五島市の市議会では、議事録が閲覧可能になるまでに、数か月かかります。
そこで、議事メモを残しています。
※内容は正式な議事録ではないため、発話の全てを反映しておらず、必ずしも正確でない箇所もあります。
日時 2024/3/4 10:52ー
目次
商工業の振興について
長崎県事業継承・引継ぎ支援センターの活用による後継者対策について
柳田 事業承継は重要課題。経産省の委託事業としてセンターを設置して取り組んでいる。県も支援センターを設置している。経済の活性化のためにも事業承継が必要なのは明らかだが、支援センターの窓口である商工会議所と一緒になって行えないか。
市長 親族、役員従業員、第三者への継承の公的窓口として商工の中に設置されている。事業の休業・廃業も増加している状況。五島市商工会に相談があった場合は引き継ぎ支援センターを紹介して、契約のサポートをしている。直接訪問しており、同センターの事業について、広報ごとうに掲載している。センターの周知を図りたい。
柳田 相談地区事業数と内訳を見ると、五島市は5件、壱岐は11件、対馬が10件、同じ離島でも壱岐や対馬は倍行っている。原因は経営者が知らないことではないか。平均年齢は64歳で、経営者が九州で1番高齢。9年間で述べ1500件。親族・従業員承継の場合でも課題の洗い出し、計画の作成などを行っている市、若い意欲のある方とのマッチングの承継も進んでいるとのこと。若い夫婦が飲食業をやりたい、店の味を引き継ぐという条件なら、若夫婦も初期投資が不要。高齢の方も手元に現金が残りWinWinとなる。支援センターを活用してマッチング、廃業をなくして事業数を減らないようにすることが大事と思う。役所はUIターン紹介する時に役所に相談するが、そうした場合に金融機関への橋渡しも担えるので周知を検討してほしい。外に出て聞き取り調査をする心意気も必要。
有人国境離島法の雇用拡充事業の状況について
柳田 人口の流入が多くなっており社会増を達成しているが、1番貢献しているのは雇用拡充政策と確信している。過去3年間で生まれたUIターンの人数は。
産業振興部長 市の方に相談があった場合は繋いでいる。どこかに相談すれば引き継ぐシステムはできている。
雇用拡充は200名以上であり、71名がU Iターン。
柳田 船賃・航空運賃が元に戻るのでないかという噂もある。衆議院議員がお辞めになり、R8で終了となる。継続性が定かではないと思う。制度がなくなると思うとゾッとする。雇用拡充・運賃低廉化・航空運賃の補助がなくなると、五島はどうなるんだろうと。継続されたとしても、今までの額が当てられるかという不安もある。雇用拡充・運賃の減免・輸送も下げられる、という懸念も感じるが、市は県や国・壱岐対馬の自治体と協力して継続に向けて働きかけるのか。
市長 雇用拡充は目玉であり、雇用機会拡充に貢献している。3年社会増を達成している。7年目となるが、いよいよ改正に向けて動き出さなければいけない。制定に向けて大きな役割を果たした谷川議員が不在という厳しい状況。改正延長はその都度だが、積極的に働きかけていきたい。R7に改正に向けた準備をして予算計上する。自民党の離島半島委員会に呼ばれているので、社会増の話、移住の話を行い、有用性を主張したい。
柳田 雇用拡充補助金が、離島での社会増の牽引役だと思っているのでお願いします。人材のパイの奪い合いになっているという声も聞かれる。その対策は。
産業振興部長 全国的に労働力減少が続き喫緊の課題となっている。労働力人口の減少。若者流出。島内の労働力は限られており奪い合いも生じている。移住促進、地域づくり協同組合によるマッチング、リクルートのマッチングシステム活用など、島外の人材活用を行っている。シニア・外国人の力も必要。
柳田 65歳定年制を敷いている会社もあるが、その延長も必要と考えるがどうか。
産業振興部長 シニア層の活躍は大いにお願いしなければならないと思う。
地域活性化について
まちづくり協議会の活性化について
柳田 集落の維持が困難であり地域団体の育成が必要。リーダーの存在が必要と考えるが育成の考えは。
地域振興部長 自主的・主体的に取り組む組織であり、活発にするにはリーダーの役割が必要と考えている。各町づくり協議会で集い情報共有・意見交換でスキルを向上する取り組みを行なった。活動を市民の皆様に広げる町づくりフェスを開催。講話では行政に頼らない形で自主財源を確保する取り組みなどが語られた。今後の活動のヒントになったのでは。リーダーの育成を今後も進めたい。
柳田 今の会合を見ていたら、アテ職のかたが多く、意欲のある若手が活躍できていない。1年1年交代する役職もあり引き継ぎも出来ずに、活性化が進まない感じも受ける。意欲があって資質のある人の掘り起こし、説得が必要。リーダーの下には人がついて行く。意欲がある人をいっぱい入れて会合を開くことも必要。地はバックアップして、役割分担が大事と思う。そういう事ができれば市政全般にも関われ、効率化も図れる。今はどちらかというと、まだまだ逆見たいな感じがしている。
