【2025年6月五島市市議会メモ】出口 浩一議員

五島市の市議会では、議事録が閲覧可能になるまでに、数か月かかります。

そこで、議事メモを残しています。

※内容は正式な議事録ではないため、発話の全てを反映しておらず、必ずしも正確でない箇所もあります。

日時 2025/6/19 14:45-

一次産業振興に向けた市の戦略と体制整備について

五島市としての一次産業振興に向けた中長期的な戦略や方針は

出口 ラストバッターとなりました。私は一次産業の皆様の声を届けていきたい。地元の話題提供を一つ。奈留の潮流発電は順調に進行中。デバイスを1100kwに改造して電力系統に接続している。12日には英国大使の方が奈留島まで足を運び関心が高く意思表明があっていると聞いた。英国大使館のSNSで発信されると思う。親しみやすく、私よりも日本語が上手でした。

出口 五島市のR6の統計書・総生産のうち農業は28億、水産業は32億と記載。農林水産業は波及効果の大きい裾野の大きい産業。一定以上の役割を果たしているが担い手不足が深刻化しているため長期的な戦略が必要。

市長 各種事業は総合戦略に基づき施策を進める。稼ぐ島・癒しの島・学びの島にすることを目的にしている。担い手の確保育成、海という資源を活用する、有機栽培、スマート農業、を重要と位置付けた。栽培漁業の推進、養殖漁業の推進、モバの回復強化、加工品の開発に取り組む。農林業は有害鳥獣対策、生産基盤の維持、つばきの有効活用など。R11年度の指標を定めている。匠認定者数は増やす方向性で頑張っていク。かっこよくて儲かる産業にしたいと述べた。ICT活用して養殖の自動給餌、自動清掃、遠隔把握を推進。基盤整備の拡大・省力化を図りたい。近年水産業が農業を逆転している年もある。かつてない勢いがあると思っている。専門的な意見にも耳を傾けながら進めていきたい。新鮮な魚を海外にも販路拡大していきたい。五島市も後押しをしていきたい。

出口 緊張のあまり席を間違えそうになった。総合戦略は見た。中身を読んでいると農林業では耕作放棄地など・・・があるが、かっこよくて儲かる産業にしたいとあるが、主観によるものだと思っている。農業者漁業者の仕事は自然に向き合っている。天災は手間暇が無駄になることも多い。収入を得るために命懸けでやらなければいけない。その姿そのものがかっこいいのではと思っている。経営基盤を強化するために総合戦略の中で謳われていると思う。実は先日定置網の漁業者に感想を聞いたら、魚が網に入っていることが確認できるのは有り難いと言っていた。早く実現してもらってゆとりを与えて欲しいと思う。総合戦略は、生産者市民に広く周知されているのか。

総務企画部長 昨年度に策定したばかり。作成する段階では産官学の皆様に手伝ってもらっている。市民にはHPや機会あるごとに積極的に説明しきたいと思っている。

出口 HPは万能なのか。紙媒体の方が安心して読める。インターネットを利用しない、できない方もいる。一定程度の紙媒体の提供も必要とあった。レジュメ・要約版を作成して整備すべきでは。

総務企画部長 概要版も作成している。ページも少ないので配布可能。広報誌でも記載しているのでそうした事も考えながら配布したい。

出口 市の補助事業も併せて発信していただければ。市長から「五島に生まれてきて良かったと思えるように」とある。

今後の一次産業の振興・戦略を図る上での担当部署における人員体制について

出口 事業の進行を図る意味でも重要な役割を担っている。関税・中東紛争などもあり、同行の先は読めない。未来志向で一次産業担当職員の増員が図れないか。初日の中西議員の質問に対する回答で不足しているという状況だと思った。ヘルプできない部分が農林水産業は厳しいが生成AIを使うしかないのだろうけれども、マンパワーが必要だと思う。本当に苦しい中だがご一考頂けないか。

総務企画部長 全体の職員数・業務量の調査をもとに人事配置を行っている。今後の産業振興を図る上で人員配置が必要。人事を担当する立場としては、全ての部署に適切な人員を配置したい。職員数が不足している状況もある。できる限りの人員配置をさせて頂いている。

出口 出来れば職員を確保していただき配慮をお願いしたい。以前は県との人事交流で繋がりや立場を理解すること、スキルアップになっていたが、出向派遣の計画はないか。

総務企画部長 H29以降は一人ずつ交流していた。今年度は見送られている。調整が整えば段階的に行いたい。H21から振興局と執務室の共同化はしている。人事交流はせずに同様・それ以上の効果があるのでは。

出口 庁舎内で横にいるのと出向するのは違うと思う。職員の視野拡大にもなる。出向いて来ていただくことを検討していただきたい。

有人国境離島法の改正・延長について

現在の海上輸送費補助の品目について

総務企画部長 国が定める要領に基づき、原材料の移入にかかるコストを支援。米・野菜・畜産品など23品目。

出口 メニューの一部だと思っている。生産者にとっては他地区と同じステージで勝負できるから大きい。水産の場合は五島〆なども高い評価。国の補助率が下がるという噂がある。この補助率を含めて働きかけを行ってほしい。噂については。

