選挙が近くなってきました。
私は「1秒も無駄には出来ない」という感じで、一日一日の過ごし方、時間の使い方に気を遣うようになっています。
最近、市民の方とお話する中で、
選挙はいつあっと??
というお話を聴きます。
殆どの方はそんな感じですが、候補者としてはどうしても、「感覚のズレ」を感じてしまいます。
- 政治家:選挙が近づくとバタバタする
- 有権者:選挙が近づいてもあまり無頓着
と感じる部分が多いです。
でも考えてみればその通りで、有権者は政治よりも自分の生活で忙しい状態です。
いちいち選挙までの日程を数えたりはしていません。
私だって今までは、選挙の事なんて殆ど無関心でした。
ただ、関心を持たせて注目を集める事も、政治家の大事な仕事だと感じます。
そのため、街頭演説やSNSを通じて少しでも関心を高めるような工夫が必要です。
どれだけ巻き込めるか?
が大事な要素になってくるように感じます。
政治と市民の距離感
市民にとっての政治は、つり革よりも高い位置にあり、手が届かない存在になっている気がします。
昔は共同体が社会そのもので、生きる事それ自体が政治参加のようでした。
ところが、現代は最小単位として市町村があり、その中で票を集積し、答えが出されます。
そのため、小さな郡部の声だけが政治に反映される事が非常に難しくなっています。
小さな生活圏を取り戻し、決定権を取り戻す
これがコロナ時代の目指すべき方向性だと感じます。
- 政治の事を知らない
- 自分ではどうする事も出来ない
そうした理由から、潮が徐々に引くように投票率も低下しているように感じます。
投票率を高める事が、全て良い事だとは感じません。
ただ、少なくとも自分の手の届く範囲の中に、共同体への意思決定がある方が良いと感じます。
そのため、(これは公約ではありませんが)「市町村の分離」こそが目指すべき方向性ではないでしょうか。
五島市の場合、合併を契機として郡部の疲弊が加速した事は否めません。
https://nakanishidaisuke.com/2019/06/02/big-merge/
平成の大合併以降、分離した自治体はないとされていますが、地方自治法の規定によると、市議会と県議会の議決を経て総務大臣から承認されれば分離・独立は可能だそうです。
婚姻や住所変更など「手続きを軸とした」住民サービスは全て人手が不要なロボットに代替させて、
人が主役となる地域づくりを軸に政治力を分散させる
事を考えた方が良いでしょう。
その意味では、昔のように、「1市5町」になる必要はありませんし、新しい行政単位が生まれるのも面白いと感じます。