五島市の市議会では、議事録が閲覧可能になるまでに、数か月かかります。
そこで、議事メモを残しています。
記載分は、2021年3月16日の内容です。
https://www.city.goto.nagasaki.jp/s001/010/010/010/100/20190316160308.html#01
※記載内容は正式な議事録ではありません
※発話の全てを反映しておらず、不十分な箇所もありますので、ご容赦ください
目次
冒頭
市議会議員として研鑽に励み、市民の立場市民の目線で、是々非々の議論をしていく事を固く誓う。
市長の政治姿勢について
五島市の将来像をどのように描いているのか
Q. 5年前の3月議会でも質問し、市長として3期目を迎えているが、再度お伺いする。
市長.将来像について、5年前は20年後を答弁した。技術革新の速さに驚いている。人口ビジョンで2060年の推計を出させてもらっている。将来像として視点を変えて答弁をしたい。このままでいると、2060年はどうなっているか。今の人口ビジョンでは、独自に推計したところ、1万115人との推計。2041年に2万人を切り、人口が1万人の五島市を想像していただきたい。
飛行機は飛んでこない。船だけの航路でJFは大丈夫か。高速船はなくフェリーだけかも。病院はあるが、規模は縮小し診療科目も少なくなっている。出産は高校は、介護施設は。人口減少の恐ろしさである。将来的なサービスが低下しないように、人口減少対策を最重要課題として取り組んでいる。
観光で恩恵を受けるのは業者だけでしょうか。農林水産を含め幅広く恩恵があり、航路航空路の利用にも繋がっている。上五島では飛行機がストップ。屋久島は12000人だがJFも飛行機も運行している。滑走路の延長も進んでいる。屋久島の観光客は30万人程度。
本当は観光客が要るから維持できている航路を維持しているのかもしれない。コロナがそのことを教えてくれた。このままいくと人口が2万人を切る。移住者や観光にばかりお金を使っているとの向きもあるが、そうではない。観光客を増やし移住を促進しなければ、様々なサービスが低下する。今住んでいる私たち、子供たちの世代の為にも取り組んでいる。
2050年の人口ビジョン。ジェット機・JFが維持し、年間30万人の観光客が行きかう形にしたい。観光産業が五島市に立地。遠隔教育・遠隔教育で診療や手術が出来る。自動運転で交通空白地域もなくなり、買物難民の心配もない島になれば良いと思っている。
当面の課題としてコロナから守る、人口減から守るという公約に向けて全力を尽くしていきたい。
~ランチタイム(*^-^*)~
Q. 観光に力を入れて状況を維持するという熱い思いが伝わった。5年前、話をした時に、いかに人口を減らさずに維持できるか議論した記憶がある。移住の問題にしても人口の対策にしても一生懸命やっているという話。20年後40年後、五島全体は先端技術でやると分かったが、各地区に小さな集落があり、平均年齢は60~70代であり、成り立たないと感じる。その時に、五島市全体としてどうなのか、伺いたいが市長の考えは。
市長.第2期の人口ビジョンでは5町の人口ビジョンを計算上は算出しているが、この数字を支所の目標にしている訳ではない。支所ベースではかなり厳しいとの指摘通り。総合戦略も五島市全体の事を記述しているが、5町別の記述がされていない点は、3期目の総合ビジョンで参考にさせて頂きながら、支所地域の状況や事業をしっかり示していきたい。
Q. 人口減少対策特別委員会で勉強したが、地区別人口では三井楽R22に1392人となっている。街として成り立つのか憂いを持っている。1000人になった時の状況がどうなっているかが心配。高齢者の世帯が増加したり担い手が不足したり、行政単位の見直しも起きてくる。街の消滅に対する危惧を持っているが、行政はどうするか。五島のトータルでは分かるが、地域単位で見た時に、どうなるかが気になっている。
市長.2040年、2060年の数字は厳しいが、我々としてはそうはさせないように、落ち込まないように地区の産業、事業者の取り組みを支援しながらやっていく。確かに先を見据えてやっていきたいが、政治的にはそうはさせないぞという気概を持って対策を講じる事が大切だと思っている。定置・農業・宿・食堂・焼酎工場もある。色々な努力を支えながら、人口ビジョンを裏切るように取り組んでいきたい。見えない部分はご指摘の通りなので、3期目をやる際は地域ごとの記述をしていきたいと考えている。
