一般質問の日程が決まりました

2023年12月定例議会の日程が決まったのでご連絡です。

日時:2023年12月11日(月)10:00~

一般質問:中西大輔の質問項目

1 市民ニーズの把握について
①直接、市民の声を聴く場の開催状況は
②間接的に把握する方法は

2 DX推進について
①生成AIのガイドライン作成方針は
②市職員におけるデジタル人材育成の状況は
③地域ICTリーダーの養成について

3 地域公共交通について
①チョイソコの課題と改善策は
②ライドシェアに対する市の考えは

議会中継URL

http://www.goto-city.stream.jfit.co.jp/

一般質問の経緯や背景

市民ニーズの把握について

市内を回って市民の話を聞いていると、人口減少に伴い様々なお困り事がある事が分かります。

話を聞いてみると、お困り事は千差万別で、聴いてみないと分からなかった事が沢山あります。

地方自治・政治は何をすべきなのか?

という事を考えさせられますが、政治というのは、一種の情報処理だと感じます。

市民の声をデータとして入力して、内部で検討した結果を、予算化・政策化します。

すごく単純化すれば、そういう仕組みだと思います。

当然の事ですが、インプット情報としての「市民の声・ニーズ」をどれだけの範囲で、どれだけの深さで収集できるかによって、政策は変わってきます。

市長はドローン関連予算を「将来の市民のため~」と答弁しましたが、将来の地域を残すために、現状の課題に向き合う必要があります。

その為、

どれだけ情報収集に汗をかいていますか?

が質問の主旨です。

あちこちを回って、色々な立場の人から話を聞くことが大切と思います。

とはいえ、五島市のように3万人規模の自治体規模で会っても、全員から話を聞く事は不可能です。

その為、聴けない部分(市民の潜在的ニーズ)は間接的に探す必要があります。

例えば市民の移動に関して、多くの高齢者は通院のために島外に通っています。

外出理由によっては、島外から人やモノを誘致した方が、市民のお金が島外に流出せずに、合理的かもしれません。

そうした事は、かなり詳しくデータを分析しないと見えてこない部分と思います。

現在では、大まかな人流データや商品の購買履歴などはビッグデータとして利用する事も可能です。

市民サービスの向上に向けて、その精度を高める事が必要ではないでしょうか。

言い換えると、現在活用されていないデータをもっと活用する余地があるのではないでしょうか?

DX推進について

市内を回って市民の話を聞いていると、人口減少に伴い様々なお困り事がある事が分かります。

その中で、全ての業界に共通しているのが人手不足&後継者不足です。

この対策としては、現在外国人の受入れが行われている状況ですが、それと同時に業務の効率化も必要と感じます。

ですが、一次産業を中心として、肉体系の仕事が多い五島の労働現場では、中々効率化するのは難しい側面があります。

逆に、PCで完結するお仕事をしている人の割合は少ないのが現状です。

これを誰が助けるか?

私は市の職員がもっと現場に入っていく必要があると感じます。

衰退の著しい地域の将来や、後継者不足に陥る事業の将来も含めて、地域おこし協力隊のように並走する人が必要ではないでしょうか。

理想的には、福江以外の地域の事を考えるために、もっと分散した方がよいと思います。

その意味で、過去の議会ではリモートワークを提唱しましたが、「難しい」との答弁でした。

いずれにせよ、現場で一緒に汗をかくためには、既存の書類仕事を減らす必要があると感じます。

そこで出てくるのがDXという発想で、手段としては自動化・AIによる置き換えです。

市の広報では、「書かなくても良い窓口」が紹介されていましたが、「行かなくても良い」方向性を目指すべきと思います。

例えば市民体育館なんかは、議会でも取り上げましたが、今だに予約がネットで出来ずに、紙の書類を書かされます。

勿論、五島市も内部での対策は実施しており、議事録作成など、一部の業務では既にRPAを導入したりもされています。

が、五島市の場合は特に全国的に人口減と高齢化が著しい地域なので、DXは「ガンガン」やっていく必要があると感じます。

そのため、生成AIの利活用に関する方針を取り上げています。

地域公共交通について

過疎化が著しく、公共交通が弱い離島では、交通問題が死活問題です。

ちょいそこの改善をたびたび議会でも取り上げてますが、まだまだ不十分だと感じます。

しかし一方で、現在の枠組みだけで対応をする事には、限界があるとも感じています。

そのため、足らざる部分を補足する別のサービスが必要です。

その大きな可能性がライドシェアだと感じているため、過去にも導入の検討を取り上げています。

今回、ようやく国の方でも本格的な検討が始められているようなので、五島市としての方針を聴こうと思います。

 

一般質問の項目を検討するにあたり

今回で12回目ですが、質問をするたびにその難易度が上がっているようにも感じます。

条件は変わらないのですけどね。

質問を毎回継続するのは大変で、汗もかくし時間も必要です。

今回は、「取り上げたかったけど見送ったテーマ」も幾つかあります。

今回は、生ごみ処理の問題や滞在型観光の件、総合戦略に関する事は見送りました。

 

市政の発展に繋がる質問が出来るように、引きつづき準備をしていきます。