五島市の市議会では、議事録が閲覧可能になるまでに、数か月かかります。
そこで、議事メモを残しています。
※内容は正式な議事録ではないため、発話の全てを反映しておらず、必ずしも正確でない箇所もあります
新型コロナウイルス感染症に関する対応と支援策について
障害者、基礎疾患のある方へのワクチン接種について
Q. 先日16日の通常国会閉会、オリンピックが開催される。新型コロナが広がらないように適切な対策を要望したい。
65歳以上の方への接種予約は順調に進んでいるとの事だった。BMI30以上の方への個別案内をするとの案内だった。
すでに連絡があった方には郵送しているとの報告だった。治療中の方、介護の方から掛かりつけ医で接種したいとの声をよく聞く。
個別接種は掛かりつけ医で出来ないのか、伺いたい。
市長.呼吸器の疾患や精神疾患、手帳を持つ方など、基礎疾患に該当する方がいる。
広報五島で呼びかけしている通り、優先的に摂取できるように案内をしている。440人向けには発想をしている。
名簿が届き次第、医療機関で接種を行う。基礎疾患のある人は、基本的に掛かりつけ医の接種が安心なので、予約可能な場合はしてほしい。
ご希望の日に予約が困難との事なので、コールセンターに連絡をして頂きたい。
Q. 家族に接種権が届いたが、予約しようと思ったら通常の医療機関では予約が取りづらいので、掛かりつけに予約したとの事だった。
少しでも早く接種したい、させたいという思いだが、何らかの援助が出来ないか、検討をして頂きたい。
私は金曜日の夕方に接種権が届いたが、早く実施するために集団接種にした。重篤化のリスクがある人については、優先的に摂取できるように個別案内になったと思うので、何らかの対応をして頂きたい。移動が困難な場合の対処は?
