五島市の市議会では、議事録が閲覧可能になるまでに、数か月かかります。
そこで、議事メモを残しています。
※内容は正式な議事録ではないため、発話の全てを反映しておらず、必ずしも正確でない箇所もあります。
日時 2025/3/12 10:00ー
発言訂正
目次
総務企画部長 光情報網撤去事業
奈留島は既に撤去したものとの解釈で、黒島は撤去したと答弁したが、海底ケーブルは他にもあるのでは、という趣旨で答弁。多数の海底ケーブルがあるが、五島テレビが使用している光回線ケーブルは5区間。1つは福江島久賀島のケーブル。久賀奈留間。福江島奈留間。福江島樺島間。黒島は無線設備の撤去である。無線設備は4つの区間があり、赤島、貴島、嵯峨島、奈留前島間に奈留。
交通行政について
チョイソコの運行について
イ 現在の運行状況は
田口 初めての質問で一番手で緊張しているが頑張って質問する。笑顔で安心して住み良い街づくりを目指して、選挙戦を戦った。当選できたことに対しては、期待の重さと痛感している。少しでも五島市を元気にするために頑張りたい。選挙期間中に最も多く聞いたことを3点質問する。現在のチョイソコは。富江の商業、畜産について。
当初の通告ではチョイソコとしていたが、交通弱者対策を先に質問したい。
田口 概略説明があったが、改めてよろしくお願いします。現在の運行状況は。
産業振興部長 土曜日曜年末年始を除き運行している。富江は8時から16時まで。富江地区・岐宿ではお昼に1時間の休憩を設けている。奈留は船の時間を考慮している。合計9台が運行。
ロ 各地区の利用状況は
産業振興部長 2月末で4386名。福江2800、富江597、岐宿360、奈留571名、1日15. 7人。
ハ 当日予約の対応状況は
産業振興部長 乗車希望日の2週間前から実施。当日は最低でも15分までの予約が必要。AIを活用してできる限り対応している。
ニ 電話受付から配車までの所要時間は
田口 当日15分前に予約だが、配車までの時間は。
産業振興部長 最短15分が必要。オペレーターが指令を出し行くまでの時間が必要。相乗りの場合は待つ場合もある。
ホ 富江地区からの乗継ぎ方法は
田口 地域内を移動する交通機関の位置付け。病院や商店があり一定程度完結できると判断している。乗り継ぎは行なっていない。地域間は路線バスを利用いただければと思う。チョイソコ会員は岐宿・福江でも利用可能になっている。
ヘ 利用地区の拡大計画は
産業振興部長 新たな導入計画はない。地域に適した交通手段は検討したい。
田口 市民から要望を受けているので紹介したい。開始時刻が8時だが、富江からの五島病院行きのバスに間に合わない。改訂してほしい。お昼の昼休みだが、1時間以上待たせることがないように2名体制にしてほしい。難聴者のために電話をFAX対応にしてほしい。富江地区から福江に行けるようにしてほしい。市民からはこうした声が上がっている。太田琴石は週に2回の乗合タクシーが運行しているが、1日1往復だけなのでチョイソコも運行してほしい。繁敷を加えてほしいという声に対して対応策は。
産業振興部長 運行時間は市民にアンケートして設定している。開始時刻は運転手の都合からも厳しいとのこと。開始時間の前に富江小学校で通う児童の通学送迎はしている。路線バスの時間を遅らせることができないかバス会社に伝えたい。昼休みは当初は2名だった。事業者でドライバー確保が難しくなり1名体制にしている。今から2名体制は困難と考えている。FAXについては対応が難しいと言っている。他の事例を研究したい。二本楠から福江の移動が少なく路線バスが少ないので試験的に接続を行なっている。福江のチョイソコが行っている。地域間の幹線は路線バスをお願いしたい。太田琴石・繁敷に行くと運行全体に影響を与えるので加えていない。対応は難しい。丸子は運行区域。
田口 少しでも利便性向上のために改善してやりたいという願い。一緒になって考えてほしい。
