五島市の市議会では、議事録が閲覧可能になるまでに、数か月かかります。
そこで、議事メモを残しています。
記載分は、2019年6月27日の内容です。
https://www.city.goto.nagasaki.jp/s001/010/010/010/100/20190316160308.html#01
※内容は必ずしも全てを反映している訳ではなく、正確でない部分もありますので、ご容赦ください
目次
1 防災対策について
1 ハザードマップ配布の進捗状況について
Q. 近年、自然災害が多発している。五島市でも、台風により農水産で7億円を超える被害があり、9月には155mmの記録的な大雨を観測している。過去昭和42年に1時間に99.2mmの大雨と洪水により、死者11名、家屋全壊35戸、被害霜害17億円という被害が出た。悲惨な自然災害を忘れず、万が一に備える事が大切。
自助・共助・公助が重要だと言われているが、これまで五島市のハザードマップを質問させていただいたが、進捗状況はどうか?
A. ハザードマップの進捗は、全世帯分のマップを作成し、全世帯への配布をお願いしている。防災講話や訓練を通じて、自助・共助を高めていきたい。
Q. ハザードマップの重要性は増している。これから台風・大雨・暴風が発生しやすい時期になっている。町内会を通じて全世帯を配布とあったが、町内会に入っていない人は?配布の進捗状況は?
A. 配布は6月に岐宿、三井楽、冨江、奈留、玉之浦、福江の町内会長に集まってもらい、配布依頼をした。自主防災組織は町内会長が務めている。加入していない人にも配布するようにお願いした。
Q. 高齢者には分かりづらい部分もあるが、どのように推進をするか?
A. 地区ごとにA4、A3のモノを各世帯に配布し、避難や土砂災害や危険個所を記載している。防災訓練・講和をやっていく予定。
Q. 防災士の確保や自主防災組織の訓練に努めてほしい。地域に限らず、子供たちに対する交通安全指導や防災教育についても大事だと思うが、教育委員会はどうか?
A. 各学校ごとの行動指針マニュアル・指針を整備している。土砂災害・津波のハザードマップで危険を確認させる事・自助の考え方の定着に努めていく。関係機関から講師を招いて防災意識の高揚を図る指導をしていく予定。
Q. 学校では中々進んでいないが、今後とも子供たちを守るために学校の推進に期待している。
2 土砂災害特別警戒区域について
Q. 土砂災害警戒区域で建築物に損壊が生じる家屋数と世帯数・保育所や施設の数は?
A. 1288か所がレッドゾーン。世帯数は広範囲で把握できていない。要配慮者施設は21施設が街頭。
Q. 建物だけではなく、人的被害も予想される。区域内の住民だけでなく、自主防災組織や機関との連携・呼びかけに迅速な対応が出来るように、地域の把握は必要だが、調査の予定は?
A. 特別警戒区域はハザードマップに掲載・図示されているが、かなり多くて複雑で数えづらい。ハザードマップ上・家屋数の確認は出来るので検討していきたい。
Q. 世帯数の把握は自助・公助の推進・情報共有に繋がると思うのでぜひご検討ください。
3 市民への避難告知について
Q. 自然災害の防災告知は、市のHPや市政だよりで公開されているが、現在の避難告知の手段は?
A. 告知は防災行政無線・スマホ・個別受信機・HPを通じて発信している。TVやラジオといった多くの媒体で発信している。
Q. 災害情報発信の整備は確立されているが、防災無線は聞き取りづらい。個別受信機の進捗状況は?
A. 必要であれば配備している。
Q. 基準外&スマホが困難な世帯の相談があった場合の貸出しは可能か?
A. 行政無線は、聞き取りづらいとの認識はある。何か情報が出ているのであれば、自助的に情報を取りに行くことも大事。防災無線がない地域は個別受信機、という形で進めている。
Q. 今後も臨機応変な対応をお願いします。
4 高齢者、障害者の避難対策について
Q. 自主避難が困難で支援が必要な要配慮者の避難対策は?
A. 要配慮者の名簿を作成し、民選委員に配布している。平常時は事前に同意を得た方のみ、避難計画を作成している。
Q. 昨年の西日本豪雨の際は、犠牲となった方の要因の多くは土砂崩れで、被害の7割は高齢者であったとの調査。こうした教訓を活かし、迅速な避難誘導対策をしてほしい。
2 障害福祉について
1 障害者への生活支援について
Q. 障害福祉計画を基に、生活支援の充実を図るとあるが、具体的な支援は?
A. 助成制度は、国や県に基づくほか、タクシー、配色サービス、福祉手当などをしている。免許取得の支援を今年から始めている。相談支援事業所・サポートセンターゆうなぎ、生活支援センターなどの関係機関と連携しながら対応している。
Q. 医療費・各種手当の助成など様々だが、移動の利便性はタクシー券の利用拡充は迅速に対応していただき、ありがとうございます。五島市は、県の制度にない取り組みを行うなど、独自の手厚い支援をしている。五島市は「福祉のしおり」があるが、一読するには理解しづらく、情報を入手しづらい。周知方法の改善は?
