【2023.6/五島市市議会メモ】松本議員

五島市の市議会では、議事録が閲覧可能になるまでに、数か月かかります。

そこで、議事メモを残しています。

※内容は正式な議事録ではないため、発話の全てを反映しておらず、必ずしも正確でない箇所もあります。

日時 2023/6/29 13:15~

人口減少及び少子高齢化対策について

学校給食費の無償化について

松本 椿山議員の辞職について、私は議員になる前から気にかけてもらい、炭小屋見学でお世話になった。本当にありがとうございます。コロナの感染症は人々に苦しみや悲しみを与えてきた。医療関係も安定してきており、面会も緩和されるとのこと。気候変動により新しいウィルスが高まる要素があると考えられる。7月末ごろから第9波は懸念する声もある。島を盛り上げるチャンスが訪れている。島が潤うように新しい発想で盛り上げてほしい。人口減少は歯止めが効かず大きな問題となっている。UIターンも増えているが、人口減は深刻。過疎地域では複式学級・少人数の入学式。高齢者は施設の人手不足・入居順番待ちが多数。S45年は6万8千人だったが、現在は半分。50年後の五島市はどうなっているか。今一度、行政と市民が一丸となって考える必要があると考えている。子供を持つ親の目線から、給食無償化・引越し補助・家の確保ができないかお尋ねする。

教育長 食材については給食法に基づき保護者負担。経済的に負担が困難な家庭は修学援助している。保護者から徴収する食材費を除き、3億の費用を要しており、9千万円の負担が生じる。無償化の自治体が増加傾向にあるが、厳しい財政状況の中、無償化は考えていない。各方面で検討する動きもあるので注視していきたい。

Uターン者の引っ越し費用助成及び住宅改修費補助について

市長 UIターン者の引越し費用は15万円を上限に支給するが、子育て世帯などに限定。空き家の活用促進補助金がある。二分の1以内を補助する。100万円、50万円の上限がある。空き家バンク紹介をしている。453件の空き家が登録され254件が成約している。見つからない場合は短期滞在者住宅を紹介。現在市内に15戸ある。

松本 子育て世帯以外にも助成ができないか。

地域振興部長 少子化対策としても行なっている側面がある。40歳未満の世帯を対象としており、拡大の予定はない。補助以外にも空き家バンク・短期滞在住宅のように制限がない支援制度もあるのでご活用いただきたい。

移住希望者から住まいの相談があった場合の市の対応は

松本 移住希望者から住まいの相談があった場合、サポートできないか。

地域振興部長 イベントやお祭りへの参加をお願いしている。スマホ教室を開催している。イベントのボランティア参加で地域の方とのきっかけづくりをサポートしたい。

松本 給食費の負担について、親の負担を減らすことができないか。小学生5千円、中学生6千円だが、負担が重すぎるのではないか。移住者を増やすための方策になるのではないか。市長の鶴の一声で実行できるのではないか。五島市の実績になるのではないかと。支援制度について、島外の人への周知をお願いします。いつでも帰って来れるような島を目指す。観光客はその時お金を落とすかもしれないが、移住に繋がるかは心配がある。最近、移住者と話をする機会があり、どうして五島に来たのかと聞けば、田舎、海、魚釣りが好きという声がある。住んでみて良かったという声もある。島に溶け込むならどうすれば良いか悩む人もいる。しっかり島に残すことを考えないと、いけない。家は住まないと痛みがひどくなり、修復不可能になる。空き家バンクの登録の仕方を考えてみてはどうか。

私の昔話を聞いてください。今から40年前は福江商店街が人で賑わっていた。音楽が流れたり宣伝をしたりした記憶がある。島ナビ屋から商店街まで賑わっていた。道端で寝たり喧嘩があったり活気が溢れていた。街の復活を願いたい。子供の頃はお金がなくても楽しく工夫してやっていた。商売も生活もできた。コロナも緩和され長崎福岡、静岡と出かけてきたが、子供も大人も人が多かった。少し街中を外れるとシャッター商店街や空き家が見受けられた。田舎に行けば行くほど過疎地域があったが、市長の昔話を聞かせてください。

市長 S30は9万2千人だった。小学校に上がる前までは、車が普及していなかった。冷蔵庫や洗濯機はなかった。畑や山で遊んでいたので不自由はしていなかった。小2の時に福江大火があり、復活後の商店街は栄えていて人も多かった。ほぼ毎日通ったが活気が溢れていた。中学校卒業後は集団就職で人が島を離れて寂しかった。島に住むことを希望するのであれば、今でもそういう思いになった。学校の無償化は既に3億3千万円を出している。プラス9千万円の財源が転がってくるのであれば躊躇なく行うが、残念ながらそうなってはない。76自治体が無償化を導入しているが、住んでいる自治体の財政力の差によって義務教育に差があるのはおかしい、国策としてやっていただかないと、財政力の低い五島市は厳しい。移住してきた方のサポート体制は県内で競争・取り合いの中で五島市は第3位。長崎・佐世保と伍している。五島市の自然環境・人柄のせいもあるが、窓口職員が親身になって寄り添っている事が評価されていると思っている。真摯に耳を傾けていきたい。

松本 昔話を聞いてホッとしている。もっと力をつけてがんばってもらいたい。

今後の新型コロナワクチン接種計画について

松本 今後のワクチン接種計画について、国の方針では医療従事者を重視してきた。最初は我が先にという声もあったが、医療従事者の中には信用しない人もいる。私も2回しか打っていない。副反応がひどくて3日間寝込んだ。いつまでワクチンを摂取するのか。

福祉保健部長 国の特例摂取が来年3月まで延長。5歳以上で基礎疾患、医療従事者に接種をしている。R6以降は国の方針が固まっていないが、国の方針に従っていく。

松本 ファイザーやモデルナを接種してきた。日本のワクチンをなぜ使用しないのか。去年から耳にしたが、開発状況は。

福祉保健部長 日本のワクチンは武田のノバマックスが接種開始。塩野義、第一三共が薬事承認を出している。通常のワクチンは臨床試験、審査承認が必要の中で、生産体制の整備に取り組んでいる。

松本 日本のワクチン認証には8ー14年かかると。これだけ日本の医療も進み、外国製を信用していない人もいる。莫大な費用がかかるがそれについては。

福祉保健部長 一般的に日本製のワクチンは広く利用できていないが、武田のワクチンは従来株のみでできている。2価ワクチンが今後は推奨されている。

松本 調べたらオミクロンはギリシャ文字だった。海のことについて、磯焼け対策を一丸となって取り組んでいる。海岸清掃の活動もしていただいている。海に対する思いが伝わり感謝している。皆様の力で美しい海を守ってもらいたい。海上保安庁のなるかぜの竣工式もあった。様々な言語を表示できる装置が搭載されていた。海に出る方はしっかりライフジャケットをしていただきたい。第7日管区で全国初の女性船長が誕生した。五島近辺で大量のイワシが取れており、20年ぶりで漁夫も驚いていた。トン数制限に達した。1500tのイワシの水揚げがあった。イワシには3種類に分けられ姿が似ている。見分け方は・・・(割愛)

じっくり観察して食べてみては。