【2024.6/五島市市議会メモ】野茂議員

五島市の市議会では、議事録が閲覧可能になるまでに、数か月かかります。

そこで、議事メモを残しています。

※内容は正式な議事録ではないため、発話の全てを反映しておらず、必ずしも正確でない箇所もあります。

日時 2024/6/24 11:18ー

今年度の磯焼け対策の取組について

野茂 6月23日にバラキン開催。例年は1000名だが700名と少なくバイクとランだけになったが、表彰式では悪天候の中でも達成感で満たされていた。3000人に近いボランティアに選手も感謝していた。応援している方やボランティアの方に希望や勇気を与える大会です。運営スタッフの皆様お疲れ様でした。磯焼け対策について質問。

市長 市議会からも多くの方に協力いただき感謝申し上げる。本年度は活性化交付金を活用して藻場回復を行なっている。ガンガゼ・ウニの駆除、岩盤清掃、しきり編みの設置をしている。陸上の樹木の設置を11地区で行なっている。市全体での藻場回復に努めている。

野茂 対馬での事例で食害魚の活用で質問した。五島市の加工業者は難しいという答弁だったが、対馬市の資料を見ると島内の流通の仕組みがある。玉之浦、岐宿は影響を受けていないので再生している。他の地区は食害魚を駆除しないと磯焼け対策は大変。いすずみ・アイゴの輸送の補助をしている。こうした事を行う必要があるのでは。

市長 ガンガゼ・うには海中で潰している。いすずみ・アイゴは侵入を防いでいるが、これだと数は減らない。壱岐・対馬は買取をしておりその後の取り組みをしており壱岐ではかなり成果が上がっている。ブルーカーボンによる削減量が半端ではない。買い取った後の流通措置をどうするか、今検討中。できれば我々も磯焼け対策をするためにも、新しい取り組みも必要と思うので、議会に相談させて頂きたい。

野茂 壱岐の話も出たが、キロ150円という事で動画にも出ている。ただ取るだけでなく加工している。メンチカツを試食したが美味しかった。物価が上がり魚価が高いイメージがあるので工夫してやれるようだったらやってもらいたい。5月29日の長崎新聞に記事が上がっており、藻場再生の事例が上がっている。アカモクの人工栽培に独自のやり方で成功したとの事。(記事紹介)五島での栽培方法は。

産業振興部長 海藻はアカモクも含まれる。育ったアカモクから胞子が落ちて面積が拡大している。胞子を付着させて根を増やす対策もしている。藻場の面積拡大に繋がっている。藻場の拡大の成果が拡大できるのが来年なので参考にさせて頂きたい。五島でも成功している業者もいるので、繋いで種苗提供はしている。

野茂 五島市内にも業者がいるのは心強い。もし良かったら参考にしていただき、磯焼けを止めてもらいたい。ガンガゼの駆除だけでも良いが、食害魚の駆除も助けていただきたい。有害鳥獣対策と同じと考えている。再検討していただき良い手当をしていただきたい。

医療行政について

二次離島からの救急搬送体制について

消防長 主に奈留医療センターが搬送先を決定して、救急車の手配をしている。二時離島は診療所が判断して、搬送先を決定して会場タクシーや救急車の手配をしている。

野茂 前島で夜間搬送が出来ない期間があったが今はできるのか。

消防長 業者にお願いして現在1社。瀬渡し業者に依頼している。

野茂 今はできる状態ということで嬉しく思う。現場の搬入を見たが、搬入の問題点要望はなかったのか。

消防長 救急隊の方からは相談は出ていない。

野茂 海上タクシーの入り口が狭く、運び入れるのが大変と感じた。簡単に船の改造は難しいと思い、要望があればお願いして改造も考えなければいけないが、問題なければ教えていただきたい。船が運行できる手配・確認はどのようにしているのか。

消防長 業者の確認ということだが、各課関係課と相談して、細かい船の登録・整備の補助は所管が異なるため、横の連絡をして支障が生じるようなことがあれば連携していく。前もって直接連絡して確認する。

