SUP事業
2017年から始めた「五島SUP」。今年も皆様のお陰で大盛況でした。(HP、Instagram)
国境離島新法を使って始めたSUP事業ですが、2年の実績を振り返って見たいと思います。
ビジネスモデルと強み
SUP事業のビジネスモデルは至ってシンプルです。
- 機材の購入・スタッフの準備・会場の整備
- HP上で予約を受け付ける
- シフト作成・サービス提供
という流れです。強みとしては、
- 仕入れがないから在庫を抱えない
- 完全予約制なので、利益率が高い
- 競争相手がいない(大事)
初年度と2年目の数字を見ていきます。
①売上推移
2018年は、4月~サービスをスタートしました。
2017年 | 2018年 | |||
客数 | 売上 | 客数 | 売上 | |
4月 | 0 | 14 | ¥77,000 | |
5月 | 0 | 25 | ¥97,500 | |
6月 | 0 | 29 | ¥100,000 | |
7月 | 66 | ¥83,000 | 91 | ¥453,500 |
8月 | 172 | ¥425,000 | 162 | ¥731,750 |
9月 | 96 | ¥272,500 | 62 | ¥222,500 |
10月 | 6 | ¥20,500 | 0 | 0 |
合計 | 340 | ¥780,500 | 383 | ¥1,682,250 |
昨年との比較
- 売上高は2倍以上にUP
- 客数は10%増加
- 客単価は2000円UP
客単価は、初年度に販売促進で超安売りしたせいもあり、低くなっています。ちなみに、2018年の客単価は4,400円でした。
そのお陰で7月~順調に売上が伸びましたが、今年は悪天候で9月が弱かったですね。
②経費推移
項目 | 主な内訳 | 2017年 | 2018年 |
消耗品費 | SUP機材・備品 | 1,160,928 | 65,418 |
人件費 | スタッフ人件費 | 883,981 | 550,000 |
維持管理費 | 倉庫+客用トイレ | 159,970 | 67,049 |
広告費 | サーバー代金・広告印刷、レース大会 | 121,500 | 124,300 |
販売費及び一般管理費合計 | 2,326,379 | 806,767 |
昨年との比較
- 消耗品費は初年度は94%減(初年度のSUPボードが高額)
- 人件費は昨年より40%減
- 維持管理費は昨年より42%減
- 広告費は2%増(レース大会を実施)
- 費用合計は65%減
初年度はイロイロと経費がかかりました。主に設備投資としてのSUPボードですね。
更に人件費を抑えたり、高額な倉庫の契約を辞めたりと、経費の節減に取り組みました。
③利益推移
2017年 | 2018年 | |
売上総利益 | ¥801,000 | ¥1,682,250 |
販売費及び一般管理費 | ¥2,326,379 | ¥806,767 |
営業利益 | ▲¥1,525,379 | ¥875,483 |
初年度は大赤字でしたが、国境離島新法の補助金で何とかしのぎました。若い人は最初の資金がないので、こういうのがあると助かりますね。
まとめ
2018年は、以下の改善を試みて、何とか利益を出せました。
- 高付加価値の商品開発(往復ツアー・シュノーケリング)
- 人件費の抑制対策(常駐から完全予約サービスへの移行)
- 維持管理費の抑制対策(リース倉庫から空き家への移行)
来年度(2019年)は
- SUP商品のツアー化(旅行会社との提携)
- 新商品の開発(SUPヨガ、無人島探検)
- ドローン活用による魅力的なPR活動(インスタ映え)
- SUPの地域行事化(役所も巻き込む)
あたりに注力していきたいですね。