総務企画部長 今後改正の準備に入る中で情報は入っていない。

薬品・医療機器・医療備品などの移入費支援について

出口 離島の医療介護施設に輸送コストがかかる。終始悪化の一因になっている。医薬品に対する支援のメニューはないか。

福祉保健部長 直接はないが、情報収集しご案内したい。

出口 薬の価格はどういった形で設定されているのか。

福祉保健部長 医療機関に置き換えると単価契約をしている。卸に単価契約で入札をかけて決定していると思われる。

出口 移送費も含まれていると思う。色分けしてもらって支援できるものはしてほしい。洗い出し・改善策を検討していきたい。

医療および福祉に対する支援メニューの創設について

出口 離島に人が住み続けるためには必要不可欠だと思っている。

福祉保健部長 奈留医療センターの一部は県と市で負担している。新たなな支援は考えていない。介護事業所も福江島においては人材不足の影響を受けており工夫努力により運営していると聞いている。支援制度については公平性の観点から現時点では考えていない。市も一緒になって考えたい。

出口 島嶼部は定額の補助がある。どこの医療機関も日経ヘルスケア社の業界動向を見ると、経営状況は国公立病院の90%が赤字。公立はほとんどが赤字で構造上の問題だが病院は必要ないという結論には至らない。

出口 国境離島法では特別な措置を講じられたい、とある。継続的な居住が可能となる環境の整備を図るとある。市民が生活する上での砦と言える福祉は最も基本となる部分。様々な支援メニューを探っていただき、二時離島の市民に安心感を提供してください。

国などへの働きかけの進捗状況とこれからの動きについて

総務企画部長 3月、4月に市町の要望を取りまとめ、聞き取りを行い意見を提出している。議員連盟のヒアリングが行われ、出口市長が登壇。通常総会で離島振興の特別決議が行われることになっている。法律の延長を求める意見書を提出して要望活動を行う。関係機関と調整して改正に向けて要望していく。

市長 自民党のヒアリングに出席して、帰省客・島民割引の対象拡大を要望・観光客まで広げて欲しいこと。輸送コストの拡充も求めた。移入は1品目だけが対象。養殖の場合は餌と稚魚と必要なので2品目を要望。椿油が入っていないので対象にしていただきたい。最近色々な動きが出ているが、島民割引きの対象拡大を衆院に提出している。法律の延長と施策の延長を求めて8月22日には要望活動を行う予定。離島の数は全国に71あるが五島市には11ある。一番多いのが五島市。先頭に立って改正延長に動かなえければならない。

出口 到達に向けてオール五島で望んでほしい。

福江港・奈留港ターミナルについて

来訪者への案内表示について

出口 案内表示がわかりにくいという指摘を受けた。どこに何があるのかよくわからない。(写真)奈留ターミナルも案内がない。

建設管理部長 ポスターや横断幕の掲示を行っている。期間が経過したものを撤去するなど進める。見直しを行い導線の整備を行う。奈留のタクシー乗り場の案内改善に努めたい。

回数券の導入検討と福江港ターミナル内の動線改善の状況は

出口 進捗は

産業振興部長 回数券制度があったが運賃低廉化により廃止となった。購入者に対し購入時・乗船者にカードの提示を求めている。実施維持するためには厳しいとの事だった。乗り継ぎが短い場合は乗船券販売を行うなどしている。早めの販売開始をお願いした。コーンの設置など重ならないよな措置をお願いしたい。

出口 写真3をご覧ください。長蛇の列が出来ている。困っているのは市民なのでもう一度チャレンジしてほしい。関連する質問として昨日奈留出身の議員3名、太陽が特定の日に運休させなければならないという情報が入ってきた。真偽については。

産業振興部長 一昨日国から電話があって初めて知った。五島旅客線から電話とメールで説明があった。船員が2名退職している。応募がない。不足しているため休暇が取れずに船員も不満を抱えている。船長も5月は休めておらず、日・月は太陽を運休させたいという事だった。貨物の輸送量が少ないことから決定した。本日朝10時からWEB会議を実施している。運休やむなしという結論に至っている。9月1日までとしている。日・月は運行情報を決定したい、との事。正式には同意書を提出して認定申請をする流れとなる。代船運行をお願いしたが、国としては補助対象ではないことで再度検討をお願いしたいがそういう現状。情報収集に努めて周知したい。

出口 太陽は先日就航したばかりでびっくりした。6月ー9月はお盆を含む。ターミナルで何時間も待たなければいけない。一番は市民の生活の足であるが決定は違うところで腑に落ちない。市としてもあらゆる手段を講じて利便性の担保をお願いしたい。意思決定が会社側の手が届かないところであるので、その都度ぜひお願いしたい。

下船してからチョイソコごとう利用までの接続について

出口 チョイソコのチラシはいきたい時にいきたいところへ、とある。ちょっと遠い、荷物が重い、歩くのが大変、とある。数多の停留所があるがターミナルの近くに殆どない。大体うまテイまで300m歩かなければいけない。大変な事である。停留所の新しい設置は出来ないのか。

産業振興部長 現在も要望に応じて検討している。福江港は当初から要望があった。福江港は路線バスの始発終点・タクシーもあることから停留所を設置していない。既存事業者に配慮した部分もあり設置していない。降客だけはしたらどうかと思うが、引き続き協議していきたい。

出口 ターミナルは2時離島の玄関先でもある。利用したいという意見については邪魔にならない場所に設置をお願いしたい。

フェリーなどへの乗船及び下船時の移動距離について

出口 長崎と比べて長い。これも改善方法はないか。

建設管理部長 難しいと思われる。乗客の乗船下船時の混雑を考えると困難。