五島市の市長懇談会をテーマに政策を考える~敬老事業~

五島市では、

令和3年度 福江地区町内会長との市長懇談会

が予定されていましたが、中止となりました。

https://www.city.goto.nagasaki.jp/s020/010/100/010/teigenn.pdf

町内会からは様々な陳情や要望が挙げられていましたので、

「私だったらどうするか?」を中心に考えてみました。

本記事では、敬老会の在り方を巡る考察です。

敬老事業を誰が行うか?

陳情の内容:現在、町内会が対象者宅を直接訪問し、祝品を配付しているが、今後は、市の業務として行ってほしい。

理由:「町内から市へ」の理由を私なりにまとめると、

  • 個人情報の問題(市は対象者を把握できている)
  • 予算の問題
  • 地域間の格差の問題
  • 五島市内の地域活性化に繋がる

と言った部分です。

この要望に対する方向性としては、以下の3パターンかと思います。

  1. 市では引き取らず、そのまま町内会にお願いする
  2. 市で引き取り、敬老会の在り方を変える
  3. 市で引き取り、敬老会を廃止する

市の回答としては「1」をベースとしながらも、「2」と「3」を検討していくとの事でした。

「1」は町内会の陳情に応えていないと感じますし、

「3」は簡単な選択であるけれど、簡単に思考停止しているようにも感じます。

市の回答にもあるように、

大きな見直しが必要な時期

だと感じます。

敬老会の見直し

とはいえ、人口減少・高齢化率の増加・予算規模の減少といった変化を踏まえると、

「従来のような敬老会」を継続するのもまた厳しい面があります。

私だったら、今の五島を支えてくれた高齢の方を、最小の予算で最高に楽しませる方向性を目指します。

その際に注意する点としては、

  • 今までの「敬老会」のしきたりを一旦全て忘れる
  • 若手に任せてコンセプトを考えてもらう
  • 予算をつけて、五島市の広報・宣伝とセットで考える

敬老会の準備に当たっては、地域の事業所や関係者が催し物の準備に時間を割かれることが多いようです。

結婚式の余興を考える負担が発生するような感じかもしれません。

結局、ダレのための行事なんだっけ・・・??

という部分が薄れないようにすることが大切だと感じます。

その為の体制づくりとして、

  1. 「今の行政仕事」を徹底的に見直し、空き時間を捻出し
  2. 市の職員(特に若手)がコンセプトを考えられる時間を作り
  3. 失敗を受け入れながらもチャレンジをさせてみる

という方針が必要ではないでしょうか。