五島市議の中西です。
本日は、「一般質問の裏側」についてご紹介します。
この記事を書こうと思ったきっかけ
この記事を書こうと思ったきっかけは、
市役所の担当者から議員へのヒアリングが、お互い時間の無駄では?
と思ったことです。詳しく説明します。
一般質問とは?
そもそもですが、一般質問とは簡単に言うと
議員が定例会にて行政への質問権が与えられ、質問ができる制度
です。五島市の場合は30分の質問時間が議員に与えられます。
国会中継をイメージしてもらえれば、大体あんな感じです。
一般質問の流れ
大まかにいうと、
- 通告の受付開始
- 議員が〆切までに質問通告を提出
- 議会運営員会にて、問題がないかチェックし、順番や日程を確定する
- 行政側が質問に対する「回答」を準備する
- 一般質問
という流れです。議員は質問を提出して終わりかと思いきや、「4」の部分で様々な部署から電話があり、
背景や目的(この質問をするに至った背景や目的について教えてください。また、市からどのような内容について引き出したいのか、何を求め
ているのか等教えてください。)
が聴かれました。
ここで驚いたのは、わざわざ対面でそれを聴くために、消防署から職員の方が訪ねてきたことです。
Don’t think. FEEL!!
と言いたい気持ちが山々でしたが、丁寧に回答しました。しかしやっぱり
これは非常に時間の無駄(*´Д`)
と思ったので、
- 質問の背景や想いをブログで公開
- 担当者の「ヒアリングコスト」を減らす
- 担当者が「本業」に専念できる時間を増やす
ようにしたいと思いました。
一般質問は「大喜利?」
薄々気づいていた事ですが、国会も含めて答弁の多くは「原稿通り」です。
国会ではその原稿を作るために、職員による徹夜勤務が問題視されていますが、地方議会も構図は同じです。
中継を見ていると、あたかも
「その場で考えたかのように」
振る舞っていますが、実は「答弁書を読むだけ」という形が多いです。
たしかに行政職員の立場になって考えれば、
- 出来る限り質問に的確に答えたい
- 質問に窮して「あたふた」したくない
という気持ちがあるので、
出来る限り「原稿」をしっかり作りたい
のはある意味で当然です。
(でも完全に原稿通りなら、ロボットが代読すれば良いとも感じますが。。。)
私の質問テーマ
前置きが長くなりましたが、私の初議会となる一般質問は以下の通りです。
https://www.city.goto.nagasaki.jp/s001/010/010/010/100/20190316160308.html#09
- 成人式と出初式について
- 成人式は中止し出初式は行うという判断を、市長はおかしいとは感じなかったのか
- 成人式を中止した理由と、出初式を中止しなかった理由は
- 出初式の開催について、他のイベントとの整合性の観点から検討はされたのか
- コロナ下におけるイベント開催の最終意思決定者と責任者は
- 市長の情報発信について
- リーダーの情報発信の必要性について市長の考えは
- 市長就任以来、五島市のリーダーとしてどのような情報発信をしてきたのか
- 若い人へのメッセージ発信の今後の方針は
- 遊具施設の更新について
- 平成29年3月定例会で、公共施設における遊具及びグラウンドの整備状況について一般質問があったが、その後の4年間で改善された点は
- 取組が不十分だと感じるが、市長はどのように感じているか
- 廃校活用について
- 令和元年6月定例会で、閉校になった校舎や体育館の利活用について一般質問があったが、その後の成果は
- 第4次五島市行政改革実施計画の「遊休資産の有効活用」の内容と現在の取組状況は
- 取組が不十分だと感じるが、市長はどのように感じているか
- 市長は、栃木県塩谷町での廃校を活用した子供の遊び場づくりの事例「しおらんど」を知っていたか
- 五島市でも遊休資産を活用して子供の遊べる場をつくっては
- 子育て世代からの情報収集について
- 来年度から開設される「子育て世代包括支援センター」の想定利用者数と職員数は
- 関係機関との情報共有システムは
- 「子育て世代包括支援センター」で提供できないサービスとそれについての対応は
次の記事では、この質問にある「背景と狙い」をご紹介します。