五島市の市議会では、議事録が閲覧可能になるまでに、数か月かかります。
そこで、議事メモを残しています。
※内容は正式な議事録ではないため、発話の全てを反映しておらず、必ずしも正確でない箇所もあります。
片峰.昨日の長崎県議会補欠選挙に当選された清川さんにはご活躍を期待申し上げます。
目次
市内の道路の整備について
玉之浦大宝線道路改修計画の進捗状況について
片峰.県道50号線、昭和40年に開通したが、それまでは船が主流だった。幾度となく改良を繰り返し今に至っている。
大宝玉野浦線は急カーブが多く、毎年事故が起きている。現在の工事の進捗状況は。
市長.総延長8㎞で2車線となる幅員が42%に留まり、急カーブが多く存在している。本年度より調査を開始している立谷工区は16億円であり、令和7年度完了を予定している。
片峰.毎年事故が起きている。急カーブ改修すれば事故も減るので1日も早い対応を。合併当初から本所・支所までを30分以内で行けるようにとの構想があり、冨江・岐宿・三井楽線は改良させているが、玉之浦はまだまだ改良の余地があると感じる。
旧平成小学校から幾久山間を2車線にするために歩道を撤去できないか
片峰.完了予定は。
建設管理部長.延長が95mであり、来年度の末頃を完成予定としている。残りは未定。
片峰.延長が95mと言う事で、用地交渉が難航しているとの事だが、中洲から幾久山まで歩道があるが、これを取り払って2車線にしていただきたい。経費的にも安くなると思うがどうか。
建設管理部長.未整備区間が500mあり、そこを先に進めている。標準幅員が8.9m、車道幅が6.2m継続的に整備を進めている。現在整備を進める中で、整備済み区間との整合性から、ご提案の変更は困難。未整備区間は6mであることから、現状の幅員となる。センターラインが引かれていない部分の整理計画は今のところない。
片峰.外側線の目安が1mであり、中央線ができることにより、それを目安に走ることになる。歩道の撤去が困難であれば中央線を引いてほしい。早急に対応してほしい。
玉之浦トンネルから大瀬崎灯台登り口までを2車線にできないか
片峰.ここも1車線であり、カーブがあり事故の寸前であることを見かける。今紹介したように、ルルドの前から緩やかなカーブがあり、見通しが非常に悪いので、そのあたりの配慮もしっかりやっていただきたい。これに関しては。
建設管理部長.玉之浦大宝線は、現時点では整備計画の予定はない。急カーブの整形改良を優先することから、そのあとに検討する事としている。センターラインについても、検討していきたい。
玉之浦郵便局から小浦海水浴場までの整備を
片峰.市道と一部県の道路が混在している。路面が痛んでいる箇所が数か所あるので、改良をしてほしいがいかがか。
建設管理部長.五島市は管理する市道が1907路線あり、修繕計画を立てて対応している。周辺計画の対象となっており、令和5年度の修繕を予定している。緊急性が高まれば、対応をしていきたい。
片峰.道路改修の基準はあるのか。
建設管理部長.まず、路線の選定を行い、集落間を結ぶ重要な道路を重要道路と位置づけ、路面は区間の劣化度の評価を行い、総合的に判断する評価基準としている。
片峰.40年ぶりに救急車のお世話になり、玉之浦~中央病院まで1時間かかり、非常に辛かった。せめて救急車が通る主要道路は、点検と整備をお願いしたい。橋の前後は必ず段がつく。しっかり点検をしていただきたい。利用する方でもっと辛い方がいると思う。
道路の雑木の伐採について、通行に支障をきたしている。交通事故の原因ともなり、何とかしなければいけない。断線による停電が続けば困るので、早急に何とかしなければいけない。素晴らしい景観にも影響を与える。ツバキ特区を作ったように、伐採特区などの研究もやっていくべきではないでしょうか。
建設管理部長.私有地からはみ出した樹木は、所有権が土地の所有者であり、市では対応できない。県や市と合わせて必要最低限の伐採を行っている。対応策を調べてみたが、民法や法律で制限されているため、困難。
片峰.計画を立てたときは、大きな木はなかった。切らないでくれという地権者はいないと思う。特区も含めて検討していただきたい。台風のたびに不安で仕方がないのでよろしくお願いいたします。
各選挙の期日前投票について
投票所開設時間短縮の検討は
片峰.夜8:00まで投票できるが、夕方18:00以降の来場者数が極端に少なくなっている。夜20時まで行う必要があるのか。
選挙管理委員会事務局.五島市では毎日開設している箇所が9か所。7か所が20時まで。時間帯別利用者数は、最後の1時間が極端に少なくなっている。公職選挙法では、2か所以上設置している場合は、午後8:00までいずれか一か所空いていればよいとされているので、短縮は可能。期日前投票は衆院選挙は54%、県議会選挙では53%であった。当面は現状の運営を維持する方向で協議を重ねている。
片峰.またさらに見直していただきたい。県知事選、参議院選挙も控えている。段階的に短くすることで、経費も浮くと思う。立会人の方からも話を聞いて、短くしてほしいと要望をいただいた。19時以降は0という地域もあるので、見直しをしていく事はどうお考えか。
選挙管理委員会事務局.経費の節減、立会人の負担軽減のメリットもあるが、投票機械の確保から考えるとマイナスであるので、利便性の確保を第一に慎重に考えていきたい。
片峰.投票率を上げると言う事もある。投票日をどこの投票所に行ってもできるようにすれば上がるのではないか。市議選の時、別の地区で投票しようと思ったが、急遽戻ったという話もあり、周知が足りていないと感じる。どこでも投票できるようにするのはいかがか。
選挙管理委員会事務局.期日前投票はどこでもできるが、当日は自分の住所地が決まっている。可能にするためには、オンラインで投票所を結び、すぐさま確認できる仕組みが必要。現時点では困難だが、今後の課題として認識しているので、新たなシステムの研究をしていきたい。
片峰.1時間でも短くする価値はあると思う。
玉之浦カントリーパークの整備について
トイレの整備計画は
片峰.2か所のトイレが使用禁止となっているが、経緯は。
建設管理部長.カントリーパークは特定地区公園として整備され、北川、南側、西側に設置されているが、南と西が漏水のため使用禁止となっている。
漏水箇所の特定が難しく、給水管の補修も難しいことから、2か所を禁止としている。
片峰.浄化槽自体が壊れていたと思っていた。最近はイベントも行われ賑わっているが、大変不便な思いをさせている。トイレについて、使用できるようにお願いしたい。トイレと遊具が使えないため福江からの遠足が途絶えている。改善されれば行きたいという声もあるが、いかがか。
建設管理部長.昨今のイベント増加に伴い、現在南側の再開に向けて、予算を議会に計上したい。西側も検討したい。
片峰.今現在使用できるトイレは、たまフェスの時に詰まって迷惑をかけたとの事だが、簡単に直るのか?