野茂 高齢化がかなり進み、年に1回でも運行可能か確認してもらい、万全な体制で臨めるようにしてもらいたい。今は青年部のOB会に所属。昨年59歳の役員が心臓で緊急搬送された。長崎で手術を受けて成功したがその後脳梗塞を起こし、大学病院に3ヶ月入院してリハビリで転院して「島に戻らない方が良いのでは」と言われた。親子2人で商売をしていたが、4月いっぱいで店を閉めて大分に引っ越した。こうした話が聞かれるようになった。緊急搬送には万全の体制をとって貰いたいです。

眼科診療における二次離島住民の宿泊費助成について

野茂 母親も7−8年前に手術をしたが2、3日入院してから帰ったが、今は福江にいてくださいと言われる。宿泊費の助成は出来ないのか。

福祉保健部長 2時離島などの患者が医療機関で診療を受ける場合は宿泊が必要。新たな助成制度を設けることは困難。介護を必要とする方は医療機関で相談可能。

野茂 高齢化で年金暮らしで大変なところがある。何らかのアレで再検討をしてほしいと思うが、何か良い案があれば考えてほしい。

新型コロナウイルスの感染状況について

野茂 五島中央病院は面会謝絶だったが、現在の感染状況は。

福祉保健部長 予め指定した期間から定点報告されている。県が報告。5月は緩やかに減少していたが、また少し増えているので注意が必要。

野茂 思ったより少なかったのかなあと思うが、なるべくマスクをしていただければと思う。観光客はほとんどマスクせずに地元の人が着用されている。市民の方からも注意していただいて、コロナに罹らないようにしていただきたい。

道路の除草作業の実施計画について

建設管理部長 有志団体への委託、雇用を行い610kmを除草している。

野茂 道路面から2mまでは除草されているが、2mよりも上が気になり道路に伸びてきているのが気になる。トラック・バスなどが中央によって事故を起こすのではと心配している。伐採についてどうしているのか。

建設管理部長 市有地から道路に張り出した樹木は土地所有者に対応をお願いしている。特定できない場合は県も市も安全性確保のために必要最低限の伐採をしている。

野茂 もう名義が分からず追跡も困難が殆ど。気になる箇所はまめに循環して事業者とも相談して早めの伐採・注意をしてほしい。

交通行政について

チョイソコの運行状況について

産業振興部長 各地区予定通り、ある程度の利用は見込まれており市民の足の代替として活用されていると理解。

野茂 意外と好きな時間に乗れると思うが、予約が混んだり重なったり、問題点はないのか。アンケート調査をしたことはないのか。

産業振興部長 R6の1月に全会員に実施。3000名に送付して41.5%から回答頂いた。土日運行・時間拡大を要望する声もあったが、概ね満足しているとの結果だった。予約が取りづらい点は地域ごとに集計をしている。

野茂 住民の方から、予約が混んでいて断られたと聞いた。また後で結果を教えてほしい。その方は利用していなかったが、そのような場合もあるのではと思う。奈留は7:35発の太鼓、8:45のタイヨウで行く方が多いので重複する場合があると思う。予約が出来ないことがないように調査して原因を調べてほしい。

日本版ライドシェアについて市の考えは

産業振興部長 タクシー会社の運行管理のもとで行われる制度。7事業者に聞いたら、5事業所が活用しない。複雑で分からないが2事業所。運行管理が必須であることから、難しいものと判断している。路線バスの撤退などにより、公的移動手段がなくなる場合は区域の拡大や、自家用旅客運送が必要と考えている。自治体、NPO法人の関与が必要であり、関係者の声を聞きながら検討していきたい。

野茂 自家用旅客運送は6月9日の新聞に輸送サービスの担い手として郵便局・農協などの活用を本格化するとあった。関連補助金を充実させるとあった。北海道では運営主体が郵便局、石川県加賀市では観光法人が初め、京都府でも始めているが、五島市は。

産業振興部長 五島市でも自治体版ライドシェアが必要と思っている。各地域でそれに応じた移動手段があると思っているので、検討しながら必要な制度を導入したい。

野茂 交通空白地の解消、事業者の高齢化でいつ亡くなるとも分からない状態。住民が不便さを感じないように早めの対応をお願いしたい。