人が集う場の提供について
柳田 会派で広島県廿日市市に行った。市民の方の中には、管外視察を税金の無駄遣いと思っている人がいる。若い頃は、自分も観光だと思っていた。4回管外視察に行ってきた。モバイルクリニックの件や下関での遊び場、京都の不登校特例校に行ったり。豊後大野市にもいき、場所を先に決めている訳ではなく、まずは研修内容を決めて、視察地も決める。途中で飲酒は誰もしていない。オンラインで良いとの意見もあるが、実際にその視察地に行って、オンラインで習得できない意見も聞くというプラスもある。近江市に行った際は、肥育農家の研修に行ってきた。帰りにエレベーターが閉まる直前に、地元でしか食べられないように、返礼品でしか貰えないように、との課長の意見も聞けた。管外視察は税金の無駄ではないということで、話をしたい。
人口が500人。朝原交流会会館が跡地にできて、その中に無人店舗ができて、直売所、レストランが集約した建物があり、1日の来客数が述べ五百人が集っているという話ですごいと思った。交流の場に繋がったということで、五島市においても地域の拠点となるような場ができないか。
地域振興部長 奈留でのもやい場は地域住民・観光客が集う場所となっており、地域活動の拠点になっている。交流を楽しむ場所にもなっている。岐宿では街中保健室で対話する場所になっている。各地区に整備するために地域づくり協力隊を2名確保して拠点作りを目指したい。
柳田 朝原市では未来を作るかいがあり、夏祭りの運営・草刈りなど、交流会間の委託料で委託を行っている。R6からは住民センターと一体となって、廿日市は予算をかけるとのこと。ぜひ五島市もふれあいの場を作ってほしい。
旧岐宿小学校の利活用について
体育館の利用促進と整備について
柳田 岐宿の利活用について、グラウンドの入り口が腐り出して遊べないので違和感を覚えるのだが、子供の遊び場、雨の日の遊び場が少ないということで、校舎はともかく、体育館は補強している。土日開放、老人会はペタンクを開催するなど、したいと。体育館のトイレが故障しており利用できない。修理はできないのか。
教育長 旧岐宿小学校の体育館は、本来の目的を終えている。廃校の修繕は緊急性がある場合を除き、行っていない。限られた予算の中で優先順位をつける必要があるので、修繕の考えはない。
柳田 修理の費用がかかることは理解する。維持管理も地域の団体に任せることができれば、自由にグラウンドや体育館を利用できるようにできないのか。
教育長 廃校後も教育委員会で管理しているが、草刈り作業は地域にお願いをしている。廃校施設についてはR6から市長部局の管理となり、一義的に貸付を行うこととなる。話し合いをしながら相談をしていきたいと考えている。
柳田 団体と締結できれば自由に使えるのか。
総務企画部長 R6から総務企画部の所管となる。有休資産は売却貸付を優先する方針としている。具体化するまでは短期での貸付が可能となる。利用は可能になると思う。
柳田 大浜、崎山、奥浦全て耐震補強はしており、借りたり売ったりするハードルが低いと思う。買い手が付くかと思っているので、質問をした。
グラウンドの維持管理について
市の行事等の情報提供について
柳田 市の情報について、議員一人一人がタブレットを持っている。連絡事項が入っているが、1ヶ月でも良いので、全て集約した内容を提供できないか。
総務企画部長 開催するイベントの情報は週報で毎週作成している。議会で確認していただきたい。
ゼロカーボンシティ実現について
カーボンオフセットの進捗状況は
柳田 カーボンオフセットが必要不可欠。どうしても削減できないCo2を相殺する制度だが、進捗と今後の取り組みは。
産業振興部長 今年度市が森林経営計画の市有林を対象にプロジェクト計画を作成している。国に申請してモニタリングを経て、販売に向けて取り組んでいく。ブルーカーボンは、海中に蓄えた炭素はオフセットが未整備であるため、購買実績のある事業所に申請して、認定を受けた。本年度購買して3社から55万円で購入していただいている。
住宅の省エネ基準適応義務化による影響と市民への周知について
柳田 壱岐市がブルーカーボンで成果を上げているが、どのような取り組みか把握している範囲で、磯焼けとブルーカーボンの取り組みは。
産業振興部長 公表されている範囲で説明する。いすずみ、アイゴの食害魚を対象にしている。これらの魚を水揚げするために、市による買取をしている。刺し網、潜水業社による駆除を始めている。ブルーカーボンの再生としては、974.6tが認定されている。購買結果の正式発表はまだ。
次期市長選への出馬について
柳田 割愛する。