建設管理部長.55人槽だが、給水工のつまりが発生しているため、調査をしたいと考えている。
今後の遊具設置計画は
片峰.今後の設置計画は。
建設管理部長.市内の公園遊具は整備計画に基づき年次的に実施しているが、玉之浦支所は振興プロジェクトにおいて計画している。
健康器具を設置している、4連ブランコの設置と5年度には修繕と撤去を行う予定。
片峰.できれば早めに設置していただきたい。
ジオパークについて
日本ジオパーク認定に向けての進捗状況は
総務企画部長.今年5月にプレゼンがあり、コロナの影響もあり11月に3名の審査員が来島し調査をした。今後は報告書がまとめられ、1月28日に認定の可否が発表される。
今後の運営計画は
片峰.認定後の窓口、ガイド料金は。
総務企画部長.ジオガイド利用の窓口は政策企画課内のジオパーク推進室。ガイド料は1時間2000円であり、体験は人数に応じる。
片峰.世界遺産のガイド料金は。
総務企画部長.巡礼ガイドは大きく2種類。ツアー団体とガイドに直接がある。ツアーの場合は工程や所要時間で異なる。個別の場合はガイドごとに行っている。
片峰.窓口が役所と言われるが、土日祭日は利用できない。窓口を別の団体にお願いしないのか。
総務企画部長.土日祝に対応するために、ほかの団体にお願いするなど、利用しやすい環境整備をしていきたい。
片峰.ガイドの料金、極力統一すべきだと思う。同じサービスを同じ水準で行うべきと思うがどうか。
総務企画部長.利用者にとっては、わかりやすく観光振興にもつながると思う。それぞれのガイド団体の考えもあるので、おもてなしガイド連絡会に声をかけて議論を進めていきたい。
片峰.よその設定も見ながら、研究していただきたい。世界遺産が全国的に注目されるのは3~5年と言われている。長続きするとは思うが、交流人口は大事。ジオパークが終わったら何をするか?考えがあれば。
市長.審査員が取り組みを紹介したときに、世界遺産、日本遺産、ジオパークを持っているのは全国で3か所と聴いた。3冠を達成したいとの思いがあり、現時点ではその先は考えていない。ジオパークは市内全域に点在しているので、五島全体をフィールドにした観光が組みやすいと考えている。
国立公園、食、文化を複合的に組み合わせながら積極的にアピールしていきたい。モニターツアーの中で課題を洗い出し、観光客が五島にくる中で、風向きが大きく変わるので、乗り遅れないようにしていきたい。
片峰.NHKのドラマや映画の取材も入っていると聞いているので、先手先手で攻めていってほしいと思う。
「日本の国家の起源」という本をいただき、日本の起源は五島列島にあるとの事であり、おいおい紹介していきたい。
ごみの減量について
事業所や店舗などへの協力の呼びかけは
片峰.過去5年間のごみの排出量は。
市民生活部長.1000g前後で推移。
片峰.ゴミが減らない要因は。
市民生活部長.依然と比べて格安のプラスチックが普及していること、紙おむつの普及、空き家の片づけ、伐採された樹木、が多い。極力リサイクル出来るように、たい肥化したり、ごみの焼却量は削減したいと思っている。
片峰.事業所に対する指導やお願いはどうなっているか。
市民生活部長.事業系と産業廃棄物に分けられる。市がリサイクルを行う分は、センターでチェックし、適切な指導を行っている。
片峰.スーパーでは異常なほどのラッピングが目立つこともあり、そこまでする必要があるのかと疑問に思っている。ごみの減量に向けて指導をしていくべきだと考える。焼却場の廃止を提案してきたが、そういった方向に向けてもごみの減量に対する指導はどうか。
市民生活部長.事業所の責務として位置づけられているので、協力を求めていきたい。血液が染み出たりする場合もある。事業者だけでなく、市民の意識も必要であると考えている。
片峰.今後も勉強しながら一緒にやっていきたい。