【2023.11/五島市市議会メモ】決算委員会①

五島市の市議会(委員会)では、議事録が公開されておらず、委員会の中身はブラックボックスです。

そこで、議事メモを残しています。

※内容は正式な議事録ではなく、個人的なメモです。

発話の全てを反映しておらず、必ずしも正確でない箇所もありますので、ご注意ください。

日時:2023/11/6 10:00~14:30

参加議員:片峰議員、山田議員、三浦議員、丸田議員、中西(以下、敬称略)

生活環境課

決算審査における指摘・要望事項に対する措置結果

○ 市内全体の合併処理浄化槽普及のため、事業所への補助制度拡充について検討されたい。

令和3年度までは、8人槽から50人槽までの補助額が一律であったものを、令和4年度から8人槽から10人槽まで、11人槽から20人槽まで、21人槽から30人槽まで、31人槽から50人槽までの区分ごとに浄化槽の規模に応じた補助額を定め、51人槽以上についても補助の対象とし、規模の大きな事業所についても申請しやすい制度としました。令和4年度は、271基の浄化槽設置に対して補助を行い、うち21基が事業所への設置でした。

R5は185件の申請が上がっている。

不法投棄撤去に関して P1

中西 毎年奥浦のみが他地区と比べて10倍以上のパトロールを行っている理由は。

A 委託先を奥浦のまち協に委託して実施しており、崖が多く不法投棄が多いとの要望がある。

中西 不法投棄撤去は要請があれば行うのか。見つけ次第行うのか。

A 基本的には投棄者に義務があるが、誰が捨てたか分からない。土地の所有者も分からない場合が多い。放置をしておくと、さらなる投棄を招く恐れがあるという事で、速やかに撤去している。よその地区も、久賀の福江でもやっている。

中西 撤去の判断基準はどうなっているのか。

A 土地を管理している方の適正管理によるものが多い。撤去できる状況の場合は、所有者に

火葬場の維持管理費について P3

中西 やすらぎ苑、浄富苑は「燃料費、光熱水費及び火葬炉の補修費」が下がる一方で、奈留葬祭場だけ118%に上昇している。この要因は。

A 施設の補修費も計上している。施設の点検を行い、古い部分は予算を計上している。毎年度、修繕箇所が多ければ、増える。

狂犬病の予防接種に関して P5

中西 HPでも周知されているが、2021年は「督促を行っている。体調が悪い場合もあり、打たない場合もある。連絡がない事例もある。台帳の整理も追いついていない状況。」とされていたが、近年の状況は?

【2021.11/五島市市議会メモ】決算委員会①

A システムがあり、管理をしている。国からの指示で、犬がいないことが分かれば登録を削除できることが示されたので、今後は整理をしていきたい。

中西 7割目標として認識しているが、毎年3分の1程度の犬は予防注射を打っていない状況に見える。

A 削除の分で、集団接種のはがきが宛先不明の場合は削除していく。

五島市クリーンセンター P9

中西 運営業務委託料が1,77029468から2,03599620となり、15%も上昇している。ゴミの焼却量は減っているにも関わらず、上昇している要因は。DBO契約の金額によると、20年間で48億円とされている。

A 当初に契約した際に、年度ごとに金額が決まることになっている。物価の変動によっても変わる。48億は当初の額であり、物価の変動によって変わる。ゴミの量についても変動費で、トン当たりの金額で決まっている。

平均で1年間に2.4億円となり、初年度や2年度よりも高い金額となる。調整するためには、今後は2.6億円程度の数字となる見込みか。

A 1トンあたり3100円程度。トン数が減れば減る。

A ゴミの量が減っても維持費用は掛かるが、量が減れば多少減る部分はある。

1人当たりのゴミの排出量に関して P13

中西 資源化率、ゴミ排出量に大きな変化は見られない状況が続いている。その一方で、資源ごみの売り払い収入の実績はR2と比較して4倍以上になっている。特にアルミは高騰しており、持ち去りが増加している自治体もある。五島市においてはこうした事案は起きているか、把握はできているのか。

