コロナ感染拡大を受けて
福江の商店街でオープンしているお店を訪問し、
- 現在困っている事
- 五島市に対する要望
などをお伺いしました。
多かった声
一番多かったのは、
感染がいつ収まるのか、心配。。。
です。それに加えて、
今は辛抱強く耐えるかしかない
という声が多かったです。
いつ自分が感染者になるか分からない状況の中で、
声高に五島市の対応を非難する声は少なかった一方、
早くコロナが終息し、観光客に戻ってきてほしい
という切実な声もありました。
ちぐはぐな対応に困惑
五島市長は「不要不急の外出」を求める一方で、
五島市HPでは「感染症対策のステッカーを付与したお店」を紹介しています。(現在は消されています)
更に市長はかるた遊び。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20210115/5030010328.html
その一方で、提供を「テイクアウトのみ」に切り替える飲食店も増えています。
カラオケ店では、人数制限をしているお店もあります。こうした状況の中で、
どういう方針で店を運営すれば良いのか?
それぞれの店舗が葛藤を抱えながら苦慮しています。
- 行政の方針(五島市は県任せ)
- 飲食店の対応(自主判断)
- 本来取るべき対策(五島市では専門で考える組織がない)
この3つがバラバラとなり、混乱している状況です。
お店辞めようかな。。。
と苦笑いでこぼしていた美容院の経営者の方の言葉が忘れられません。
緊急事態宣言を巡る混乱
感染拡大に歯止めがかからない中で、
医療崩壊の危機は迫っています。
島国の五島市も緊急事態宣言を発するべきタイミングではないでしょうか。
都道府県独自で緊急事態宣言を出している自治体もあります。
https://www.nhk.or.jp/politics/articles/statement/51569.html
島国・五島市の危機管理対応
政治的な判断には
- 国
- 都道府県
- 市町村
という3つ機関が存在します。
感染症対策を巡っては、「国」と「都道府県」の駆け引きが多く、
その下の「市町村」が関与できる余地が少ない事が実体です。
国はそれぞれの県の細部まで見えていないし、
県はそれぞれの市町村の細部まで見えていません。
理想的には、市町村独自で決定権を持ち、機動力を発揮できることです。
特に島国である五島市はなおさらです。
医療崩壊の足音が迫る中で、
従来の五島市の危機管理の在り方を見直す段階に来ています。