福祉保健部長.交通助成事業を受けられる場合はタクシーを利用してほしい。無理な場合はご家族、介護事業者など、周りの人に支援をしてほしい。
Q. 交通費助成事業で対応できない場合、相談があったら対応策は考えているか。
市長.移動できない方の接種は課題として認識していた。注射器の原液が2時間しか持たず、30分の経過観察が必要。
6本を処理するためには時間が足りない。経過観察は別のチームで行ってよいとの通達だったが、人口密度が高ければ可能だが、
五島市の場合は難しい状況。五島市としては一人でも多くの方に接種していただき集団免疫を獲得していただきたい。
個別に検討をさせて頂きたい。希望する方には全員接種を方針に取り組みたいので、アンテナを張りながら対応をしていきたい。
Q. 12歳以上になるが、接種できる体制は?
福祉保健部長.2021年の10月を過ぎても個別接種が出来るように対応していきたい。希望者は出来るだけ早い時期に接種していただきたい。
Q. 来年の2月いっぱいは接種できる体制があると理解。
指定管理施設において陽性者が確認された場合の対応手順等は策定されているか
Q. 無償で指定管理となっている。指定管理で運営される施設で確認された場合の手順は?
福祉保健部長.市が独自に策定したものはなく、国・内閣官房が示している業種別ガイドラインに沿っている。
公共施設のうち、関係者・保健所から行われるものとしている。保健所の指導の下、対策を行うことになる。
Q. 市は独自に作成したものはなく、保健所からとの答弁だった。住民センターなど、町内会長が施設管理者になるのか。
市民生活部長.その町内会が指定管理者になる。
Q. 利用者の中に陽性者がいたという事だったが、どう対処したらよいか分からず判断に困ったと聞く。
施設管理者がどの町内会長の人か連絡をしているのか。
市民生活部長.そういう事案があった場合は、保健所と連絡を密に取り合いながら対応していきたい。
Q. 今回そういう事案があることは知っているはず。マニュアルは作っているのか?
福祉保健部長.感染について連絡がない場合は連絡をしていないのでご安心をして頂きたい。
Q. 必要ない場合は連絡がないと指定管理者に知らせているのか?
福祉保健部長.今回は連絡がなかったので反省している。市から施設の管理者に連絡をしていけるようにしていきたい。
Q. 適切なシステムを作っていただきたい。指定管理者についても報告をしてほしい。保健所に対しても連絡をしてほしい。
市内事業者の経営と雇用を守るための支援を
Q. 5月連休以降人の流れが止まり、去年より今年の方が厳しい。市として実施する考えは。
産業振興部長.意見交換、聞き取りを行っている。市内の経済が疲弊していると認識している。廃業を選択した事業者もある。
時短への協力金・事業継続支援事業や給付金事業をしている。5月中旬に終えたが、県内に先駆けて実施している。
市としてはワクチン接種が一番の対策だと考えている。感染拡大も懸念されているので、国・県の支援事業を見ながら支援策を検討していきたい。
Q. オリンピックで感染爆発するのではないかと言われている中、ぜひ独自施策の検討を始めてほしい。
市長.考え方は先般述べた通りだが、否定的に聞こえたのかもしれない。ワクチン接種も進んでいるので、そうした状況も見ながら検討していきたい。決して後ろ向きではないので、できれば国の制度を活用し、なければ財政調整基金で対応していきたい。
Q. 実情を把握しながら対策をお願いしたい。
チョイソコごとうの運行と今後の予定について
10月から開始予定の三井楽地区・福江地区での事業者との協議及び福江地区の運行ルート選定の進捗状況は
産業振興部長.三井楽半島バスの運行事業者と協議を行い、住民へのアンケートを実施した。結果では、半島バスの継続を望む声が多数あり、
最善の政策を考えながら進めていきたい。電話予約制タクシーの説明を行い、おおむね了解を得られた。福江地区も集計結果の分析を行い、導入に向けた検討を行いたい。
Q. 三井楽地区は当分継続。福江地区では5台の車両を活用する計画だが、本格運行まで3か月。ルート決定の進捗状況は。
産業振興部長.小中学校区を想定しているが、公募において区域分けを決めていきたい。市民に利用しやすいように検討していきたい。
Q. 福江地区は小学校校区との事だったが、福江中学校校区は医療機関がない。どうやって5台で5つの区域に分けるのか。利便性を高めるためにはどういう方法があるのか想像してみたが、いつごろまでに事業者に公募をかけるのか?
産業振興部長.五島病院が集中することは考えられるが、事業者と協議していきたい。公募は6月下旬~7月の頭に開始したい。
Q. 複数の区域・エリアを乗り換えなしで利用できるのか、料金はどうなるのか、市として事業者に対する要望はどうなるのか。
産業振興部長.利用料金は富江地区の300円を想定している。地区を跨る場合は600円になるが、現状の路線バスの料金も勘案しながら利用者が利用しやすい形で検討してきたい。
Q. 福江地区内では路線バスが走っている地域について、「そのまま残したいと考えている。」との答弁だった。町から町への基幹路線は走り、地域内の路線バスをどう考えているのか。
産業振興部長.地区内においての活用を考えているが、幹線バスを使っていただいて、地区内をチョイソコを利用することが基本。旧福江市内が走る場合もあるが、路線バスが必要かどうかも含めて、走らない箇所の本数を増やす事も考えている。
Q. 市民の利便性が低下しないようにお願いします。福中校区では巡回バスが運行している。福江地区内での影響も少なくないと思っている。高齢者の医療手段の確保と街づくりについて、検討すべきと考えるが見解は。
市長.しっかり制度として定着するまでは実証だと考えている。街づくりの観点からも引き続き検討していきたい。決めすぎてしまうとニーズに合致しないので、柔軟に対応していきたい。
Q. 富江地区では路線バスのタクシーがなく、チョイソコの利用率が高いが、福中校区では状況が違うと思う。総合的にみて再検討が必要な場合もある。商店街を含む地域をどのような街にするか、一緒になって考える時期だと思っている。市長の想いは。
市長.商店街への影響も見ながら、商店街の皆様にもお伺いしながら対応していきたい。
実証運行が始まった岐宿地区の状況は
Q. 柳田議員の質問で状況は理解したが、少ない要因は、住民のニーズ把握不足だと思う。実証期間の中で、改善を要望したい。
富江地区からの改善要望への対応について
Q. 利用者の視点からより良いサービスの向上を目的に、アンケートを実施している。運行期間を延長してほしい、五島病院行のバスに乗れず、待っている人もいる。電話代が高い。停留所まで遠い、などがあった。今後の改善は?
産業振興部長.