A 五島では持ち帰り事案は聞いていないので、収集で出した分はリサイクルで出している。HPには売り払いの金額は出している。

中西 会派の視察で日置市に行き、生ごみの資源化の状況を学んできた。小さくてもコツコツ進める事で現在は普及している状況だが、処理機の補助以外で推進する方針は。段ボールコンポストの配布などをしている自治体もある。

A 今のところ、生ごみ処理機を増やしていこうと考えている。

カラス対策

Q カラス対策は?市民から苦情が来ており対策が必要と思う。カラスが近寄らない色とか対策を予算化しても良いかと思う。

A 予算としては入っていない。ゴミボックスに出した分の被害は穴が開いてたりする分は、町内会長からの依頼に基づき修繕を行っている。約130万円程度支出。

漂着ごみ

Q 漂着ごみについて、発泡スチロールが全然減らず溜まり場も存在する。元を絶たないと漂着ごみは減らないと思うが、計画をどう考えているのか。

A ボランティア・職員雇用で回収をしている。その他は業者。回収の量は8割が発泡スチロール製品。業者委託は事前に調査を行い把握してから進めている。今後も漂着しているものは対策していく。

Q 陸地にまとまっている部分の計画は。風向きによっては大量に流れてくる。

A 国の補助で対応しているが、そういう場所があれば把握して回収していく。

浄化槽

Q 浄化槽の設置は100%を目指してほしいが、周知の方法は。

A 補助金をアピールして推進している。汲み取りを業者に対してポスティングしてお願いしている。

Q 環境汚染に対して100%にするのは目指すべきと思うが課長の考えは。

A 同じと考えるが、いきなりは難しいので徐々に高めていく方法しか取れない。

ゴミ袋委託料

Q 人口減の中で以前より委託料が上がっているのはなぜか。

A R4の決算時にゴミ袋の品切れがあったため、多めに発注して増えている。今は十分に在庫があるので政策枚数が減れば減っていく。

シルバー人材センターへの委託

Q シルバー人材は予約が一杯の時もあり苦情も発生している。配送であればB型事業所に分ける事は出来ないのか。

A 配送だけでなく、請求書の発行もお願いしている。B型で出来るかどうかは分からない。

Q ぜひ検討してほしい。

税務課

決算審査における指摘・要望事項に対する措置結果

〇 税の収納率向上に努められたい。

税の収納率及び納税者の利便性向上を図るため、令和3年度よりコンビニ収納を実施するとともに、令和5年度より開始される、地方税統一QRコード
を利用した納税に対応できるよう、税システムの改修及び納付書等の整備を行い、本年4月1日よりQRコードを利用した納税が可能となりました。
引き続き、税の納付手段の多様化を図ることで、利便性の向上に努めてまいります。

また、預金調査等各種財産調査を行い、文書や電話による納税催告や窓口及び訪問による納税相談を行い、早期かつ計画的な納税を促すとともに、資力がありながら催告等に応じない滞納者に対しては差押え等の滞納処分を実施しました。

その結果、令和4年度の収納率につきましては、市税では1.26%(94.92%→96.18%)、国保税では 2.95%(84.13%→87.08%)、いずれも前年度を上回る結果となっております。

固定資産税

Q 確認不足で地目が変更となり増収となった分は何件くらいあるか?

A 認定誤りで還付した場合が殆どであり、あまり件数はないと思われる。

Q 数年前に監査委員会から多々あると指摘され、随時見直していくという事だったが行っているか?

A 航空写真を撮り直し現地と合わない所は調査を計画的に実施。R2~人員を増やして見直しをしている。

Q 不公平がかなり生じている。大変かと思うが税収に関わるので見直しをしてほしい。

たばこ税

Q R4とR5の決算の違いは。

A 税率が上がり本数は減っているので税額は上がっている。

Q 本数が減っているのは全国的な流れ。喫煙所もない状態であり、税務課として煙草に関してどう見据えているのか。

A 税収の確保は第一だが、健康増進の縛りなども起きている。税務課としては税収を確保しつつ、今の状況に対処する必要があると考える。

滞納処分

Q 滞納処分の中身は。

A R4の状況は、給与が301件、配当税額が2500万円。自宅捜査が2件。

Q 滞納処分をされた人の生活への影響は。

A 給与の差し押さえについて、禁止財産と金額が規定されており、極力生活を圧迫しない差し押さえをしている。捜索2件は生活に影響がないモノを判断した。現在公売にかけている。インターネット経由でHPに写真を掲示して落札者に公売している。

