図書ボランティア研修会に参加しました

長崎県教育委員会主催、図書ボランティア研修会に参加してきました。

 

毎月行われる絵本の読み聞かせ、私も時折、読み聞かせています。(今年はサボり気味。。)

研修会では、「子供どくしょの基本のき」というテーマで講義があり、その後に意見交換会が行われました。

中でも印象的だったのは、小学生と中学生の読書量の違いです。

1か月の小学生の読書本数は15.8冊と多いのですが、中学生は5.5本との事でした。

本の文量が違うので単純比較は出来ませんが、小学生と比較して中学生は読書の時間そのものが少ない気がします。

受験勉強と部活動の影響が大きいでしょうが、受験のせいで読書の機会が奪われるのは、勿体ない気もしました。

何のために読書が必要?

講演の中で印象的だったのは、

「何のために読書が必要か?」という問いに対して、自分なりの回答が必要だ

という言葉でした。

確かに、知識や教養を得るための勉強はネットで可能となり、娯楽の種類も多様化しているので、ゆっくり読書をする時間は減っているのかもしれません。

そうした中、より短期的な成果を追求するHow-to本が多く出版されているのも現状です。

講演の中では、読書の役割として

自立支援、人格形成、分析力の向上、洞察力の向上、経験の拡大・・・

など、様々な意味があるとの事でした。

私個人としては、短期的な成果や効率性を重視する社会に対する、一種の避難所として本が位置付けられるのではないだろうか、と思いました。

特に乳幼児においての読書は、親子のコミュニケーションツールとして有効な役割がある事が紹介されました。

そして読書だけでなく、外で遊ぶ事の必要性も述べられていました。

自然を味わう事の楽しさを満喫できるのは、五島生活の大きな利点かもしれません。

絵本と接する機会を増やす取り組み

今後の活動に関しては、

  • 五島の昔話をストリーテリングとして話せるようになる実践的な講座
  • 絵本の読み聞かせに子供だけでなく高齢者も参加できる仕組み

が面白そうだと感じました。