電撃休校要請
政府の突然の発表から一夜明けて、各自治体は
- いつから?
- どのくらいの期間?
- 学校を閉めるのか?閉めないのか?
その対応を迫られました。
緊急時こそ、自治体の真価が問われます。今回の件に対しては、
国も県も市も、市民への忖度が足りない
と言う印象です。
長崎県の方針
http://www.ktn.co.jp/news/20200228012/
以下、抜粋です。
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、長崎県教育委員会は県立高校などを原則として3月2日から24日までの臨時休校を決めました。
長崎県内のすべての公立の小学校や中学校、高校が来週から休校となります。
2日から4日までは、学校や保護者の「準備期間」とする市や町もあるため、休校の開始時期は異なりますが、24日までの休校を決めています。
長崎県の市町村の方針
以下、NHKニュースから抜粋です。
4日から24日まで臨時休校となるのは、長崎市や佐世保市など7つの市と6つの町の小中学校です。
このほかの日程で臨時休校としたのは、対馬市と長与町が2日から24日まで、諫早市が2日午後から23日まで、大村市が3日から24日まで、雲仙市が3日午後から24日まで、平戸市が5日から24日までとなっています。
また、壱岐市では4日から6日まで、新上五島町では4日から15日までの休校が決まっていますが、それ以降は、今後、検討することにしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20200228/5030006848.html
問われる市町村の情報発信
私は常日頃から、「行政側の情報発信」について、その重要性を訴えています。
そこで、長崎県内の21市町村の状況はどうなのか、調査してみました。
https://www.pref.nagasaki.jp/kennaishityosonsyokai/
結果、長崎県の21市町村のHPでは、13の市町村で「小中学校一斉臨時休校」のお知らせが見つかりませんでした。(2月28日時点)
おそらく、28日時点では「ドタばたの対応」に追われる中で、HP管理担当の職員も、更新が間に合わなかったのかと思います。
そうした中でも、情報発信をしている市町村は8つあり、その中では長崎市のHPに掲載された情報が、一番親切だと感じました。
https://www.city.nagasaki.lg.jp/shimin/193010/193011/p030021.html
以下、引用です。
保護者が仕事で保護監督できない場合
低学年(1年~3年)の児童や障害のある児童生徒で、どうしても見守る大人がいない場合は、学校等で対応することも考えられるため、遠慮なく学校へお尋ねください。
配慮と思いやり
今回の政府の発表は、全く現場の事を考えない、唐突なモノでした。
その中で、長崎県としては国の考えに従い、休学の方針を示しました。
市町村も概ねその方向性に従って休校の決定をしていますが、その中で
どれだけ市民生活への影響を考える事が出来たか?
がポイントです。
【新型コロナウイルスへの学校の対応について】
昨夜発表された学校の全国一斉の休校要請について、緊急で協議をしつくば市の方針を決めました。休校は3/6から、登校は可能、給食は希望者としました。感染防止策を講じながら、休めない保護者や医療環境悪化を考慮しできるかぎりの対応をしていきます。 pic.twitter.com/AlDHgaUcSn— 五十嵐 立青 (@igarashitatsuo) February 28, 2020
今回、多くの自治体では、十分に検討する時間がなく
- 国:要請はしたが、最終的には自治体に任せる
- 長崎県:国が言ったから従いました
- 市町村:県が言ったから従いました
というように、責任転嫁をしている感が否めません。