【2025年12月五島市市議会メモ】松本 晃議員

五島市の市議会では、議事録が閲覧可能になるまでに、数か月かかります。

そこで、議事メモを残しています。

※内容は正式な議事録ではないため、発話の全てを反映しておらず、必ずしも正確でない箇所もあります。

日時 2025/12/10 10:00ー

松本 市民の声が多かったものは海上タクシー廃業・存続は大きな課題。厳しい事態となっている。離島を抱える全てが関わる問題であり早急な対応が必要。観光やレジャー・ビジネスなどに大切な役割を果たしている。島内から心配する声を聞く。猪の被害が拡大している。11月9日に上五島で人身事故があり3名が搬送されたとの情報。地域住民の手を借りながら安全な対策をするように要望。医療体制のあり方について、人口減による人手不足患者の減少により倒産する病院も出てきている。企業団の実態はどうなのか。把握する必要があると考えている。

五島列島架橋の必要性について

五島市内での実現について市長の考えは

松本 網本議員が架橋を説明して私も同意している。将来を見据えた対策になると思う。陸上、通院、観光拡大が可能になる。物流・福祉・医療などで機能を発揮する。架橋構想をもう一度考えてもらいたい。

市長 以前議会でも試算は3000億を超えると答弁。橋で繋ぐ場合、久賀1km、奈留2km。都議大橋は73m、玉之浦大橋は170m。新上五島の若松は500m。これらと比べると長くなる。島を橋で繋げば搬送は容易になり産業振興に効果があると期待されるが費用が高くなり実現が困難な事業と考えている。様々な不安に対しては実現可能な政策を横断的に考えて不安解消に努めたい。

松本 市長の答弁の中に橋を掛ければ莫大な費用がかかると承知している。夢や希望を持って望んでいる。人口減少とともに人手不足が懸念される。もっと苦しく厳しい状態になる。二次離島はこのさき身に染みると思う。航路もギリギリで運行している。五島市には船舶がなくてはならない。客船や大型船は船長・機関長が必要。人員が確保できない場合、動くことが出来ない。船員だけでなく会社・代理店も人材不足で高齢化して後継者がいなくなる。4万Tクラスの桟橋を構えたらどうかと質問した。県に要望している。久賀や奈留島を拠点にできないか。

市長 橋で繋ぐ構想は昔からメリット・利点指摘されている。過去を調べてみた。35年前の論文を見つけた。効果について幾つも挙げているので紹介したい。船舶を介在した形態から連続性の観点で解消される。住民に安心感を与える。文化の発展に繋がる。地域経済振興にも寄与すると指摘されている。利点・メリットは出てくると思うが建設費も多額になる。合併前の時代から多くのかたが推進してきた時期があるが、県への要望も取り下げたと聞いている。建設費が大きくなり断念せざるを得なかったと。高いハードルがあり難しいと考えている。

松本 船舶はギリギリ回しているが人口減少が続けば観光の流れも変わる。定期船の欠員により役割を果たせなくなる時期が必ずくる。船員不足のために不定期航路の廃業も出てくると思う。そうした動きが出て来た時に県や市はどう対応するのか。

市長 奈留島のフェリーの中で船員募集のチラシをみた。人手不足は肌で感じている。国や県としっかり協力しながら色々な事をスピード感を持って対応していきたい。

松本 同じ五島市で福江や奈留島・交流をしたことはないと聞く。橋があればこうした島民の交流も広がり出会いのチャンスもあると思うがどうか。

市長 橋で繋がる効果は大きいと思う。中々実現できている橋の長さと比べても距離が長くなり費用も嵩む。実現は難しいと考えざるを得ない。

松本 架橋について現実性がないと。副市長。当時関わった方の発想に夢と希望を持っている。関心を持つことも重要。2万人になった時に新上五島町と合併すると思うがどうか。

副市長 2060年2万人に向けて精一杯施策を遂行している。現時点では合併の話は出ていないのでどうも言えない。

松本 架橋構想を諦めてはいけないと思っている。

ドクターヘリの運航休止について

長崎県に対して整備士の確保を強く要望すべきでは

松本 一刻を争う患者を措置して搬送する。57機が配置されている。過疎や離島などを対応。今年に入って8月から9月で4日間、29日から31日まで運休している。背景には整備士不足が指摘されている。なりて不足の事態になっている。秋までにドクターヘリを運行予定でしたが見合わせているとのこと。2機目を周航することは多いからだということだが、佐賀県のヘリを要請している。市の考えは。

