たびたび書いてますが
市長シリーズで書いている「島内での完全自動運転」ですが、実用化の波はもうすぐそこまで来ている気がします。
本日は、その自動運転がもたらされることにより、島の社会がどのように変化するのか、見ていきます。
① 観光の裾野が広がる
移動が楽になるので、今まで以上に頻繁に、遠くまで足を運べるようになります。
夜間走行
福江島で言えば、特に西側です。この辺りは日中でも30~40分くらいかかるため、気合と根性が必要です。
自動運転により、こうした場所はより身近な観光スポットとなるでしょう。
それに、ドライバーが不在であるため、同乗者を気にせずお酒を飲むことが出来ます。新しくキャンプ場を作るのもありですね。
- 大瀬崎・高浜の夕日鑑賞会(お酒OK)
- 大瀬崎・高浜の星空鑑賞会(お酒OK)
タクシーの場合だと、深夜料金が加算され、なおかつ本数が少ないため、移動には不向きです。
「車」の価値向上
自動運転は、「車」を単なる移動手段ではなく、「娯楽施設」に変容させる可能性を秘めています。
例えば従来の「バスガイド」が、自動運転の中で音声ガイドとして楽しむことが出来ます。
これはAIを活用することで、お客さんのプロフィール(年齢・性別・趣味・嗜好)に応じた「双方向の対話式ガイド」みたいな形も実現可能です。
そうなると、車は「移動する映画館・博物館」のような存在になるでしょう。
② 買物・介護の負担が軽減される
観光者以外にも、島民にとって自動運転はサービスの幅が大きいです。
高齢者が気楽に自動運転者を利用できれば、いわゆる「交通弱者」という概念はなくなります。
そして介護の時も、巡回ルートとして施設の場所を地点登録をしておけば、補助員の負担を軽減することが出来ます。
自動車を運転する=時間の無駄
という考え方が浸透すれば、人間が生産的な活動に費やすことの出来る時間も増えます。
③ 事故のリスクが軽減される
これも非常に大きなことですが、高齢者による交通事故は、年々増えています。
事故を減らすことは、社会全体の不幸を減らすという面で意味があります。
警察官が、「止まれ」の前で交通停止をチェックするという、あのお互いにとって意味のない作業も無くなる訳です。