椿油って、自宅で作れるの?
椿油を作ってみたいけど、方法が分からない。
こういった疑問に答えます。
結論から言うと、椿油は自宅でも作れます。
この記事を読むことで、「椿油の作り方」をイメージできるようになると思います。
私が実際に椿の名産地、五島で体験した作り方を基にご紹介します。
目次
必要なものと手順
色々な方法がありますが、自宅で作成する手順と必要なものは以下の通りです。
- 椿の種をペンチ又はハンマーで殻を砕く
- ミキサーで実を粉砕する
- 電子レンジ又は蒸気鍋で実を熱する
- 厚手の手袋とクッキングガーゼで油を搾る
- こし袋でろ過する
それでは、実際に体験した「椿油の作り方」を紹介します。
手順1. 椿の種をペンチ又はハンマーで殻を砕く
これが最初の行程になります。ペンチを使って黙々と実を砕くのですが、ちょっとしたストレス発散になります。
そしてついつい夢中になってしまいますよね。
木の実の殻を割って食べていた原始時代の本能なのでしょうか。
砕いた実は乾燥させておきます。
手順2. ミキサーで実を粉砕する
私は今回、石臼を使いましたが、自宅にはない場合が多いですよね。
砕くものがない場合は、ミキサーがおススメです。
手順3. 電子レンジ又は蒸気鍋で実を熱する
簡単な方法は電子レンジです。
電子レンジの場合は500kwで1分20秒くらい熱します。
取り出してみると、何ともいえない香ばしさが立ち込めてきます。
熱せれば香りも引き立ちますが、コーヒーの焙煎と同じで、温めすぎないことがポイントです。
それ以外の方法として、蒸し器を使う手もあります。
蒸すのは5分〜10分が目安です。
手順4. 油を搾る
十分に熱する事で、椿の実から油が出やすくなります。
逆に、冷えると油が抽出しづらくなりますので、熱いうちが勝負です。
方法としては、
厚手の手袋を装着し、クッキングガーゼで包んで絞る
のが一番簡単です。
ポイントは圧縮して絞り出す事ですので、
ご自宅にある道具を上手く活用してみるのも良いかもしれません。
手順5. こし袋で濾過する
完成!
いかがでしたでしょうか?
意外と簡単ですよね。
椿油の使用方法
椿油には様々な使用方法がありますので、一例をご紹介します。
- 毛髪・頭皮の油分補給、整髪料
- てんぷらなどの揚げ物の食用油
- 機会・工具の錆止め
- 革製品のお手入れ
- 化粧品や薬品の原材料
椿油作りは難しくない
必要なモノさえあれば、椿油を作るのはあまり難しくないし、作業自体は楽しいです。
ぜひ一度、椿油作りにチャレンジしてみてください。
長崎県五島列島産の椿を扱うお店の情報です。
化粧品や食用にも使えますので、ぜひのぞいてみてください。