査を依頼して18名が回答。中には少人数は上手く利用して英語に特化した事を謳っているが、逆に英語がネックの声もある。どう考えるか。

教育長 イングリッシュアイランドスクールとして英語に力を入れている。開始以前から一貫教育の強みを活かしていたころから、英語が設定されたのではないか。離島留学がR6年度3名と伸び悩んでいるよう。英語が苦手な生徒には苦痛かもしれないが、逆もあるのではないか。英語教育を特色とする是非を判断する立場ではないが、市として出来る事を模索する。街づくり協議会でも、離島留学制度の支援の動きもあってるよう。存続に向けて取り組む。

松本 英語はどこでもやっていると思うが、少人数の生徒なので英語に興味を持つ人には学習しやすいと思っている。奈留島の良い所は? 人が温かい、海がきれい、のどかである。 変えてほしい所は、遊び場が少ないという意見が多かった。夜7時を過ぎたら店もしまり楽しいひとときも過ごせない。キッチンカーがたまに来るが、9時まで販売している。そんな時は生徒がわいわい並んでいる。 将来五島市で?は10名がいいえ、2名がはい、と答えている。もしかしたら五島に残る可能性があると考えられる。伝統行事への参加、ふくえ祭り、よいちなども大事。奈留高校のアピールはネット、生徒の学校生活を配信する、特産品加工をして売る、などの回答があった。全体的に教育長はどう捉えているか。

教育長 独自でアンケートを取って頂き、大事に育てていきたいという気持ちが伝わって来た。全体の感想としてお店が少ないというマイナスもあったが、良い点の回答には、良い高校だと、来て良かった、地域の人が優しいという肯定的な意見も多いと感じた。地域の方との触れ合い、職場体験を通じて豊かな自然を感じて貰えるので、強みを活かした情報発信が必要。将来就職したいか?は2名がいた。今後五島市に残る人が増える事を期待したい。奈留校の生徒は市全体で大切にしていきたい。

松本 月額1人9万円。物価高で野菜が高くなっているが、どう考えるか。

教育長 島親へは1人9万円が支給。保護者が4万、国が2万、県が・・・。壱岐市・対馬でも実施されているが他市では月8万円で五島市が高い状況。久賀の島留学でも同様の金額。離島留学性への支援として海外への語学研修には1人10万円を支援している。最近の物価高騰により継続が困難という意見も聴く。街協と連携しながら必要に応じて柔軟な支援ができないか検討したい。

松本 奈留高校を存続させるために五島市の協力も必要。島親の負担軽減策をしっかりしてもらいたい。奈留高校の給食の際はご協力をお願いします。

イノシシ被害対策について

松本 五島市が取り組む有害鳥獣対策は。被害額は減少しているのか。

産業振興部長 イノシシ、しか、台湾リス、烏も会っている。防護柵設置の支援、捕獲者に対する報奨金、捕獲隊設置、狩猟免許の補助をしている。イノシシの頭数は把握が困難だが増加傾向。R3は887頭。1154頭。380万から610万円程度まで増えている。継続して取り組み補助制度の周知に努めたい。

松本 箱罠、括り罠、電気柵をしているが増え続けていると思っている。銃殺や罠の強化をすべき、ワイヤーメッシュについても設置できないが、土地の持ち主と協議すべきと考える。せっかく作ったものが全滅されたケースもあり死活問題。先ほどの答弁では生息域が拡大していると。イノシシも罠を避けて通っている。この事はもっと早く手を打つべきだったと考える。狩猟免許の費用の半分助成していると言ったが、全額にしてもらいたい。報奨金を上げないと人材の確保は厳しいと思う。山側に住んでいる人は大変だと思っている。マダニによる被害の周知はしているのか。

産業振興部長 マダニによる感染症は、病原体を持ったマダニで感染するが、数件の報告があっている。高熱・発心があり重症化すると死亡する場合もある。露出を少なくする、防虫スプレーが効果的。かまれた場合は引き抜かず病院で取って頂きたい。市の広報誌・HPで周知をしている。

松本 周知をして頂くようにお願いする。鳥獣対策に特化した部署を設けるべきでは。

産業振興部長 現在本庁の農林課・奈留、玉之浦で選任の職員を配置している。特化した部署は現在検討していないが、横断した対策も必要なので現在の体制で実施したい。

松本 イノシシは1回に2‐3匹。2回目で5匹くらい生まれるとの事。市長の答弁の中に農業振興に力を入れるとあったが、農地の基盤も大事だがイノシシ対策に力を入れてほしい。山は有害鳥獣、海はガンガゼで被害が出ている。温暖化の影響が及ぼすのか。

産業振興部長 海の問題は温暖化の影響もあるが、猪はまだ見解があるので出来る事からやっていきたい。

漂流ごみ対策について

松本 大量の漂流ゴミ、毎年大雨により福江川の河口から溜まっている。エンジンを冷却する吸い込み口が毎回点検が必要との事。振興局から回答も貰っている。限られた予算で効率的な実施を行い注意喚起をすると回答があった。毎年の事で打つ手がないのかと思うが、五島市も港湾管理課をどう捉えるか。

建設管理部長 港湾のゴミ撤去は原則として台風・大雨の場合は長崎県、それ以外は五島市が県と相談の上回収をしている。

松本 福江川のゴミは結局流されている。台風接近・大雨情報は事前に分かる。なぜ警戒準備が出来ないのか不思議である。考えてほしい。潮目には流木・冷蔵庫・ペットボトルなどが回収できる体制整備が必要。漂流ゴミがすごいので事前回収をしてもらいたいが考えは。

市民生活部長 常に浮遊して移動するのですべては困難だが、海上パトロールで発見して危険と判断した場合、港湾施設の岸壁まで係留して市に回収要請が入る。業者に依頼して処分する。困難なモノは標識を付けて無線で注意を呼び掛けている。回収体制は連携を図っている。

松本 早めの対応をお願いしたい。