Q 指導をしないと繰り返し払わない場合もあると思うので、次に税金を払うためにどうしたらよいか考えなければいけない。

A 現時点でもファイナンシャルプランナーと契約して滞納者の生活設計、負債の償還計画のアドバイスをいただいて納税に繋げている。再度繰り返さない対応を進めていきたい。

収納率の向上について

Q どういった取り組みで収納率が向上しているのか。

A 職員が一生懸命頑張っていることは間違いない。滞納繰越分は長年交渉を粘り強く行った成果で処分できたことが反映されている。職員の交渉の結果が上昇に結びついている。

市民課

決算審査における指摘・要望事項に対する措置結果

マイナンバーカードの普及率向上のため、制度及び利便性について市民への周知啓発を図られたい。

マイナンバーカードの普及については、マイナンバー制度やカードの安全性について、ホームページや広報紙により周知を図ながら、商業施設や
事業所、学校、公民館、個人宅への出張申請などを行い、普及率の向上を図りました。また、利便性ついては、令和4年10月1日に開始したコンビ
ニ交付のほか、身分証明書、健康保険証、確定申告、ワクチン接種証明等で利用できるなど、マイナンバーカードを保有するメリットについて、広
報紙等により周知を図りました。

消費者行政について P140

中西 自動通話録音装置の補助をしているが、偽電話詐欺が五島市でも今年発生してニュースになっている。今後も高齢化する中で、五島市民が狙われる構図は続くと感じている。他の支援策はないのか。

A 通信会社の方で申し出をすれば、迷惑電話を防ぐことはできる。スマホ教室をやっており、消費者の問題に対して啓発をしてもらっている。

中西 詐欺の手口として、ネットからウィルスソフトに感染したと偽りの表示がされ、誘導されてしまうような相談を多く受ける。そうしたご高齢者のPCは古く、セキュリティソフトのサポートが終了した状態で、サポート切れのOSやブラウザを継続使用する人も少なくない。その為、詐欺被害を減少させるためには、PCの更新やメンテに関する普及啓発も必要だと考えられるが、対策はあるか。

A 現在のところ、対策は考えていないが、啓発は考えていきたい。

地域女性活躍推進 P144

中西 決算報告書の数字を見ると、1月平均40人ほどの利用があり、セミナーも3回開催している事から、一定のニーズがあると考えられる。来年度以降の方針として、こうした事業を発展させていく考えは。

A この事業は3か年の事業なので、今年度で終了となる。現在相談を受けている方は、今後相談を受けることは考えていない。こども未来課と連携して、相談員をつなぐ方針で考えている。続けるかどうかは未確定なので、連携していければと思う。

中西 「望まない孤独・孤立で不安を抱える女性や解雇等に直面する女性をはじめ様々な困難・課題を抱える女性の相談や居場所づくりのほか、アフターコロナに向けてキャリアコンサル支援・プロフィールづくり等のセミナーをあらゆる女性を対象に支援します。」とあり、「女性」を「五島市民」に置き換える事が究極の行政サービスではないかと思う。本来、市役所の役割としては、こうした市民の様々なお困りごとに、性別や年齢に関係なく親身に寄り添って相談や仲介をする事だと感じるが、そうした総合的な窓口を設置する考えは。

A 相談窓口は色々な業務の中でやっているところがある。個人間での相談もできる範囲で相談を受ける形となる。所管課の方で窓口があるので、新たな部分は設ける考えはない。

Q カフェを用意して相談を受けると話を聞いたが、中身が違った。事業名が変わった説明がされたと思う。ドローン買い物支援事業でニュアスが違うと思っている。実際、事業者の意見を取り入れて計画そのものが変わったのか。

