7月12日は椛島に調査に行って来ました。
・商店が少なく買物が不便
・防災無線の音が聞き取りづらい
・消防団員の高齢化による防災不安
など、二次離島ならではのお困り事が沢山ありました。
行政としても住民サービスが低下しないように、航路の補助や出張所での窓口対応をしています。
しかし黄島と同様に、数年先を考えると益々生活の不便さは顕著になると考えられます。
「この島に未来はない」
と仰っていた82歳の男性の方の言葉が印象的でした。
残念ながら多く方が、同じように感じているのではないでしょうか。
打開策
悲観的にならざるを得ない将来への展望を一転するためには?
二次離島に対する思い切った政策が必要だと思います。
現在の国境離島新法では、数多くの島民優遇や支援メニューがありますが、二次離島の将来を照らす仕掛けとはなっていません。
サービスや人材を島外に依存していると言う点では、福江島も本土から見た二次離島です。
そうした中で、地方自治体に出来るのは、権限と予算の調整です。
二次離島には様々な可能性がありますので、「任せられる人に、適切な権限を与える」という発想が必要と感じます。
例えば五島市で、「二次離島の創生大臣」を全世界から公募し、適切な予算(数千万〜億単位)と権限を移譲してみるのはどうでしょうか?
それに加え、島の未来に繋がる提案や事業を「市民が主体となって審査する」枠組みがあれば、島の将来にとって明るい材料となる気がします。
・活用されていない二次離島の魅力を活かす
・良い人材やアイデアを有効に活かす
・市民が納得できる予算配分の仕組みを作る
という条件で「二次離島の未来に繋がる公募窓口を世界に開き、市民が事業を選定する」という枠組みが良いのではないかと思います。
可能性は無限大だと思いますので、引き続き調査をしていきたいと思います。