押し寄せるグローバリズム
本日は、五島市定例議会(平成31年3月6日)の草野議員の質問を参考にしながら、五島市の「経済と暮らし」を考えてみます。
草野議員の質問
- 種子法廃止について
- 五島市に与える影響は
- 県からどのような説明があったのか
- 漁業法改正について
- 五島市に与える影響は
- 県からどのような説明があったのか
長崎県の要綱では不十分
種子法の廃止については、以下の記事で紹介されています。
これに対して、長崎県からどのような説明があったか?ですが、
五島市に対する個別の説明はなく、H30年2月に基本要綱の説明会があったそうです。
他の都道府県では、TPPの号令の下で進められるグローバル化に危機感を感じ、対策を講じていると紹介されました。
草野議員は、長崎県の要綱では
「付帯決議=努力目標に過ぎない」
ため、対策としての不十分性であると指摘しました。それに加え、種子法廃止の説明を農家に十分行っていない行政に対し、
まずは真実を知らせて欲しい
との要望をしました。知らないままだと、理不尽な損をすることになりますので、何事もまずは「知ること」が大事ですね。
都道府県での条例
セットの流れで、「漁業法の改正」についても質問がありました。
これについて、長崎県からは
運用の調整を図っているので、具体的な説明はない
状態だそうです。これも種子法と同じですが、
農業・漁業が変更させられようとするとき、現場に情報の通達がない。ここに大きな恐怖を感じる。
と草野議員は述べています。
確かに、緊縮財政の流れの中で、次々と規制緩和がされる影響については、十分に知られていない気がします。
https://nakanishidaisuke.com/2018/09/07/finance-issue/
私が市長だったら
一次産業で働く方とか、学生さんとかを集めて、
世界の変化を知り、次世代を切り開こう!
っていう勉強会をやるんですけどね。
- 再生可能エネルギーの未来
- 金融資本主義経済の未来
- AI社会で人間はどう生きるか?
とか、大きなテーマで市民を巻き込んだ勉強会をしたいです。
今ですと、リーマンショックの10倍ものインパクトがあると言われる「ドイツ銀行」の問題に興味があります。
とりあえず、今月はこれを読んで勉強します。