若い世代に頑張ってほしいけど、なぜ年配ばかりが政治家なの?
そもそもどうして、政治に若い人が少ないの?
スポーツの世界では、若い人が活躍しているのに、なぜ政治家には若い人がいないの?
こういった疑問に答えます。
この記事を読むことで、「政治家の年齢が高い理由」が分かると思います。
私自身は31歳で五島市長を目指して落選しましたが、もっと若い人が増える事を願っています。
様々な理由が考えられますが、今回は若い人にとっての「must, can, will」の視点から考えてみます。
must 「自分が」やる事ではない
政治的な問題を考えれば、山ほどあります。
ですが、多くの人にとって、それらは「手の届かない」事のように感じると思います。
五島の言葉で言えば、「しきらん(=できない)」という感じです。
電力にしろ通信にしろ、「専門家がやるべき事」として社会がデザインされています。
餅は餅屋
と言いますが、今の社会は「仕事以外」の事に関心を示さなくても良い構造になっています。
その意味では、生活に関わる政治的なテーマを、「自分や集落」で考えなければいけない仕組みやデザインが必要な気がします。
can 「できる」理由がない
日常的に生活をしていると、「政治家になれる見込み」が高まるような事はありません。
年を取って、経験・自信・人脈を兼ね備えた人が政治の世界に挑戦するのが一般的だと思います。
多くの人にとっては、「すごく敷居が高い」という印象です。
ただ、これについては「今までがそうだった」というだけです。法律的に見れば、年齢制限と供託金の縛りがあるだけです。
この「敷居の高さ」を低くすることが、私が挑戦する事の一つの意味だと思います。
多くの場合、人は
できそうか?
を先に考えてしまいがちです。
例えば五島の政治については、そう考えたら
まず無理。
と思ってしまう方が99.9%だと思います。
そうなった時に、ロールモデルとして若い政治家が身近に存在する事は大切だと思います。
will 「良い仕事」のイメージがない
報道される政治がらみの事件を見ていると、
政治家=腹黒い。不正を働く
というイメージが強いと感じます。
実際に、そういう部分は沢山あるのでしょう。最近だと、河井夫婦の事件がその典型です。
小学生の「なりたい職業」にYouTuberが上がる事はあっても、「政治家」が上がる事はありません。
大人は
「どうすれば若年層の投票率があがるだろうか?」
と嘆いていますが、若年層からすると、
政治は「おじさん」がやるもの
だという、一種の諦めがあるようにも感じます。
政治はやり甲斐があって面白い!!
っていう人が周りにいる事が大切だと思います。
まとめ
人口減少が著しい地域を見渡すと、
政治家を目指す人が少ない
状況です。
ただ、日本の高齢化と過疎化により、従来の発想では上手く社会が回らないのも事実です。従来のように、
経験豊富な行政マンやベテラン
よりも、あえて異業種からの参入の方に、地方の突破口があると感じます。
そのため、今よりも少しだけ、「新しい政治のプレイヤー」が増えた方が良いと思います。
その阻害要因を一言で言えば、
政治が遠くにあり過ぎる
事だと思います。金銭的にも、心理的なハードル面でも。
ただし、この状況は逆に言えば、若い人にとっては「プレイヤーが少ない→希少価値を発揮できる」という意味で大きなチャンスです。
地方創生・人口減少対策など、「今までのやり方」では通用しない事が増えています。
その辺りを新しい切り口で突破していける、「新しい政治家」が求められています。