【2025年12月五島市市議会メモ】下山議員

五島市の市議会では、議事録が閲覧可能になるまでに、数か月かかります。

そこで、議事メモを残しています。

※内容は正式な議事録ではないため、発話の全てを反映しておらず、必ずしも正確でない箇所もあります。

日時 2025/12/

物価高騰対策について

昨今の物価高騰に伴う市民の生活状況について、市長の考えは

下山 月日が経つのが早く朝夕冷え込んできた。インフルが流行して長崎県は34番目の流行で加速するとの予想。これから一段と厳しさを増すので気をつけて冬を乗り切ってほしい。市民からものの上がり方が異常であり2−3割高くなっていると。大臣が変わると180度真逆の方針を示している。卸業者は在庫を抱えている。野菜の値段も高く鮮魚も割高感がある。サツマイモの収穫は多いが・・。物価高騰に伴う市民の生活状況に対する市長の考えは。

市長 円安の進行などに伴い、生活必需品が高騰して高止まりしている。市内の事業者様の経営にも影響が及んでいることを危惧している。五島市では臨時交付金を活用して低所得世帯への給付金、様々な支援事業を実施。R5以降の支援として住民税非課税世帯へ上限10万円、児童に対する5万円支援、追加給付も実施。給食費の高騰に対する支援、つばき商品券も物価高騰対策。その他、物価高騰の影響を受ける地域公共交通の支援、医療機関への支援もしている。生活や市民の状況を踏まえて効果的な事業の構築を図る。

五島市つばき商品券の市民及び地域経済への効果と課題

下山 景気対策は色々やっていると承知しているが、一番につばき商品券の話もしたが、経済への波及効果はどうであったのか。今後の課題は。

産業振興部長 50%のプレミアム付き商品券を購入いただき、357店舗で利用可能だった。商品券を事業者で換金手続きをしている。12月5日時点で4億円が換金されている。エネルギー・食料品の対策として実施。事業が完了していないが、一定の経済効果はあっていると思っている。課題は事業完了後の検証で明らかにしたい。

五島市つばき商品券に関する次年度の計画

下山 結構皆さんに人気があったと思う。妻も喜んでいたので効果があったと思う。売れ残りはなかったのか。今後販売する計画は。

産業振興部長 申し込んだ人が辞退するなどして100%販売は出来ていない。売れ残りは若干あった。

市長 次年度計画について、高市総理は21兆円の経済対策を組んだ。重点支援地方交付金を拡充する支援を計画。現在市内で競技中でまだ決めていない。事業者の皆様の負担軽減策をしっかりまとめていきたい。

下山 昨年売れ残りを販売してゴタゴタがあったのでお尋ねした。

観光客の現状と今後の取組について

季節ごとの観光客数と主な来訪理由

地域振興部長 20万。1−3月が36000、4−6が47000、7−9 65000、10−12 が50900人。(おおよそ) 訪問客アンケートによると、海や山などの自然。食材、教会巡りとなっている。

閑散期に観光客を増やすための取組

下山 夏場が多く冬場に減少が見られる。閑散期の取り組みは。市民にアイデアを募集するのは如何か。素晴らしいアイデアに商品を出すのはどうか。知恵を出すのはどうか。マイナスをプラスにすることで長期滞在に繋がると思う。一例を挙げれば豊後大野市は温泉がないが、自然豊かで清涼感を求めて多くの人が訪れるが冬は考えた結果、サウナを思い付いたと。アウトドアサウナで身体を温めて豊かな自然やエコパークに認定されており自然を活用した産業振興をしている。五島市によく似ている。夏の暑いい季節は多く訪れるが、サウナで温めて冬の海に入ることはオールシーズンの誘客につながるのでは。市長はサウナは好きか?私は大好きです。

市長 サウナも様々な種類がある。ミストサウナが好きです。ドライサウナは苦手です。サウナのまちづくりは大変興味深い。9箇所設置されている。日帰り、宿泊者限定がある。サウナに行ってみたい。12月から2月は椿まつりを開催したり食のイベントをやっている。これからも冬場の観光対策に取り組みたい。

