福江地区町内会長との市長懇談会を傍聴しました

町内会長会議

旧5町で行われている町内会長会議ですが、今年も議員の傍聴者として参加してきました。

その中で感じたことは、①未解決の案件が多い ②「市長との懇談会」になっている? という事です。

未解決の案件

代表的なものとしては

  • 餌付けで増えすぎて近隣に迷惑を及ぼす猫の問題
  • 放置されて災害時に危険な空き家・廃屋の問題
  • 通学路の安全確保に関する問題
  • 商店街にトイレを設置していほしいという要望
  • イノシシの捕獲に関する問題

などなど。早急な解決が難しい問題もあれば、すぐに対応が可能な問題もあります。

議会でもこうした問題は度々指摘されていますが、解決されずに毎年同じ要望が上がっているように感じます。

五島市政は、こうした市民目線の要望や陳情に対して、どれだけ本気で向き合っているでしょうか?

こうした身近な問題は、すぐに「予算が・・・」という壁にぶち当たりますが、

一方では外から人を引っ張るための事業にはポンポンと予算が付けられているように感じます。

  • 五島の地域資源を活用した着地型旅行商品の造成支援事業業務

提案金額:15,000,000円(消費税及び地方消費税を含む。)

  • 「ヘリを活用した観光遊覧飛行実証事業業務」

提案金額:12,000,000円

  • 観光情報多言語化整備事業業務

提案金額:15,072,530円

  • インバウンド誘客促進事業業務

提案金額:13,600,000円

https://www.city.goto.nagasaki.jp/li/050/020/060/index.html

とはいえ、こうした事業を含む予算を承認したのも議会ですから、議会の側にも責任はあるのだろうと思います。

市長との懇談会?

市長からの挨拶は冒頭のみであり、要望に対する回答は担当課が行う形でした。市長のあいさつでは

  • 今年のバラモンキングの事
  • 市政20周年記念のラジオ体操の事

が語られました。

大人数の会議であるため仕方がないのかもしれませんが、もう少し対話の場として活発な意見が飛び交う運営の在り方が良いのではないかと思いました。

市民との対話の機会をいかに作っていくか、これも今後の市政運営の大きなテーマであると感じます。