五島市の市議会では、議事録が閲覧可能になるまでに、数か月かかります。
そこで、議事メモを残しています。
記載分は、2020年9月30日の内容です。
https://www.city.goto.nagasaki.jp/s001/010/010/010/100/20190316160308.html#01
※内容は必ずしも全てを反映している訳ではなく、正確でない部分もありますので、ご容赦ください
目次
防災行政について
台風9号、10号の事前の避難対策及び被害状況について
Q.西日本豪雨や北海道の地震、R1年8月には線上降水帯が発生しレベル5の九州北部豪雨。その後は千葉県に房総半島台風。今年は熊本県を中心に集中豪雨による災害があった。いつ甚大な自然災害が起き、被災者になるかもしれないと考えなければいけない。
台風9号10号が多くの被害があった。気象庁がこれまでにない異例の規模であると伝えられ、ホテルや島外への自主避難を優先的に行った。災害による被害を少なくできるように入念な備えが必要。自助・共助・公助が重要だと言われているが、今回の五島市への被害状況については割愛。
市長.台風の事前避難対策について、暴風警報発令前の9月1日に災害本部を設置し、注意喚起を行った。2日の8時には職員を招集し、避難準備を行い、避難レベルを上げた。175世帯が23の避難所に避難している。台風10号は停電対策と予防を並行して行った。気象庁の情報を基に直接呼びかけを行い避難所を開設。二次離島にも避難警報を発令。市内全域に直接避難を呼びかけた。様々な問題点や課題を頂いたので、検証して対策を行っていきたい。
Q.市民の声を基に再質問をさせて頂く。100名近い高齢者施設の誘導と、電話やメールを使い声掛けを行った。防災行政無線を使った音声で危機感を感じ、避難した人もいた。ペット同行への配慮もありがとうございます。自主避難が困難な方もいたので、避難所への支援はないのかとの声が上がった。避難行動要支援者名簿は使われたのか。
福祉保健部長.今回の台風での民生委員から呼びかけや誘導を行っている。ショートステイを利用した方もいたと聞いたが、名簿の方がどこにどう避難したかまでは把握していない。
Q.要介護3~4の方がいると聞いたが、それぞれの方がどこを安全な避難所とするか、今後のために有効活用すべきだと考えるが見解は。
福祉保健部長.避難の実体は、今年度導入を予定している避難行動データシステムを活用する予定。
Q.ぜひ検証し改善していただくようにお願いします。
コロナ禍における避難所の受入れ体制について
イ 受付の対応について
Q.「ここは満員になりました」とだけ伝えるだけの場所があったと聞いたが避難所間の連携は。
総務企画.当初は職員が2名しかおらず、本部との連携が不十分だったと聞いている。事前に連携が出来なかったとの事なので、避難所ごとにマニュアルを作り対応をしていく。
ロ 体調不良や発熱の場合の対応について
Q.健康状態の確認について、問診は行われたのか。体調が悪い方への対応は。
総務企画.表情や外見の確認のみを行い問診を行っていない。避難所において体調が悪くなった場合は緊急搬送を行っている。今回は3名の方が搬送されている。
(途中聴き洩らし)
ハ 避難所の点検及び備蓄品について
Q.ガラスの破損や雨漏り、物が放置されたままだったとの声も聴いたが事前の点検がおこなれていたのか。マットが足りずに配慮に欠けていたとの声も聴いた。
総務企画.避難所の事前点検は、5月に施設調査を実施した。来年は毎年6月の梅雨時期の前から安全点検を行っていきたい。避難者用の備蓄品は食料などを備えているので、ご自身で持ち込むことを原則としている。
Q.まずは個人で持参していただく事を前提に、カップ麺、電気ポッド、扇風機も持参して頂いたが、非常用の持ち出しの周知もお願いします。
二 災害ボランティアについて
Q.今回は76か所の施設が開設されたが、身体が不自由な高齢者の移動や受付・要支援者を助ける市民ボランティアを募る予定はないか。
総務企画.今回は2晩だったので行政職員を配置して行ったが、長期に及ぶ場合は市民ボランティアの力も必要。共助のボランティア活動は日ごろから訓練を重ねないと出来ないので、サポーターを育てていく必要があると感じている。台風になると避難がギリギリになり危険になるケースもある。
Q.自助と共助が大切なので、誘導やサポートなどの整備などに務めて頂きたい。
被災者の住宅確保について
Q.災害による住宅の被災による空き家は常時確保されているのか。