Q. そうは言っても人口は減る一方。漁業農業は今のところは良いが、20年後40年後は、どうなるかという気概を持ち地域を眺めないと消滅する地区も出てきて厳しくなると思う。今回は増やすのではなく消えていかないようにどうすれば良いか聞きたかった。各地区での頑張りとあるが、頑張らんばと思うが、見えてこないと歯がゆい面もある。地域づくり協議会に参加したが、協働課が地域の人や行政だけでなく、お互いに切磋琢磨しなければいけないという話だった。
色々な地域で協議をする際には議員も一緒に地域づくりが必要だと思っている。今の現状はどうか。
地域振興部長.役員、地区の意見を広く受け入れる会議を行っている。地区づくり未来会議も行っている。色々な方の参画を促していきたい。
Q. H30年に勉強会を行ったが、今まで何回くらい行ったか。
地域振興部長.各地区の開催実数は終わった後に紹介したい。
Q. 地域支所・議員とタッグを組んで真剣に取り組んでいかなければいけないと思う。お互いに知恵を出して、五島市の将来を考えていかなければいけないと思う。
福江ショッパーズの跡地について
解体後の跡地活用について今までの経緯と活用の具体策は
Q. 解体後、縄を張ったままにしてある状態。現状は。
産業振興部長.R2年1月~公募したが事前登録に3社から届け出があったが、辞退された。新型コロナの影響により、新規計画を見送ったとの事。現在跡地周辺に策やフェンスを設けて管理している。現在は具体的な検討はしてない。
Q. コロナ下に置いて、企業も厳しい状態であり、応募が来るか危惧している。決まるまではそのまま縄を張るとの事だが、五島市も財政が厳しい。決まるまで待つのではなく、有効活用は考えていないのか。
産業振興部長.現状ではハードを作ったりせず、公募を待つ方針。敷地は広いので、簡易なイベントに活用したい事があれば、費用が掛からない範囲で活用を検討していきたい。
Q. 昔図書館の敷地で、無料で車を止めていた。いつ跡地が決まるかという状況の中で、その間駐車場として貸して、少しでも足しになる事は考えていないのか。
産業振興部長.駐車場にするという事は、整備が必要になり予算も必要なので考えていない。駐車場は本町駐車場を利用していただきたい。
Q. 駐車場代で金を稼げばお金は出てくるはず。その点については
産業振興部長.駐車場に整備するのであれば、再公募への影響も出てくる。折角整備をしても、また解体する事になるので、今のところは公募の状況を見て判断したい。
Q. 予算をかけずにでも駐車場になると思うが、応募は何年先になるか分からない。福江の中心街なので活用策も必要だと考えるが市長はどうか。
市長.どういう駐車場にするかによるが、一定程度の投資が必要になってくる。公募は出来るだけ早い時期にかけたいと思っている。活用策がなければ売却も検討していきたい。
Q. 少しでも収入になればと思って提案をしている。知恵を出せば出てくるはず。ずっと応募がなければどうなのかと思っている。少しでも商店街のために活用策はないかと思っている。今は親和銀行・十八銀行もなくなり空白地帯になる。将来的にどうなるかも危惧される。将来像や計画はないのか。
市長.中央商店街、飲食店も集中しているとの事だが、周辺部も含めて住んでいる人・通勤する人・観光客を減らさない事が必要だと思っている。ホテルなり、事務所なりマンションなり、そういった提案があってくれればいいなと思っている。地域の賑わいに繋がるように金融機関にお願いをしている。
Q. 私は五島市で中心街をどうしていくのかという計画が必要だと思っている。一体的に五島市が商店街をどうやっていくか、中心街計画が必要であり、人口対策として中心的な商店街として計画を立てるべきだと思うが市長はどうか。
市長.それをやるための財源・資源も含めて、例えば下水道も含めて、繋ぐ人の割合も低く、断念した経緯がある。ゾーニング含めて、もうあの地域をその手法で行う力はないし、今ある中で可能性があるものを誘致するしかない。今後の取り扱いには意見差がある。計画を作って断行する実現性は厳しいと思っている。
Q. 全て行政でやれとは言っていない。建物をどう活用するかを銀行と話をしながら知恵をだしてやっていくのも方法だと思っている。金がないからほったらかしでいいのか。知恵を出して活かす方法はないのか。
市長.銀行の跡地は九州内の情報も前提に、地域の賑わいに繋がるようなお願いをしている。例えば土地を借り上げる事は考えていない。