A 事業内容と事業名が変わった件だが、事業名は変わっていない。カフェ事業はカフェが主でなく相談事業が主となる。あくまで相談事業がメインではない。

Q 不公平が生じないように、市内のカフェを活用してほしいと言ったが、太田部長はカフェだと言っている。市として担当窓口として成功したのであれば推進していくべきだと思う。机上の上でしか判断していない。いろいろな相談会が催されたが、参加された人はいるか。

A (部長)セミナーは参加したことがある。

Q 報告書は人数のみだった。色々な課ごとに相談は来るが、この事業として継続するのはいかがなものかと思っている。けじめとして五島市のために継続をしてもらいたいと思う。有料化して事業として成り立つ構築も進めるべきと思う。

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Q 相談内容の内訳を見たときに、様々な分野を担当している。どういった風に解決に繋げたか、内容も調査してほしい。実際に解決するのはかなり困難だと思う。

マイナンバーカード普及

Q 外部にブースを拡大しマイナポイントを出してからブースの要望を出したが、設置もカードの発行に至ったと思っているがどう捉えているか。

A ブースに駆け込みをする市民も多く一定の効果があったと思う。

水道局

令和4年度五島市水道事業会計剰余金の処分及び決算

地方公営企業法(昭和27年法律第292号)第32条第2項の規定に基づき、令和4年度五島市水道事業会計決算に伴う剰余金を剰余金処分計算書(案)のとおり処分し、併せて同法第30条第4項の規定に基づき、令和4年度五島市水道事業会計決算を議会の認定に付する。

中西 利益剰余金を資本剰余金に移し替えるという事だが、必要性がわからない。資本金が2億あり、剰余金から5700万円を積み立てるという金額の妥当性が分からない。

A 剰余金は突発的な工事、凍結事故が想定されるので、そのための積み立て。

A 剰余金の中身は資産として、減価償却をしていく。その分は補助金を変数で割ってみていく。経年的な予算の考えで、留保金はたまっている。会計上の処理として、積立金に充てた方が良いという事で処理している。

中西.2021年に単純系の作業に関しては、スマートメーターや自動化など、効率的な運営が進められるような情報収集に努めてもらいたい。と提案したが、状況は。

(以下、聞きそびれ)

中西 監査委員会からの指摘意見を基に質問。水道料金の算定について、指摘事項(月の中途において水道の使用を開始し、中止し、又は廃止したときの口径別給水使用料は、次により算定する。
ア 使用水量が基本水量の2分の1に満たないときは、基本料金の2分の1とする。 イ 使用水量が基本水量の2分の1を超えるときは、1月とみなして算定する。 )が挙げられているが、今後の対応方針は。

中西 企業債の借入れについて  「令和4年度の企業債の借入れは、80,500,000 円を借り入れるべきところ、誤って1,800,000 円を過大に借り入れたため、借入高が82,300,000円になっている。」とあるが、なぜこのようなミスが起こるのか?

中西 官民連携の推進等による施設の適切な維持管理及び業務の効率化に関して、「一部の機械や設備に関する維持管理を民間にお願いする方向性で動いている。二次離島を中心に」とあったが状況は。

会計課

説明に対する質疑なし

監査委員事務局及び公平委員会

中西 R5年に「市職員からの苦情相談に関する規則の改正」が行われているが、市の職員からの苦情はどのくらいあるのか?

A 苦情相談そのものは起こっておらず、地方公務員の改正に伴うもの。中身に関する改正ではない。

議会事務局

昨年の指摘事項はなし

政務活動費はコロナの関係で出張が減り、執行率が低い。五島市には14団体107名が訪問している。

中西 他の自治体から五島市に視察で来る理由は?

A 再エネ、洋上風力発電が多かった。移住促進に関する視察が来ている。

中西 委託料の単価が下がっているが、この理由は?

A 競争入札をしているが、競争結果として下がっている。

Q J-FITというシステムが出てくるが、インターネット議会中継はどこまでの部分を委託しているのか?

A 委託先がJ-FITとやり取りしながらやっている。

Q YouTubeを使えば額が減ると思う。YouTubeを使った方が、件数も分かるし検索でも引っ掛かりやすい。配信システムを何のために使っているのか。無料でYouTube活用に転換した方が良いと思う。