A. 周知は、市のHP、福祉のしおり、広報五島、各種関係者の会議で知らせている。手帳交付時、窓口相談時に配布している。今年は利用可能な制度を調べる一覧表を掲載した。ご不明な点がありましたら、お気軽にお問合せ下さい。
Q. 制度や支援を受ける方には、内容を分かりやすく、漢字にフリガナや一部で郵送などの考えは?
A. しおりは中々全部を理解するのは難しい。そのため、今年度から一覧表を作成。まずは相談していただくのが一番なので、市の社会福祉課に相談を。
2 障害者の社会参画について
Q. 国では、障がい者の自立参加・社会参加が図られ、五島市では芸術祭が開催される予定。交流できる場として、わいわい祭りが開催予定。五島市の障がい者イベントの今後は?
A. 毎年「笑って交流わいわい祭り」が実施されている。長崎県主催の芸術祭りも今年は五島で開催予定。共生社会の第一歩として、町内会に声掛けをしている。新たなイベントは今現在わいわい祭りのステージ演目に複数団体合同を加え、共同制作・生徒同士のプログラムの充実など、関係者の想いを伺い、実行委員会と協議する予定。
Q. 障がい者が地域住民と触れ合う機会の拡充と理解促進が重要。
3 ファミリー・サポート・センターの子育て支援について
Q. 厚生労働省の事業として実施され、11の自治体が実施しているが、その中身は?
A. 家事の援助を受ける相互の援助斡旋の支援を目的としている。
https://www.city.goto.nagasaki.jp/s029/010/020/010/040/030/20190309221018.html
Q. H30の実稼働件数800件を調べたところ、保育所の送迎、擁護の預かりなどがあった。仕事や家庭の事情での預かりなど、長期負担の軽減の面で助かっている。保育料の軽減や医療費の削減など、県内トップレベルの実績を誇っているが、相互援助活動にも援助が出来ないか?
A. 依頼会員240名、提供会員82名、両方11名で提供会員の確保が今後の課題。今後は提供会員の拡充に努めたい。
Q. 現在平戸市のみが、全ての支援をしており、五島市は2番目。一時預かりも補助の預かりを検討しているとあるので、ぜひ参考にし、子育て世代の負担軽減をしてほしい。補助拡充の前向きな検討を。
4 観光行政について
1 魚津ヶ崎公園のキャンプ施設整備について
Q. 観光客が2万人増える中、近年はアウトドアがブームで、魚津ケ崎公園ではキャンピングカーを楽しむ姿もあったそう。市内には冨江だけでなく、魚津ケ崎公園も観光客が増える見込みなので、街灯の設置や炊事場、シャワー設備の拡充が必要と考えるが?
A. 魚津ケ崎公園のキャンプ場の昨年の実績は、バンガロー1000人弱で宿泊費が200万円ほど。施設の新しい整備計画はないが、案内図を設置したところ。利用状況やニーズを踏まえて検討したい。
Q. 今後、五島ならでは観光資源を活かし、体験型観光スポットとなるように、前向きに検討してほしい。
2 観光PRの充実について
Q. 年々知名度が高まり、SkyScanerの検索では2位になった。全国への情報発信、ポスター、パンフによる魅力発信をして頂きたいが?
A. 長崎港:施設管理者に依頼し、軍艦島に加えてPR動画の放映していただいたが、現在は2Fに移設された。JR長崎駅前のかもめ広場に五島のPRを検討している。
船内:JFやフェリーは九州商船にお願いしているが、観光客以外も乗っているので、実現していない。パンフは一部の客室に置いていたが、管理上の問題から今は置いていない。
Q. 船会社が観光客以外も乗っているのでという事だったが、一緒に合わせてPR動画の放映も協力していただけるように進めていきたい。長崎港のターミナル待合所は他市が競い合うように掲載されているが、五島市だけ張られておらず残念。今後検討してほしい。
3 石田城のライトアップについて
Q. 毎年椿祭りの期間限定でライトアップしているが、夏場の観光シーズンは出来ないか?
A. 現在は椿祭り期間中に、その都度設置して行っている。資料館がイベントの時にライトアップしている。夜間の観光資源の効果やSNSの情報拡散が見込めるので、前向きに検討していく。
Q. 夜の観光資源としての取り組みをお願いします。
5 五島市歌の普及について
Q. S49に有名歌手が提供した奈留島ソングがTVでクローズアップされていた。市歌の活用状況は?
A. 当初はCD2500枚を無料配布し普及に努めた。体育祭や成人式・入学式の合唱で活用、電話の保留音、BGMとして活用している。
Q. 防災行政無線やゴミ収集車に使われていたりする。新しい活用は?
A. まだ実施していないので、実施可能かどうか協議していきたい。
Q. 市歌は市民の財産である。市民に広く末永く愛されるように普及してほしい。