五島市の臨時議会が開催されました。
臨時会では、国が行う
①住民税非課税世帯への10万円給付
➁
の給付に加え、五島市独自の給付として、
③
の給付が決定しまし
①~③の全ての給付に該当する方は、最大10万円×(1+
時期や条件の詳細に付いては、
高すぎる買い物?
それともう一つ、「スマート巡回診療推進プラン(
この事業は、移動が困難な患者等の利便性向上等を図るため、
この事業を巡っては、事業の中身や採算性、
https://nakanishidaisuke.com/
その中で私は
『国の補助で市役所の「導入負担」はないが、「維持管理」
が市の財政負担に繋がるのでは?』
と心配に思い、費用負担の質問をしました。理事者によると、
「年間維持費は3,000万円になるため、
患者の負担も増やせないので、
という回答でした。その他、なぜ実証事業ではないのかや、
他の議員からの質問も聞いた限りでは、
『五島市による主体的な事業への取り組み姿勢、
と感じられました。これは私の考えですが、
今回の事業は「令和5年3月までに事業を完了する必要がある。
もちろん、
しかし今回の事業は、予算を使う事自体が目的化した「
本来であれば、年間3千万円の維持費を伴う買い物は、
こうした準備不足が見受けられたので、
長野県伊那市でも導入実績があるとの事だったので、
https://ptl.iij-renrakucho.jp/ina/
臨時議会を終えて
五島市の行政運営には、何だか一貫性というか、長期的なビジョンがあまりないように感じます。
市民にとって必要だと提案した事業について、やりたくない場合は「予算が厳しいから。。。」という答弁で済ませる一方で、
国や県からの補助がある事業については、長期ビジョンや維持管理の負担を度外視して、すぐに飛びつく傾向があるように感じられます。
もちろん、これは与党側ではない(と思われている)議員の目線から見た意見にすぎませんが。。。
予算軽視?
今回、2億4千万円を子育て世帯にばら撒くという政策には、一定の評価が出来ます。
その理由としては、
- 使い道がシンプルである事
- 即効性が高いこと
- 市民のために使っていること
が挙げられます。しかし一方で、今回の提案をするまでに、どれだけ頭をひねり、五島市の将来にとって相応しい予算の使い方を検討したのかというと、疑問です。意思決定のプロセスに関する質問に対しては、
物価高、社会情勢を取り巻く変化の中で、直接給付が有効だと思い、提案をした。
というシンプルな答えが返ってきました。
- そもそも、現金の一括給付という方法は予算の使い方として素晴らしいのか?
- そもそも、五島市は子育て世帯の家計の懐事情をどう捉えているのか?
- 物価高は全市民が影響を受けるが、給付の対象外となる住民税課税世帯に対する支援は考慮しなかったのか?
など、疑問も残ります。もちろん正解はありませんが、ただお金をばら撒けばよいという話ではなく、
予算の使途はもっと本質的な部分から始め、目的や使途を多角的に検証すべきだと考えます。
議会軽視?
今回のモバイルクリニックにしても、事業概要の説明は委員会の議員にはする一方で、
委員会以外の議員には何も説明なく、一審議(本会議場でのみの採決)で済ませてしまおうという思惑が見え隠れしているように感じられました。
この背景には、
役所の提案は基本的に全て、議会で採択される
という空気感が漂っていると思われます。
議員としては、理解納得できない事業には臆さず反対を表明し、理事者に対して最適な予算の執行を促すことが求められていると感じました。