福祉保険部長 住民の生命をまもる安心安全に欠かせない。整備士の不足が重なり運休が続いている。救急医療体制のため県に働きかける。

松本 人の命に関わるのでしっかりよろしくお願いします。搬送体制の実績と要請手順は。

消防長 ヘリによる急患搬送は中央病院、奈留病院から会っている。防災へり・自衛隊が対応。通常、消防本部から要請しているが、直接病院から要請も可能。医療機関からの要請により県に急患搬送の依頼をしている。

松本 ドクターヘリが飛ばなくても防災へりや自衛隊ヘリでも可能なのか。

消防長 病院間搬送は緊急度が高い場合は医師同士の話をする場合もある。

松本 ドクターヘリの重要性が高い。離島のためにお願いしたい。奈留島の方の緊急搬送の件を伝えたが断られたと。昨日、亡くなったと。海上タクシーを責めるわけではないが、消防本部が作成している一覧表について、本当に一覧表が緊急搬送に対して役割を果たしているのか。

消防長 本日も成島から搬送があり、名簿に載っている瀬渡し業者にお願いしているので、機能している。

松本 今日はたまたま瀬私が朝から来た。昼間は何とかできるが問題は夜間。海上タクシーの船長から聞くと夜は酒を飲んで寝ているので無理との回答だった。ところが一覧表には円がついていたがどう思うか。

消防長 一覧表は毎年4月に個別に連絡して緊急時の協力可能か確認している。何もなければ可能と伺っているが、仕事の関係、お酒を飲んでいる場合は対応できないケースもある。

松本 搬送をしても割が合わないという話がある。往復で4万。夜は危険を伴うので費用をあげてもらえないかという声もあるが。

消防長 費用についてはこちらから幾らと提示したことはなく、すべて業者から請求に基づいて支払いをしている。

松本 離島は厳しい状態となるので、海上タクシーに消防長から一覧表の確認をしてください。

ドクターヘリ、防災ヘリ、自衛隊ヘリで搬送者に対してできることの違いについて

久賀島で実施した救急搬送シミュレーションについて

シミュレーションの詳細について

11月13日、長崎大学が共同で島内住民の救命。緊急搬送シミュレーションをしたが、どう思ったか。私は体調不良で参加できなかった。詳細は。

福祉保険部長 二次離島には救急車がなく住民が手伝っている。搬送の課題、脳梗塞患者の搬送の切実な声をきっかけに行った。市の消防本部、住民が連携してシミュレーションを実施。傷病者の発見から診察・一覧の流れを確認して参加者による意見交換を行い、議論がされた。

松本 久賀は救急車がない。樺島・赤島・貴島も同様に島の団結力があるからこそできること。課題は。写真を見て私が気になることがあり、今回は市の職員が三人ほど乗せる写真を見たが、良い経験をしたと思う。が、久賀島に若者がいれば良いが、高齢者が陸から船に積み込むことが難しいと思うがどうか。

判明した課題とその対策について

福祉保険部長 反省会の中で島民も高齢化しており、職員が患者の軽い人形を運んだが実際は四人でも重いと。実際の救急搬送では反省点を振り返り、島内の人員確保、海上移送手段の確保が課題となっている。

松本 部下を褒めてやってください。良いことをした。上五島の北の小値賀島は漁船利用して搬送している。島ならではの助け合いの気持ちがなければできない。片道かなり遠い。住民・行政・消防と共に訓練が必要と思う。

福江港ターミナルの道路管理について

混雑時の道路から浮き桟橋への入り口の通路確保について

松本 桟橋では人の上下船や積み下ろしがされている。桟橋に行く道路を車で塞いでしまい妨げとなっている場合もある。駐車禁止のラインやマークを設置したらと思うが答弁を。

建設管理部長 維持管理を県から委託で行なっている。帰省客の多い期間は警備員を配置している。通常も県に相談して路上駐車の解消に向けて検討したい。

松本 正月前後は混雑する。なるべく駐車場を使うようにしてもらいたい。11月29日、体育館で障害者芸術文化祭があり初めて足を運んだ。発表を楽しく拝見した。富士学園のダンスも市長・議長と踊った。一緒に過ごせた時間を大切にしたい。