- 五島病院行8:20 開始時刻を7:45に変更
- 午後からの検査 五島バスに要望を伝えている
- 車の台数 現時点で台数を増やす予定はないが、待ちが長くならないよう、お願いをしている
- 電話代が高い 県外オペレーターのため高くなっているので、用件のみをオペレーターに伝えるようにお願いしている。先々五島市内で出来ないかも検討している。
- 自宅から遠い 最も身近なゴミボックスや停留所を登録しているが、必要に応じて追加している。すべての要望に応えるのは難しいと考えている。
Q. チョイソコの車両には車いすを載せられず利用できない理由は
産業振興部長.会員登録の条件として、介助者の補助により乗降できる方が対象となっている。乗降をサポートできれば可能だが、現状では積載できないのでご了解いただきたい。
Q. 介助者が居て折り畳みだったら可能との事だったが、車の大きさをあげて対応できないか検討してほしい。
前回は「商工・交通だけでなく、医療福祉と連携していきたい」との答弁だったが、ぜひ取り組んでいただきたい。
街づくりなど色々な観点があってよいと思うがどうか。
市長.基礎自治体としての市役所の役割は一つの課で達成できるものではない。縦割りの弊害が出ないように指導していきたい。
大きな枠組みを示す中で、地域住民の声を反映し、制度を完成させていきたい。
産業振興部長.経済支援の中の答弁を修正。福江市商工会ではなく五島市商工会。
Q. 雲仙市も4市が合併して雲仙になっている。大きく2つのエリアに分けて乗り換えを行っている。五島市内でも旧町にとらわれず大きな枠組みで考えてほしい。
LGBT(性的少数者)について
市長の認識は
Q. 2015年渋谷世田谷で認められ、106の自治体で導入されている。自民党の役員会で見送りがされたが、80の国では法整備がされている。
G7では法整備がされていないのは日本だけ。35か国中34位。市長の認識は。
市長.基本的には個性を認め合う持続可能な社会が必要だと思っている。国会では見送られたが、世界的には拡大していくと思う。
臨時や通常で審議されて成立されると思っているので、国の動きを注視していきたい。
パートナーシップ制度の導入検討を
Q. 4月以降も2つの自治体が作成している。長崎市をはじめ、11自治体が行っている。五島市でも導入すべきだと思うが考えが。
市長.基本的人権に関して自治体間で差があるのは望ましくないと考えている。できれば新しい法律の中で自治体の責務として整備するのが望ましいと考えている。
Q. もう少し積極的かと思ったが。先制制度を作っても、法的には何の影響もないが、希望する本人たちが相互に協力し合いながら周囲にも宣誓し、安心して生活できることが目的だと思う。市営住宅への入居や病院への搬送時の面会など、社会生活上必要な部分を市が認めることもできると考えるが。
市長.そういった形に進むことになると思うが、色々な考え方もいるので、国の方でしっかりとした方針を待って対応していきたい。
Q. 残念な気持ちでいっぱい。表に出ないだけで必ずいらっしゃるので前向きに検討を要望していきたい。
道路、用水路等の管理について
昨年の台風によって損壊している奈留地区の道路補修の完了予定は
建設管理部長.奈留地区は7か所発生し、残り3か所は完成していない。五島振興局に確認したところ、完了時期は11月を予定。
凪線は8月予定。
前島は次の入札を進めていきたい。
Q. 泊~凪線は台風シーズンに間に合いそうにない。災害復旧が遅れる要因は?
建設管理部長.入札の不調。標準化が求められる中、災害復旧工事の突発性から、二次離島部においては移動運搬が重いことから、厳しくなっている。
Q. 道路が海岸沿いにあったり損壊すると、生活が遮断される状況になる。支障のないように早く復旧できるような方策を検討していただきたい。
さもなくば、無人になってしまう。
里道・用悪水路の管理について
Q. 管理の責任はどこが追っているのか?
建設管理部長.以前は受益者が管理していたが、地方分権一括法により、財産が地方自治体に無症譲与を受けている。
日常的な維持管理は町内会にお願いをしている。
Q. 国道市道や側溝され、その間が管理されていないと感じる。個人では対処できない場合もある。高齢化で管理できない箇所もある。
一定の基準を決めて市が補修してほしい。
市長.災害につながる恐れが多い場合、検討の余地はあるが、今のところ指定管理の市道で手いっぱいの状況。
増額して対応しているがパンパンの状態。逆に市道認定そのものも見直す必要があると思っている。
Q. 実際にあると思うので、どういう判断で工事を施行しているか?
建設管理部長.緊急性が高い場合の道路河川を優先順位を高くして行っている。