【2023.9/五島市市議会メモ】柳田議員

五島市の市議会では、議事録が閲覧可能になるまでに、数か月かかります。

そこで、議事メモを残しています。

※内容は正式な議事録ではないため、発話の全てを反映しておらず、必ずしも正確でない箇所もあります。

日時 2023/9/15 13:15~

第1次産業への支援策について

燃料、飼料等価格高騰対策は

柳田 連休後の一般質問はモヤモヤした気持ちなので、ドキドキしてくじを引いた。日本各地で35度以上、危険な暑さや集中豪雨が続いている。温暖化が原因。新型コロナは新種のウイルスも発生。インフルエンザも増加傾向。五島市においては補正予算で中学生以下が全額助成に拡充する懸命な措置であると思う。医療機関の逼迫を避けるべく予防にも努めてほしい。

燃料肥料高騰が続き子牛価格は下落。企業努力だけは解決できない。基幹産業であるため、五島市全体に悪影響を及ぼしかねない。対策は。

市長 国のセーフティーネット構築事業がある。燃油や飼料が高騰した場合の補助が整備されており、市内の事業所が加入している。省エネ計画を策定した段階の補填金がある。国・配合飼料メーカー・生産者で構成され、補填がされる。R5から新たな制度が拡充される。電気ガス価格の共同利用施設、設備の電気代節電に繋がっている。

柳田 五島市も独自の支援策も必要と思う。資金援助だけでなく所得向上のための六次産業化の支援が必要と思うがどうか。

産業振興部長 述べ39の事業者が雇用期改革拡充に向けて取り組んでいる。市内の養殖事業者・農産加工業者の生産体制の確保の視点からも徐々に進んでいる。新たな開発など、付加価値向上などを推進したい。

市長 燃油価格高騰には、燃油1リットル最大十円の支援をしている。水産業は1リットル6.7円の支援。緊急対策事業として、共同利用施設の負担軽減のため電気代を支援。671万円の支援を行なっている。

子牛価格低迷への支援策は

柳田 子牛の直近平均価格は。

産業振興部長 年度平均でH28が86万円、R6が61万円。28.5%減少。昨日の速報値は40万台。

柳田 一昨日の価格が40.7万。かなりの下落だと思う。損益分岐点を尋ねるが、50万くらいと聞くがどう考えているか。

産業振興部長 農家の規模によるので一概には言えないが、セーフティーネットの基準価格が55万6千円となっている。国の臨時経営支援がある。7月からは新たな事業の拡充が行われる。平均価格の4分の3を国が支援する。国の補完事業を行なっているが、県と関係団体と協議している。

柳田 国と九州ブロックの差額助成とあるが、下落率からすれば追いつかないと思う。若い畜産農家の意欲を挫くような支援としてAIを活用したシステムなどを支援してもらいたい。

有機農業の推進について

柳田 環境にやさしい農業についてどう考えるか。

産業振興部長 病害虫リスク・生産に労力もかかる。メリット・デメリットを理解した上で取り組んでいただく必要がある。環境保全型の促進を行なっている。更なる活用を促進するため、広報に努めている。堆肥の利用拡大について、市の堆肥センターがある。自働堆肥装置も推進策の一つである。

柳田 寄与することと思う。化学肥料が高騰し、有機肥料への転換を推進してもらいたい。有機農業の移行時には、収益が少ないので3年は期間がかかる。その間の支援は。

産業振興部長 国も緑の食料システムで推進している。環境保全型交付金により交付が可能。農家・法人へ交付金を活用して支援したい。

有人国境離島法関連交付金について

航路・航空路運賃低廉化について

産業振興部長 市内に住所を有するもの。市内の大学生、住民の介護により往来する人へも拡充された。

柳田 盆正月、入院見舞いで帰ってくる人に適用できないか、観光客にも拡大できないか聞くが、その点は。

産業振興部長 介護の島民割引は年に6回以上の条件がある。市としては航路航空路運賃を全ての利用者に拡充するよう要望している。市長会から提言する予定。機会あるごとに国へ要望したい。

輸送コスト支援の対象拡大について

産業振興部長 外貨を獲得する事業への支援となる。

柳田 品目は。

産業振興部長 輸送コスト支援で離島活性化交付金は5品目。国境離島法では、製造食品・衣服・履き物・製剤・ガラス製品などとある。

柳田 原料の仕入れも低廉化の対象か。

産業振興部長 移入も対象となる。

柳田 島外に出荷する際の低廉化と理解。島内で消費する物資についても本土との価格差が大きくなる商品も適用しては。生活物資の中には、1個のみ仕入れた場合六百円かかるという縛りもある。全ての商品とは言わないが、原価に占める製品が10%であれば、半分を助成するようにすれば、五島市民のためにもなるがどうか。

産業振興部長 農水産物は恩恵を受けるが、島内で消費するものは対象となっていない。輸送費が増加しており、商品によっては市民の負担がふえる。新たな制度を提案したので、県や国にお願いする。離島活性化交付金。

友人国境離島は、麦・コメ・畜産品・となっている。

市長 元々、利用者全員を想定していた。予算の関係上、50億となってしまった。我々としては全員、ということでやっていきたい。本土の産品との価格差を解消するために、輸送コスト支援をしている。産業支援である。生活・暮らしをという部分の要望の仕方が弱かったと感じている。輸送コストの問題、運賃の問題は力を合わせて取り組みたい。小規模離島への配慮が取り上げられているが、具体的なメニューは示されていない。厳しい生活状況の中では、生活物資への支援を考えている。