Q. 中心商店街も空き店舗が増えて衰退している。ショッパーズの跡地については、少しでも稼ぐように市民のための活用として駐車場や無料開放も良いかと思うがもう一度答弁を。
産業振興部長.駐車場は近隣にもある事から難しい。跡地の活用は市民の皆様から提案を頂いて、イベントであるとかフリーマーケットなどの申し出あれば柔軟に対応していきたい。
Q. できない理由ばかりではなく出来る理由を考えてほしい。少しでも稼ぐために考えてほしい。出来るためにぜひ考えてほしい。活用策はないのかと思っている。
久賀島の休止中の保育園について
休止になった当時の状況は
福祉保健部長.H25年、3月31日に休園となり、原則複数の入所があれば再開としていたが、H25年度の入園が1名の見込みとなったため休園。
保育園を再開する要件は
Q. 若い人も帰ってきて跡を継いでいる。保育園があると非常に助かると聞いたが、久賀島の保育園を再開する場合の要件は。
福祉保健部長.複数の児童が継続して3年以上入居する見込みがあれば、その他の要件も併せて、検討を開始する。
Q. 保育園がないから船で福江に来ている記事もあった。これはこれで微笑ましいが、親としては地元で施設があれば助かる。久賀島では離島留学・家族留学があっているが、受け入れ体制の整備も人口減対策だと思っているが、どうか。
福祉保健部長.再開をする場合は、材料として継続性の有無が重要。未就学児の推移を見込み、今後どうなっていくかが最も大事。施設や設備に手を加える必要がある。保育事業者の確保は少なくとも3名必要。食事の提供のノウハウも総合的に勘案して判断する。
Q. 久賀地区の方では再開の陳情や相談はあったか。
福祉保健部長.過去に開設の要望はあっている。町内会長連合会からも3回要望されている。
Q. 世界遺産・藤原低を作って地域活性化に寄与すると答弁されたが、施設を作れば活性化にはならないと思う。若い人が住んで子供がいて生活する事が過疎地の活性化になると思うが、施設は地域の活性化に必要となるが市長の考えは。
市長.再開する際の要件は、事業者や保育士の確保が立ちふさがっている。子供が沢山いると私も嬉しかったのが現実。4月以降は赤ちゃんが7名いるが、来年以降は3名になるので、中々すぐに再開は難しいと考えている。
Q. 施設があれば、更に子供が出来ると思われる。中々形にならないと思うが、何回も訴えて形になるようにやっていきたい。
現在の園児の通園状況は
富江クリーンセンターについて
広報紙で一部ごみの受入れを終了とあったが、今後の計画は
Q. 急にクリーンセンターが受け入れを中止したと広報誌に掲載された。どういうことかと電話で聴かれた。冨江の市民の皆様に事前に説明したのか。どういう説明をしたのか。
市民生活部長.住民説明会は行わず、手引書の中で明記していた。年間のごみ量、業者との調整の結果、一元化の目途が立ったため、休止とした。市民の皆様への周知が直前になったことはお詫びしたい。
Q. なぜ冨江の市民に事前説明がなかったのか。市民は悩み、疑問を持っている。こういう事が市民に知らせてから決定するのが順序だと思うが、なぜ説明できなかったのか。
市民生活部長.定期収集を基本としているが、一部自己都合の場合は持ち込みとなっている。基本的には定期収集で対応していただきたい。一番困るのは事業者の方だと思っているが、もともと大浜のクリーンセンターを作った時には一元化するという方針だった。当初は中々見通しが立たず、補完的な役割として富江を利用していた。燃えるごみの受入れについては休止したいと考えている。説明が不十分だった点は申し訳なく思っている。
Q. これは冨江の市民が困る話。部長は分かっているけれど、冨江の市民は分かっていない。説明して始めて広報が出来ると思う。何をしても決まったらすぐに広告さえすれば済むと思っていると感じる。市民の目線に立ってやって頂きたい。同じ五島の中で同じ税金を払い、不公平な点もあるため、弱い市民に寄り添ってほしい。お金がないから出来ないと言ったら、何もできない。
今から10月に向けて説明すると言われても、福江と三井楽は他の事業者がいる。十分な説明もせずに事業を始めようとしている点は、市民への責任説明を果たしてほしい。行政は「市民は言いなりになるだろう」という上から目線だと感じる。市民の納得を得る事が基本だと考える。
大浜の件も説明不足であり、協働課は市民と行政が協働すると基本であるため、今後は市民に十分に説明して広告をしてほしい。
指定避難所の安全対策について
富江小学校体育館にトイレまでの連絡通路の設置を
(なし)