下山 五島市には癒しを求めてくると思う。山・川・海という雄大な自然がある。リラックスを促すことができる。私たちは固定観念があるが、一般島民の方にはあまり恩恵がない。世界遺産の教会では、老人クラブによるおもてなし、沢庵とかキビナの塩焼きを出すことによって対価を得ることができると思う。ツアー客が来る場合は待つ必要もない。野々切の方で馬に人を乗せてガイドをつけて乗馬させる事を計画している。眺めこそが癒しの源だと。乗馬が5−10万円すると。五島市の中に芸能・祭り・人手不足に行事ができない話をすると、ツアーを組んで観光客と行うことができるのでは。市長、今の話の中で感じることがあれば。

市長 世界中から訪れる癒しの島を目指すと計画している。当たり前のものも魅力的に映ると。磨き上げを行い、旅行会社の商品として販売したい。冬場の観光客対策に取り組んでいきたい。

下山 なるたけ地元にお金が回るような環境づくりをしていただければと。

住宅の建築件数の推移と今後のインフラ整備について

旧福江市及び各旧町ごとの建築件数の推移(過去3年間)

下山 市民目線で五島市の将来をどうみているのか分かると思う。住居は一生で一番高い買い物だと思う。見えてくる事柄として学校・職場・交通利便があると思う。職場の市街地が多いこと、不便さ、商店街が少なく大型店が多い。過去3年間の旧町ごとの分析評価は。

建設管理部長 R4 ふくえ109件、富江、三井楽、岐宿、奈留 129件、

R5度 ・・・・・計 118件

R6・・・計 89件

全体として減少傾向にある。建築材料の費用高騰、人口減少が影響している。過去3年間の合計は339件であり福江が84%で集中している。

推移状況に対する分析と評価

下山 建築件数が少なく福江市の方に多いことから、市街地への思いは高いと思う。市街地整備にあたり未整備地区がある。水手町は住宅建て替えが困難。防災面でも不安を感じる。密集地の今後の方向性は。

建設管理部長 道路各副事業は要望をもとに実施している。多額の費用を要するために実施は困難。

道路整備に関する今後の方向性

下山 制約はあると思うが努力していただきたい。

住宅密集地の無電柱化について

現在の進捗状況

下山 無電柱化の状況には心を奪われて感動した。公約の中に掲げており市長の思いには共感する。費用・理解など課題があると思うが実現に向けて一歩でも歩みを進めてほしい。

市長 国からの補助が必要。長崎県無電柱化推進計画への位置付けが必要。電線管理者の同意・合意が必要。時間がかかる。平戸市は合意形成を図り2年で漕ぎ着けて、今7か年計画をしている。11月10日は無電柱化の日。東京ではイベントがあったことを覚えている。1が3つ並んで0にするという日。東京では進んでいる。観光地で無電柱化が進んでいる。埼玉川越市、福島県下郷町の宿場町では進んでいる。五島市も密集地がある。担当課において区域を慎重に検討している。

下山 実現していただきたい。今後ともよろしくお願いします。

地域福祉センター荒川温泉の閉館について

市長の率直な思い

市長 気軽に楽しめる施設ということで癒しの場所の一つであると。老朽化・雇用の観点から社会福祉協議会で売却に至ったと。残してほしいという声もあるが、決定されたことなので、今後の行方を注視したい。

荒川地区の振興に関する今後の方針

下山 荒川温泉に入ったことはあるか。

市長 3月に帰って来てからは入ったことはないが、小さい頃に両親に確認したが、家族皆で豆や旅館に行ったと。日帰り入浴だったと。国民宿舎があったが福岡の親族と行ったが、現在の方は入ったことがない。

下山 昔から利用しており感慨深いものがある。漁港が賑やかな時代は活気があり天然温泉として楽しんだ思い出がある。今でも利用している人から、温泉に入った後、近くで飲食を楽しんでいると。社協運営の温泉が3月で閉館されることについてどう思われているか。

市長 先ほども答弁したが、利用される方から直接、続けてほしいという声も入っているが、閉館する話は社協で決めたことなので行方を注視したい。

下山 振興に関して、閉館すると利用者の足が遠のいてしまい商店も大きな影響を受ける。荒川地区の振興についてどう考えるか。

玉之浦支所長 H26に活性化プランが作成されて推進協議会が毎年イベント実施。温泉活用の取り組みはされておらず、温泉に入ってしまうことから早急に計画の見直しを図りたい。

下山 温泉に対して行政として荒川温泉の存続に向けて力をお貸しいただければと思う。