五島市の市長が引退を表明して1か月が経過してから

五島市の野口市長が3月議会で引退を表明されて、約1か月が経過しました。

その後、記者会見をした3名は独自の方法で政治活動を展開しています。

壱岐の市長選挙もスタートし、こちらに関しても注目しています。

 

4月7日は第16回魚津ヶ崎菜の花まつりが開催され、おそらく初めて、記者会見した3名が一か所に集まりました。

とは言え時間帯はバラバラで、各人が並んで仲良く挨拶をするわけでもなく、それぞれの活動をしていきました。

2020年の頃から思っていたのですが、政治家が地域のお祭りに参加する際は、独特の緊張感みたいなモノがあります。

相手はどのような活動をしているのか、お互いに観察しながらそれぞれの活動をしています。

 

そうした地域イベントや行事への参加とは別に、私は殆ど毎日政治活動をしています。

記者会見をしてからは、毎朝平日はどこかの交差点に立つようにしています。

場所は馬責馬場、三尾野交差点、石田城前のどこかが一番交通量が多いので、その辺りに立っています。

そして日中は、2020年の市長選挙に出馬すると決めた時から一貫して政治活動をしています。

市議に当選してからもずっと同じです。

ピンクの上着で各地を転々と練り歩きながら、住民のお困りごとに耳を傾けています。

そうした活動をする中で、他の2名の方はどういった活動をしているんだろうな、と思います。

1か月間が経過して、それぞれの方は

  • 名刺やプロフィール資料の配布はしている
  • 有力者や血縁者と一緒に挨拶周りをしている

という事が分かりました。

ただ残念なのは、

出馬会見をしてから1か月が経過しても、

今後の五島市をどうしていきたいのか、ビジョンが全く提示されていない事です。

ネット空間を探索しても、そうした情報は見えてきません。

今後、五島市の将来のビジョンを選択する機会が市民に提示されるのだろうか、と心配になります。

 

お願いされたから

親戚(地縁)だから

 

そうした理由で市政のかじ取りが決められてしまう事を心配しています。

 

冒頭の壱岐の選挙に関して。

1週間の選挙期間を通じて、どれだけの有権者の行動変容が起きるのでしょうか?

選挙カーが家の前に来たから

候補者の街頭演説を聞いたから

そうした選挙期間中の出来事で投票先を選ぶ有権者が一定数いる事は理解できますが、個人的に多くの人が、告示日以前に投票先を確定しているようにも感じます。

選挙期間が近くなれば、みな示し合わせたように「地域の為に頑張ります」と連呼して差別化が難しいからです。

選挙中に何を訴えるかよりも、今までどういう活動をしてきたか、そこへの関心が高いようにも感じます。

 

何はともあれ、私は自分がやるべき事に集中するしかありません。

五島市の将来について、市民の方と一緒に考えて行ければと思います。