改めてですが、シリーズの5作目です。
私は最近、YouTube動画を編集したり、次なるポスターを制作したり、割とインドア系の活動をしています。
あと半年もすると、多くの市民が、
なんであの人、市長選挙に出るの?
という部分が気になると思います。
私も何回かに分けて、ブログやYouTubeで説明をさせていただきましたが、今一つ「なるほど!」と府に落ちる説明になっていない気がします。
だから何度でも、これは説明が必要だし、自問すべきテーマだと思います。
前回とも被る部分がありますが、今日は率直に思う事を書いてみたいと思います。
政治について、横軸(世界)と縦軸(時代)で考えてみます。
横の世界を見ると、
中国政府は厳しい情報統制を行い、
都合の悪い情報は遮断しているようです。
一方、縦の世界を見ると、
日本政府も戦時中、国民に嘘の大本営発表を信じ込ませていたようです。
政治は時として、国民をだまします。
これは地方の政治でも、国政レベルでも言える事だと思います。
これは誰が悪いというより、システムのせいだと思います。
どうにもならないくらいに事態が切迫すると、ヒトは苦しいウソや言い訳を作る必要に迫られます。
私は前職でシステムエンジニアと言う仕事をしていましたが、完璧なシステムなんてありません。
スマホと一緒で、日々アップデートが必要です。
地方政治は4年に1度の選挙によって、議会と市長が選ばれる形で運営されていますが、とても更新が遅い分野だと感じます。
世の中全体の変化が1.5だとすると、民間の会社が何とか頑張って1.0、政治や行政の変化は0.1くらいな印象です。
技術の進歩、価値観の変化により、これから先、その開きは益々大きくなっていくと思います。
そうなった時、政治も生き物ですので、「どれだけ柔軟に環境の変化に対応できるか?」という部分が大事になってきます。
ダーウィンの進化論ですね。
環境の変化に適応できない生物は絶滅を免れない訳ですが、政治の場合はどうでしょうか。
象徴的なお話を一つご紹介します。
現在、五島市役所は庁舎を新しく立て替えていますが、4Fは
「巨大な書庫」
らしいです。シュレッダーにかけられない大切な行政文書を保管する場所なのでしょう。
ただ、そもそも紙媒体で書類を保管するという発想自体、時代遅れです。
色々と法律的な制約があるのでしょうが、情報の管理方法一つをとってみても、今の政治システムは呆れるくらいに遅れています。
「変化に適応できなかった」場合のとばっちりを食らうのは、有権者です。特にネット情報から遠い所にいる、子供や高齢者がその被害を受けます。
そうした被害を避けるためには、やはり一度、どうしようもなくなり、政治がウソでウソを重ねる前に、大きな手術を行う必要があると感じます。
今、変化を受け入れる事で、将来の致命傷を避けるか。
今、変化を受け入れず、将来に大きな爆弾を抱えるか。
いずれにせよ、世の中が変化しているので、政治も何らかの形で変化する必要があります。
五島では、
田舎の人は保守的だからね。(新しいモノを受け入れない)
というお話をよく聞きます。
私は何も、「変化する事が必ず正しい」という考えではありません。
ただ、「今までと同じ」事をしていては、どうやらこれからの時代は乗り越えられない問題ばかりである気がします。
私はどうせ「いつか変わらなければいけない」のであれば、出来るだけ早く変わっておき、将来へ痛みを残さない方が良いと思います。
夏休みの宿題を初日に済ませるのと同じです。
後になればなるほど、辛くなって、しまいには誤魔化しが必要になってしまいます。
市民の方にとって不幸なのは、そういう「選択肢」がそもそも存在しない事です。
私はこれから半年、
「早めの変化としての選択肢」
を提供できるように、
もっと一人一人のお話を伺う事を大事にしていきたいと思います。