【2025.3/五島市市議会メモ】下山春雄議員

五島市の市議会では、議事録が閲覧可能にるまでに、数か月かかります。

そこで、議事メモを残しています。

※内容は正式な議事録ではないため、発話の全てを反映しておらず、必ずしも正確でない箇所もあります。

日時 2025/3/12  11:00ー

市道福江30号線の改修工事について

下山 市民の皆様あっての行政、より良い環境整備のために汗をかき活動していく。市道福江線30号の工事について。空き家解体の補助金制度の創設。私はこれまで2度市議会選挙に立候補して、選挙カーで各地を回ってきた。市道の整備状況があまりにも大きな落差を感じた。私は仕事の関係上、市道30号線を利用しているが、市道というものの交通量が多いにもかかわらずこれほど未整備な道路を見たことがない。道幅が狭く車の離合ができない、側溝が未整備で雑草が生い茂っている。過去にも脱輪する車がある。自転車の通行は危険である。市の道路方針の予定は。どのような対応をしているのか。基本的な考えを。災害による被災、巡回調査が考えられるが、工事場所の選定方法は。

市長 市道整備の方針は、日常生活に欠かせないインフラであるという認識のもと、生活環境の改善を目的として計画している。整備場所は巡視・点検を業務委託で確認して陳情・要望・通報を受けて現地調査をしている。現地調査に基づき総合的に判断して優先度を決定している。

下山 現在置かれている状況。梅雨時の脱輪・離合不可能からして不利益を与えている責任は五島市にあると思うが。

建設管理部長 市道30号線は小田・南部住民の貴重な道路であると。諸事情により工事実施には至っていない。条件が整えば道路整備をしていきたい。地域の皆さまのご協力をお願いします。この場を借りてお礼を申し上げる。このような道路があるか、市の管理する道路は1700路線、陳情や要望の中でさまざまな要望があると認識している。優先度の高い道路から整備している。

下山 市長はこの道路を利用したことがあるか。あるなら何を感じたのか。

市長 30号線は何度か利用したことがある。運転する1.5mの軽自動車で通った。道幅が狭く安全確保に不安を感じた。H26に市の救急車が走っていた際に脱輪した事故もあった。改修工事の事業実施に向けて努力してきたが、いくつかの課題がありすぐに実施するのは難しい。

下山 要望をしっかり受け止めていきたい。

空き家解体に対する補助制度の創設について

下山 多くの危険な空き家が放置されている。危険な空き家状況は。

建設管理部長 H26に制定された推進に関する特別措置法における定義は、居住されていない状態であること、その敷地になっている。五島市で2248件の空き家がある。ランクをつけて危険度が高い家のうち、崩落の恐れがある状態、生活環境の保全のために放置が不適切な空き家を特定空き家として54件指定している。

下山 解体時の産業廃棄物の処理費用が大きな負担。R1には住宅環境整備の新設の請願書が出され五島市議会で採択されたが施工されなかった。出口市長はどう考えているか。

市長 私自身、請願書を読んだが基本的には野口元市長と同じ。一義的には所有者が維持管理を行い解体が必要と考えている。

下山 今前市長の考え方を踏襲すると答弁だが、捉え方によっては、個人の持ち物は個人で、個人の利益になると理解して良いのか。

市長 所有者自らが解体することになる。財産になるので所有者自ら解体する。

下山 確かに個人の持ち物で補助金は出さない。個人の持ち物、利益と捉える。何を持って色分けして線引きするのか。

市長 所有者自らが責任を持って対応するのが普通のことでは。老朽化した市有施設は市の財源で多額の費用で対応している。小規模な田畑田畠は行政による対応も困難。

下山 意見が噛み合わない。考え方が違うと思う。空き家が放置されれば、犯罪・非行の温床となると懸念される。全国の自治体で費用の一部助成が実施されている。新上五島町・長崎市内も同様に実施されている。撤去費用の一部補助の実現をしたい。議会で採択された請願書は重いと考えるが、優先事項として考えられないか。

市長 危険空き家は何もしていない訳ではなく文書で指導をしている。H6からR2までに自主的にされている。相続放棄での空き家が発生している。市の方で解体除却を行なっている。除却にかかる経費を計上している。五島市ではこれまでに空き家の所有者に文書を送って187件が解体されている。県内の空き家に対する補助は雲仙市で上限50万円で12件利用。80万円の平戸市は4件に留まっている。直接丁寧に働きかけたい。

下山 対策してきたことは理解している。再生可能な空き家は購入の話があるなど良い話があるのも事実。ランクDの空き家は数おおく残っている。解体促進を促す意味で、補助事業の新設をお願いして、最後の一般質問として終わらせていただく。