ライドシェアの導入について
田口 今後の方向性と市民への説明を。
市長 日本版と公共の2種類の制度がある。日本版はタクシーが足りない場合に一般ドライバーが実施する。公共は交通空白地に実施する。五島市は公共ライドシェアが適していると判断している。玉之浦で検証をしている。運行主体、ドライバー、利用料金などいくつか課題がある。一つ一つ丁寧に方向性を決めていきたい。
田口 慎重に進めることをお願いしたい。
交通弱者対策について
田口 移動に制限がある人、交通事故の被害に遭いやすい人を指す。自家用車を所有していない人、要介護者、障がいのある人、妊婦などの困難を抱えている人をいう。子供や高齢者が事故に遭いやすい。定義は既に承知と思うがあえて説明した。2025年は5人に1人が後期高齢者の超高齢化社会を迎える。これからの交通弱者対策を求めます。
市長 路線バス利用者減少、ドライバー減少により廃線が増えてきたので乗合タクシーを実施。丸子・琴石でも実施。チョイソコごとうを導入した。R4年3月の公共交通計画で定めたもので、地域内はチョイソコを基本としている。コミュニティ交通と路線バスの融合による再編を目指し存続させていきたい。
富江商店街の復興について
商店の誘致、開店助成等の支援策は
田口 大型商店が閉店して空洞状態にある。別の商店もあるが、もう1店舗誘致できないのかという声が聞こえる。支援策はないのか。
産業新興部長 富江に限らず市内全域と捉えている。既存事業者との競合もあるので地元と民間業者との調整が必要。雇用や一定の条件を満たすことで雇用拡充の事業、持続化補助金、利子補給金の制度がある。
田口 商店誘致について、住民や商工会から相談があった場合は、市の当局からも力を貸していただくようにお願いする。
富江地区の買物弱者対策について
田口 買い物に特化した観点からどのように図って行くのか。見解は。
産業振興部長 市内にはお住まいの地域に商店がなく困っている人も多い。困難な方への支援策としてチョイソコの移動支援、商店がない地域では移動販売の支援補助金がある。車両購入、設備導入に対して上限200万円。燃料は高騰を受けて補助率を75%に引き上げたい。街づくり協議会の支援として買い物サポートの環境整備をしている。
田口 富江地区は人口も4000名弱いる。住民からは五島市に合併して一番富江が寂れたと聞く。今後も市長のお力添えをいただきたい。
農業振興について
畜産農家への支援策は
田口 資材価格の高騰で大変厳しい状況にある。廃業も危惧される。家畜市場の現状と市の支援措置は。
産業振興部長 五島家畜市場における平均は50万円。ほぼ横ばい。全国の市場で見ると2月は59万。九州は58万円と年度内では最高価格になっている。市場価格の低迷などが続いているが、肉用牛の経営安定を目指すため、平均価格との差額の3分の1を支援することとしている。優良母体の費用支援もしている。関係機関一体となって取り組みたい。
畜産クラスター事業の現状と今後の見込みについて
田口 近年の事業を活用して多くの事業者が整備しているが、経営状況が厳しくリース料の支払いが求められている。リース料を把握しているのか。
産業振興部長 JAに確認したところ、H28からR5まで38件の利用。リース料の総額は5943万円。1軒150万の支払いとなっている。
田口 リース料の支払いができずに廃業する農家も出て来ると思う。支援の可能性は。
産業振興部長 クラスター事業の利用者は 7割を支援している。リース料を追加で支援することは均衡を図る観点から考えていない。厳しい状況であることは承知している。クラスター事業者も含めて経営安定を目指すものなので可能な限り支援したい。
田口 JAの担当者にR6の見込みを聞いたら、3780頭ということだった。引き続き関係機関と連携を取りながら畜産業の発展に取り組んでいただきたい。