3月12日~14日の3日間で五島市議会改選後初の一般質問が終了しました。
本議会では前代未聞(?)の15人が一般質問に登壇し、様々なテーマで質問がされました。
私は議員として、議長も副議長も関係なく一般質問した方が良いと思うのですが、なぜか慣習として質問しない流れになっています。実際に15名の質問を3日間で聴くのは体力的に結構疲れました。1日5人でお昼休憩を挟み、大体10:00~15:30くらいでしたが、ずっと座りっぱなしはキツイですね。私自身の質問や、他の議員の質問に対する答弁を聴いていて、
出口市長、大丈夫・・・?
と思った不安を書きたいと思います。今後の議会運営上、気を付けて貰えると個人的には嬉しいです。
1.原稿読みすぎ
議会答弁では、正確な回答が求められます。そのため、答弁で原稿を読むのはある程度仕方がない事だと思います。しかしながら、議員が市長を相手に質問する場合、「正確な細かい数字」よりも「市長の考え」を尋ねる事が多かったのですが、原稿に頼る答弁が多いように感じました。
質問する側としては、なぜそこで原稿を読むのだろう、と思う場面が多かったです。正確な答弁をしたい気持ちは分かりますが、時には原稿に頼らずに自分の考えを述べてほしいと、やきもきしました。
2.「同じ答弁」しすぎ
流石に15名も議員がいると、どうしても質問のテーマが被る事があります。今回の議会では、「給食費の無償化」や「公共交通(ライドシェア)」に関して市長に対する「同じ質問」が多かったです。が、回答は既に他の議員への答弁と全く一緒にも関わらず、また同じ答弁(原稿)を読む場面が数回ありました。
全員が同じ場面で同じテーマの質問を既に聴いてるので、そこは「○○議員への回答と同じです。」と述べれば良いと感じました。これも何だか、市長は必要以上に「正確な答弁」に拘泥しているように感じました。ある意味では真面目でせ誠実に見えますが、聴いている側からすると、「また同じ原稿か・・・」とげんなりするので、時間短縮の観点からも同じ回答は繰り返す必要はないと感じます。
3.質問にちゃんと答えてほしい
3月14日に松本議員が「市長はどう思いますか?」と質問したのに、なぜか福祉保健部長が答弁する場面がありました。
松本議員はわざわざ市長を指名して質問をしているのに、なぜ市長が答弁しないのでしょうか??
個人的にすごく疑問に思いました。
私が質問者だったら、「いやいや、市長に質問しているですけど。」とツッコミを入れますが、松本議員はその点についてはスルーでした。議員から回答者を指名されたら、指名された人が応えるのが普通だと思います。
それと、市長への質問と答弁を聴いていて、「質問と答弁がイマイチ嚙み合ってない」と感じる事が少なからずありました。一番感じたのは私の質問への回答と、荒尾議員への質問に対する回答です。
荒尾議員と私は昨年の市長選挙で出口市長と戦ったという事もあってか、「市長公約について」重複する質問が多かったです。そのため、市長への直接的な質問の数が多かったように感じますし、私は意図的に市長にばかり答弁を求めました。
それは選挙に負けた腹いせや意地悪ではなく、議会という場が、会社で言う所の「経営会議」だと思っているからです。市役所のトップである市長の考えを聴く事は、窓口で一市民が中々聞く事が出来ないので、議員の大事な務めだと思います。
しかし議員が「Aですか?Bですか?」と質問しているのに、市長は「Cについては・・・」みたいな答弁が多いように感じました。質問する側が「ん?」と感じるような答弁が多かったです。
とはいえ質問はキャッチボールですので、一方的に市長だけが悪いとも言えず、もう少し質問を投げる側の工夫も必要なのかなと思いました。
私は建設的で無駄の少ない議論を重ねる事で、より良い市政運営に繋がると考えています。
そのため、ぜひとも出口市長には、上記の点を改善して頂けると嬉しいと感じました。
私も市長とのキャッチボールが上手くいくように、質問のレベル改善に努めます。