政治とカネ
古くから言われ続けている「政治とカネ」の問題。世界でも日本でも、不正な癒着や談合で、数多くの出来事が問題視されています。
日本でも今年、多くの不祥事・疑惑がニュースになりました。
でも、お金にクリーンな政治家なんて、今の世の中には存在しません。
もちろん、法律上のルールは守らなければいけませんが、抜け穴やズルはしようと思えば、幾らでも可能です。
その意味では、問題の本質は
「国民が政治家のお金の使い方を許せるか?」
という部分が問題になるかと思います。
マスコミの報道
いちいちマスコミが、対した事のない問題を取り上げて、
不正だ!談合だ!癒着だ!
と報道する様子を見ていると、政治システムが
(本当に大事なことを決める時間を持てているのか?)
と疑問に思います。政治家にとってのカネは、必要不可欠なツールであるとともに、自らの首を絞めかねない諸刃の剣です。
その意味では、政治家の行動というのはいちいち人間がチェックするのではなく、全てオープンにしておく方が楽だと思います。
オープン政治家
全ての活動をチェックし、その都度修正する仕組みにしておけば、
「あの時の出来事」
を、今になってあれこれ引っ繰り返して、
- 国会質問で証拠集めに時間を割いたり
- 記憶ベースの禅問答を繰り返したり
無駄な時間とコストを削減することが出来ます。
では、そのためには具体的にどうすれば良いのでしょうか?
技術を活用・AIで診断
一番良いのは、政治家の体にチップを埋め込むことですが、現段階ではウェアラブル端末が現実的でしょうか。
スマートデバイスを装着し、人間とチップがセットになります。
そうすると、24時間体制で撮影・記録しておけます。
そして政治活動で使うお金は、全て電子マネーにします。
これからの政治家こそ、キャッシュレスにして電子マネーを導入すべきです。
そうすることで、もし何らか法律に抵触する行為があれば、その場でイエローカードを通告することが出来ます。
こうする事で、原理的にはすべての言動と資金の流れが、法律に違反していないかどうかを判定することが可能になります。
問題は政治家のプライバシーですが、これは
「人間が介入せず、AIが法律の判定だけする」
という事にして、セキュリティを万全にしておけば、ある程度は許容できると思います。
まとめ
現代の政治では、難解な法律や政治資金規制法の仕組みが原因で、政治家が本来のパフォーマンスを発揮できていない事が問題です。
そうした難解さが、結局はグレーな部分を生み、本人の裁量を与える結果に繋がっています。
そのため、技術を活用して「全行動記録・AI自動判定」という仕組みを導入することにより、その場その場でルール違反のチェックを行えます。
そういう形で政治家も、自分たちのパフォーマンスを上げるために、「政治とカネ」の問題に技術を導入し、この問題に決着をつける必要があると思います。