建設管理.国の市営住宅は困窮者や生活困難者のために用意されているので、政策的に使う事は出来ないが、被災者に一時的に入居していただく特例があるのでまずはご相談をして頂きたい。
Q.公営住宅の活用は、市営住宅だけでなく、ホテルなどの活用は考えていないか。
建設管理.貴重な提案として関係機関と協議していきたい。
Q.市営住宅への入居の相談が多かったので、今後大きな課題として検討していただきたい。
ハザードマップは災害前に活用し、土砂災害区域を確認し、日ごろから災害に備え、街づくりに努めて頂きますようお願いします。
新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行を見据えた五島市の取組について
インフルエンザ予防接種の無償化について
福祉保健部長.冬にかけてインフルとコロナが増えて負担が増えると懸念されているので、高齢者・乳幼児・小中学生に対する費用助成として妊婦を加え、一部助成を全額助成に拡充し、自己負担なしで接種可能にしたい。混在を減らし、医療負担の軽減させて健康と生命を守りたい。
厚生労働省はインフルワクチンについて、10月2日から高齢者が優先的に摂取できるように準備をして頂きたい。市民の皆様には、感染防止に努めて頂きたい。
Q.インフルの予防接種について、無償化は多くの子育て世帯から喜びの声を頂いている。感染症の重症化は呼吸器系に障害がある方もリスクが高いとされるが、こうした方への拡充は。
福祉保健部長.今回の無償化の対象に、もともと対象になる方で、呼吸器の障害を有する方も含まれている。
Q.市民全員を無償化の対象として頂きたいが、財源の問題もある。重症化しやすい基礎疾患のある市民の方、呼吸器機能に重度の疾患がある人への対象拡大を要望したい。
市長.コロナとの同時流行への危機感が強い。大きな考え方として、現行の支援制度を受けている方を0にするという事で、子供や高齢者が救えるという制度にした。60歳未満の基礎疾患を有する方は、現場での確認という問題も出てくるし、行政が対象者を把握していない。出来れば今の制度でやらせてほしいと思っている。
Q.重症化しやすい人が対象となっているが、もう一度ご検討いただきますようお願いします。市民の皆様から大変不安であると聞いている。長崎県では新型コロナの体制を強化するとの事だが、五島市の体制はどうなっているのか。
福祉保健部長.現在、発熱の症状がある場合、帰国者相談センターに電話で相談をして頂くようにお願いをしている。医師の判断に依っては検査が行われる。国は同時流行に備えて、発熱相談は掛かりつけの医療機関で対応するように求めている。一昨日、長崎新聞の記事に「掛かりつけ医に相談を」という事でQ&Aが掲載されていた。同時流行の際のポイントが分かりやすく記載されていたのでご一読を。インフルエンザ対策が必要となる。身体的距離の確保、三密を避ける対策をしっかりと行い、発熱の症状がある場合は、学校を休みイベントへの参加を控えるなど注意をして頂きたい。検査体制医療体制の充実はしっかりと行政で考えていきたいと考えているが、お一人お一人の取り組みが大事。仮に発生しても最小限に抑える事が出来る。
ウイルス検査について
(質問無し)
高齢者福祉について
住宅改修サービス事業の事業対象者への拡充について
Q.高齢者の方々より、足腰の痛みが強くなり、介護認定の相談を受ける事が多い。介護認定者と事業対象者の説明を。
福祉保健部長.介護認定は申請、主治医意見書から始まり、審査会にて要支援1~要介護5までで認定をする。この認定で使えるサービスが決まる。訪問介護・通所介護のみを使われる人は事業対象者。早期に発見に繋がるとの利点がある。
- 介護認定者:2811人
- 事業対象者:447人
住宅回収サービスの拡充は、第一号の被保険者の負担が増すために、導入は考えていない。ただし、手すりの設置などの相談を受けた場合は、申請の提出に繋げている。必ず該当するとは限らないので、非該当になった場合の説明とサービスの案内に務めていきたい。
ウイルス感染予防策として、認定調査員などへフェイスシールドの導入を
福祉保健部長.介護認定調査のための訪問時の予防策は、職員の体温チェックやマスクの着用などを徹底している。健康状態、県外の方との接触の有無を確認し、健康観察をし、調査を実施している。先にも述べた対策を行い調整をしている。フェイスシールドは、体調を崩す場合もあったので、止めていたが、改めてフェイスシールドの着用を行い、対応をしていきたい。マスク着用の方は全体の半分ほど。声掛けの徹底が不足していた部分があったので、新しい生活様式として定着させていきたい。
Q.万全な感染防止対策を講じて頂きたい。