五島市の市議会では、議事録が閲覧可能になるまでに、数か月かかります。
そこで、議事メモを残しています。
※内容は正式な議事録ではないため、発話の全てを反映しておらず、必ずしも正確でない箇所もあります。
日時 2026/3/11 11:05ー
目次
憲法改正に関する議論が本市行政に与える影響について
憲法改正について市長の考えは
山﨑 憲法とは何かよくよく考える必要があるのでは。憲法について十分話し合ってきたと言えるか。そうではないと思う。じっくり考えることがないのでは。しかし、市民に一番大きな影響を与える。数の勢いで憲法を変えられてしまっては取り返しのつかないことになりかねない。そもそも憲法とはどのようなものか。市長の考えは。
市長 最高法規であり、国会における発議を期待しますと、前向きな姿勢を示している。改正するためには96条に手続き規定がある。国会で総議員の3分の2以上を経た後、国民投票が定められている。現在の状況は3分の2以上あるが参議院は達していない。ハードルは高いと考えている。様々な議論がされているが、国会で憲法改正案は発議されていないと捉えている。
山﨑 憲法とは何かと聞いたつもりだったが、私がちょっと説明します。昔の世界では市民には権利がなかった。王様・殿様・貴族、偉い人がいて苦しめられており自由・平等・権利がなかった。人々が長い歴史の中で少しずつ権利を勝ち取ってきた。今そのおかげで生まれた時から人権を持っている。これを基本的人権と言う。普通の一般庶民・国民の人権をまもるという事が大事。国民の基本的人権を、国や政治に保障させるというもの。様々な要望や願いを市政に届けている。そうやって自由にものが言えるのは憲法で保障された権利だから。憲法がそうしなさいと言っているから。市民にとって本当に大事なものだと分かると思う。大きな権力を持つ国や市長といった権力者が暴走しないように縛っておく役割もある。それなのに、高市早苗さんが、権力を持っている側が変えようというのはおかしいと思うがどうか。
市長 我が国の最高法規であり人権尊重が謳われている。憲法改正に向けた姿勢は、いずれにしても国民の側から申し述べることはできない。国会で総議員の数を得た後に行われるので、まずは国会の方で議論されるのだろと受け止めている。
山﨑 市長の考えがよくわからないが次にいく。国民投票になった場合のことは考えておく必要がある。憲法の法律は何が違うのか。
現行憲法と法律の違いについて市長の考えは
市長 国民の権利・自由が保障されることが謳われている。民法・刑法は国民に義務を課すもの。国会において審議される。憲法の98条では憲法に反する法律は有しないと理解。
自民党憲法改正草案が市民生活に及ぼす影響は
山﨑 なるほどーと皆さんわかったでしょうか?分かりやすく言うと、憲法が一番上。国民が権力側に守らせる最高法規が憲法。公務員も入っているが、法律は国民に守りなさいと言っているもの。憲法を変えたいと言っているのが自民党だと思うが、改正草案がだいぶ前に発表されてHPにも掲載されているが、そのまま改正案になるかはわからないが、見たことはあるか。
市長 2014年に草案を出しているが、自民党の取材をしていたし、憲法の草案自体は見たことがある。
山﨑 それを見てどう思ったか?
市長 この立場になると申し上げにくいこともあるが、まだ民主党政権時代だったが、保守色の強い内容と受け止めていたが、時代に合わせて憲法を変えていこうというふうに理解していた。
山﨑 昨日古里議員の発言に対して恒久平和の実現を心から願っていると。恒久平和は憲法の前文に入っている。そのために9条が定められているが、改正草案には恒久平和という言葉がカットされている。9条が別物に書き換えられている。恒久平和を願っている市長にとって、消された改正草案についてどのように考えているか。
市長 五島市としては2004年に宣言している非核平和宣言に基づき、・・・全ての市民の願いと歌っている。大事なものだと思っている。
山﨑 恒久平和が消されたことに対してはどう思っているか?
市長 あくまでも自民党の2014年のものであり、発議されている訳でもないので答弁は控えます。
山﨑 広くその事実を知ってもらった方が、世界の情勢が不安定になっておりどういう風にするか一人一人が考えなければいけないと思う。第9条と緊急事態条項はご存知か。
市長 H24、H30のたたき台・素案にも盛り込まれている。緊急時の国会や内閣の対応を強化するものと理解。
山﨑 大災害とか有事が起こった際にトップに権限を集中させて国民に保障された権利が制限することができる。これを入れようとしている。これが危険なこと。戦争に走って行った過程は暴走を止めることが出来なかった。第二次世界大戦で他国にも重大な被害を与えた。そうならないために、そこで決めた訳だが変えることは危ないことだと考えて、注意して見ていただきたいと思う。
国民投票を実施することになった際の市の事務体制と対応は
総務企画部長 憲法改正のためには・・・国民投票を規定している。年齢が18歳以上の日本国民が投票可能。選管が行うことになっており広報の配布・在外人・通常の選挙と同じになると思う。憲法改正は誰も経験したことがないので、全ての国民に内容が伝わる事が必要。憲法改正案・新聞広告など広報を行うことになる。
山﨑 市が行う訳ではない?