柳田 島内事業者への応援と、市民のための応援ということで、本土との格差がある商品だけでも、本土の金額で買えるように前向きに進めてほしい。

魚津ヶ崎公園について

遊歩道を整備できないか

柳田 公園を訪れる観光客は増加傾向だが、岬までの歩道整備はできないか。

岐宿支所長 石碑から西側の灯台まで600mの整地が必要。西海国立公園の区域であり、第二種特別区域。遊歩道を整備する場合、地形の維持や景観の維持を行い許可申請が必要。安全対策・維持管理が重要とのこと。強い季節風による独特の景観を維持したいと考えている。

キャンピングカーの公園利用について

柳田 キャンプがブーム。来場者への対応状況は。

岐宿支所長 市内外からテント持参の宿泊者が多い。専用の設備がなく乗り入れ可能な地区で楽しんでもらっている。これまでの問い合わせ状況から一定のニーズがあるため、整備の研究をしたい。

柳田 バンガローやテントの利用状況は。

岐宿支所長 現時点でテントが 339名、テントが284名と減少している。悪天候によるキャンセルが原因と考えられる。バンガローは30%マイナス、テントは140%の理容。

柳田 GWや改修でということだが、利用するための予約方法は。

岐宿支所長 電話や公式LINEでの受付・利便性向上に努めている。

柳田 予約方法は他にもあればぜひ媒体も利用して多くの方が楽しめるようにしてもらいたい。

老朽化した炊事棟の改築は

岐宿支所長 塩害・シロアリのリスクがあるため、利用禁止としている。R6に改築予定。

柳田 いつを予定しているか。

岐宿支所長 解体工事が早ければ来月。改築はGW、夏休みがあるので、夏休みまでに改築できるか確証はないが、できるだけ早く冷たい。

柳田 できるだけ夏に利用できるに。現在、ステージの照明が壊れているが、整備予定は。

岐宿支所長 Musicフェスタ、夜間を行いたいとの声もあるので改修工事をしたい。

指定管理の検討は

岐宿支所長 支所直営で臨時雇用の職員が、草刈りは業務委託、市の職員で実施している。ボランティアの力も借りながら環境整備をしている。臨時雇用の報酬・草刈りで358万。

柳田 業務委託は可能か。

岐宿支所長 可能だが検討はしていない。

柳田 協議会が業務委託を受けられるか。

岐宿支所長 受託は可能。

柳田 訪れる人はトイレを眺めて帰りお金が落ちない場所を憂いていた。

五島つばき空港の整備について

大型飛行機の乗り入れを可能にするには

柳田 多くの市民が滑走路が短いからだと思っているのでは。商工会議所での話を聞いた。条件の詳しい説明、

産業振興部長 鹿児島奄美・徳之島以外では得意な滑走路。滑走路の強度には問題なく、臨時的に消防体制を強化して行った。大型になると消防救急体制を6から7への変更。滑走路の整備が必要。ORCが来月から増便することになると思う。

柳田 給油施設の進捗状況は。

総務企画部長 給油機能の設置は県に要望している。賑わいの拠点としたいことから、活性化を協議している。5つの柱。

  1. 観光経営基盤の強化
  2. チャーター便の誘致
  3. 給油機能の導入
  4. ビジネスP Jの格納庫整備
  5. 国際化

可能性として5つある。

ドラム缶で詰め込み持ってくる

コンテナでトラックで持ってくる

給油タンクで作る

などのパターンを検討している。課題も多いことは事実。給油を誰がやるのか、人材確保、石油の元売り、給油施設の調整、航空会社との調整が必要。空港自体が長崎県との協議が必要。福江商工会議所と一体となって、プライベートジェットの誘致の実績づくりを考えている。

柳田 大変だとは理解した。大型ジェットが乗り入れするようになれば待合室の拡充・ビルの増築も必要となる。今後の五島市の観光産業にとって、大型化は必要不可欠だと思っている。国と県への働きかけをお願いしたい。

副市長 ターミナルビルは平成に入ってから30年過ぎている。その改築をどう考えているのか聞いていない。空港管理事務所をどうするのか、椿空港の活性化を先々の取り扱い、国際化の問題、その中で検討していく。まずは給油を検討して実績づくりをしている最中。定期便は厳しいが、大型のFDAをどうするのか、全体を考えていく中で協議していく必要があると思う。

関西、関東方面から直行便就航の実現は

柳田 福岡から石垣島に行った。大型Jが乗り入れ可能になった新空港の時。観光客は大幅増加。比較にはならないが、時間短縮・利便性の向上だけでも観光客の増加は見込める。直行便就航も夢物語ではない。今では比較にならないくらい、五島の知名度は上がっている。この機を逃さず働きかけが必要。市長はさまざまな着地型観光商品を目指すとある。私はゴルフをするが、カントリークラブにキャディーがいない。全然面白くないと思う。今年はカートが導入され、コンペで成績が共有できて楽しみも増している。都会から来た人のサービス向上もされた。2ラウンドしてグルメ・ゴルフ・観光を2泊3日で満喫できるツアーを組めば、くると思っている。そういう商品を作っていただけないかと思う。

市長 石垣の話があったが、今年は25万を目標としているが、それ以前の状況まではなんとかと思っている。観光地としての実力をつけていけば、自ずと話はくると思う。LCCを呼んだ場合、福岡長崎で乗り継ぎが無くなった場合、路線が維持できるかという問題もある。島民の足を維持しつつ考えなければいけないと思う。五島の魅力を発信して実力をつけてお願いに行くのが1番の近道であると思う。

柳田 未来ある五島のためには直行便は必要であると思う。2050年に向けたゼロカーボンシティ計画案が示された。ZEH、ZEBやオンサイトPPAが掲載され嬉しく思う。最後に17日、18日に岐宿の秋の例大祭が開催される。16時から、岐宿神楽が行われる。ぜひお越しください。