7月20日の19時過ぎ、五島市内で初となる新型コロナ感染者が報じられました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d6a11a409090e5c944d49fab868944a8c2c44234
7月21日、12時ごろに五島市のHPでも情報が掲載されました。
多くの市民の方から、「発表が遅い」という声を聴きましたが、その通りだと思います。
保健所が県の管轄だから、市はどうしようもできない
というのが実体ですが、少なくとも情報が出される仕組みを市民に説明し、改善する事が必要です。
加えて、五島市としても感染者の流入を減らすための呼びかけが必要です。
4月16日の緊急事態宣言が発令された際は、市長は「訪れない優しさ」を全国に呼び掛けました。
その時と比べ、医療体制が充実したわけではなく、状況は変わっていません。
そのため、再び五島市では「島外からの来島自粛要請」を出すべきです。
感染された方との接触がある方について
市長からのメッセージでは
7月21日から22日までに五島市保健所から連絡があり、希望される方は全員検査を受けて頂きます。
との事でした。
以下、長崎県の発表より
https://www.pref.nagasaki.jp/shared/uploads/2020/07/1595306166.pdf
~
1.患者の状況
【45例目】
① 年齢・性別 70代、男性
② 職 業 自営業
③ 居住地 五島保健所管内(五島市)
④ 国 籍 日本
⑤ 行動歴 7月 5日~ 8日 県外
7月 9日~ 市内在住
7月19日 発熱(37.6℃)あり
7月20日 帰国者接触者相談センターへ相談し、帰国者接触者外来を受診。LAMP法検査を行った結果、陽性であることを確認
7月21日 感染症指定医療機関へ入院
⑥ 濃厚接触者の状況
現時点で濃厚接触者なし。接触者については調査中である。
【46例目】
① 年齢・性別 70代、女性
② 職 業 自営業
③ 居住地 五島保健所管内(五島市)
④ 国 籍 日本
⑤ 行動歴 7月 3日~ 8日 県外
7月 9日~ 市内在住
7月19日 発熱(37.6℃)あり
7月20日 帰国者接触者相談センターへ相談し、帰国者接触者外来を受診。LAMP法検査を行った結果、陽性であることを確認
7月21日 感染症指定医療機関へ入院
⑥ 濃厚接触者の状況
現時点で濃厚接触者なし。接触者については調査中である。
まとめ
五島市が感染拡大(デマや風評被害を含む)を防ぐために必要な事は、
- 情報を早く的確に公開する仕組みを作る
- 島外への来島自粛を呼びかける
です。「2」は市長として断腸の思いがあるでしょうけど、このタイミングで出す事こそが大事だと感じます。
長崎県の知事の方針にも反していますし、今まで進めてきた「観光推進」の方針にも反します。
中村知事は記者会見の中で、「離島地域の方の声を尊重する」と述べた上で、
それぞれの組長から、「これ以上(観光客を)待てない」という意見であった。
と述べています。
https://www.youtube.com/watch?v=WfvaBRcoU6U
しかし、今こそ政治的な決断により、観光路線から撤退するチャンスでもあります。
4連休の間に観光施設を閉鎖するむつ市と同じくらい、堂々とメッセージを発する事が大切です。