総務企画部長 国会内で協議会が設置されて案が設置される。
山﨑 国政選挙の際もSNSでどれだけ混乱するかわからないが、お金を持っている所が有利。幾らでも宣伝することができる。都合の良いように宣伝できる。憲法は普通の市民を巨大な権力から守るもの。市民が人間らしく暮らしたい・その願いを叶える最強のアイテムと言って良い。そういうことを考えていただきたい。憲法を政府が変えた方が良いという人が殆どだった。大変なことだと思っている。変えられてしまったらどういう事が起こるか考えていただきたい。
災害時における避難所の運営について
現状と課題は
山﨑 東日本大震災から15年経ったがまだまだ復興は道半ば。災害ボランティアの内容を知る講演を受けた。震災のことを忘れないために災害時を考えておく必要がある。現状と課題は。
総務企画部長 毎年のように台風が接近するから、防災意識は高いと思っている。しかしながら昨年7月に防災地域に指定されたことから、震度6の地震の可能性が指摘されている。長期化にわたる避難所運営・強化に努めたい。
山﨑 課題は?
総務企画部長 避難所は一時避難になっている。大地震が起きた際は、避難が長期化され十分な対策が取られていない。課題と思っている。
山﨑 十分な対策が取られていないとはどういう事か?
総務企画部長 長期になった場合の備蓄・避難所での日常生活・トイレ関係・入浴施設・受援計画も十分ではない事が課題。
山﨑 長期滞在を想定していないということか?
総務企画部長 今まで短期避難が中心だったので、対応がなかなかできていない。
市民ボランティア団体の受入れ体制はできているか
山﨑 各自治体に持ち帰って確認をした方が良いという話だった。市民ボランティア団体の受け入れ体制は能登はできていなかった。得意分野が決まっているが市民ボランティアを受け入れられるかで復興スピードが異なってくる。大変遅れてしまったと。五島市はどうか。
総務企画部長 五島市もほぼ同じ。どういった市民ボランティアがいるか。得意分野の把握ができていない状況。R4の8月に社会福祉協議会と協定を結び、災害発生時は市と協力して体制を受け入れる。その以前の段階でどのようなボランティアの把握はできていない。
山﨑 今からするのか?
総務企画部長 社協にも訓練をしており市も参加している。長崎も中間支援組織がやりとりして上手く伝わらなかったという部分もあり、中間支援組織の準備をしている。今後、社協と対策を進めたい。
各避難所における責任者を男女各1名の複数配置とする考えは
山﨑 必ず女性のリーダーが必要と力説された。生理用ナプキン・おむつ・下着サイズの聞き取り、配る際に欲張って配ろうとする人をなだめたり、女性の力が大きいという事だった。サロンという場では女性が得意という事で、家族関係を上手く世間話をしながら探り、別の支援が必要であれば繋いだり、細かい事ができる。罹災証明が分からない人に確認したり女性が上手にできたと。女性の視点を入れる。衛生面・プライバシーの確保が必要と。五島市の避難所を作った場合の配慮は。
総務企画部長 女性視点は欠かせない。開設した場合21ヶ所は女性を配置している。大規模災害時の運営研修をしている。地域住民の参加も不可欠なので呼びかけたい。
市長 女性の視点、取り入れなければいけない。ガイドラインの中でも女性の安全安心を確保する工夫・更衣室・男女別トイレが謳われている。暴力予防の取り組み・環境整備が謳われている。安心して避難生活を送れるように女性視点は大事と思っている。
山﨑 21ヶ所以外はどうなのか。
総務企画部長 つい最近までは男性職員対応だった。先ほどから話がある通り女性視点は大事なので女性職員にお願いしている。総務課の方でお願いしたい。
山﨑 1回だけ避難したことがある。近所の避難所に行った際は市の職員ではなく町内会長さんが対応してくれたが、町内会長はほとんど男性と思うが男性ばっかりになると思うがどういう風に女性を入れていくか。
総務企画部長 届出避難所になると思う。開設は町内会長・地域の方にお願いしている。職員は配置していない。女性視点は大切なので管理する方にはそういう伝え方もお願いする。
山﨑 地震が起こらないのではと思ってしまうが、長期災害はあると思うので女性が配置されるようなことも考えて欲しい。
時間が余ったので憲法に戻りまして大事だということを考えてほしい。立憲主義という形で中学生にも教えている。
(教科書の紹介)
