飲み会の多彩な面子
高校の同級生と飲みました。本日は、その中身をご紹介します。
27名ほどいるサッカー部で毎年忘年会をしてまして、今年は5人のメンバーが集まりました。
医者・自衛隊キャリア・東京都公務員・メガバンク・私
という多彩な顔触れで、非常に話をしていて面白かったです。
都内の医者の話
彼は小児科で働いていたのですが、
- 子供がコンビニ感覚で病院に来すぎること
- 終末期の延命治療を止められないこと
に疑問を感じている様子でした。参考記事はこちら。
https://www.asahi.com/articles/ASL2P3QVKL2PUBQU006.html
記事から引用すると、
無料だからと、軽症でも夜間・休日を問わずに受診する「コンビニ受診」を生んでいます。地方では少子化が進んだため減りましたが、全国的にはまだ安易な受診も指摘されています。
小児科で勤務する彼としては、その「安易な受診」に対して疑問を感じているとのことでした。
更に医療技術の向上により、延命治療の範囲が広がり、国の財政に大きな影響を与え、問題視されています。彼は
延命よりも、子育て支援に力を注ぐべき
との意見を述べていました。実際に、都内で暮らすと生活費も高いため、「共働きでも子供を作ることは、経済的にも体力的にもきついだろう」という事を述べていました。
これは国の政策転換が必要で、現状の福祉偏重・育休支援不足を解消する一つの方法として、安楽死や尊厳死に対する法整備が求められます。
自衛隊キャリアの話
最近のレーダー照射問題や、沖縄の辺野古問題について、彼から色々と教えて頂きました。
「韓国海軍艦艇による火器管制レーダー照射事案」のニュースを聞いて
- どうして韓国は、自国のメリットにならない行為をしたのか?
- どうして韓国は、明らかな嘘をつくのか?
という事を感じてましたが、彼曰く
- 経済制裁下における北朝鮮と韓国の怪しい関係があるのでは?
- 軍のレベルが低く、マネジメントが行き届いていないのでは?
という事が指摘されました。まだ明らかになっていない事実も多いですが、聞いていてなるほどな、と思いました。
沖縄を含む離島の基地問題については、
基地をもう少し分散化して、経済効果も分散させた方が良いのでは?
という点が提案されました。国防面での課題は、やはり
日本が米中を含むパワーバランスの変化の中で、どのようなポジションを取るか?
という事が、今後も大きな問題として残りますね。これについては継続的に考えていきます。
東京都公務員の話
彼の話の中で感じたのは、公務員は「事務的な負担が大きい」という事でした。
これは全国の自治体に共通する課題ですので、全国で先駆的な取り組みを導入している地域(例えばつくば市)に倣い、横展開していくべきでしょう。
更に最近話題となっている「東京一極集中」については、全然進んでいないどころか、かえって加速しています。
これは税の徴収・配分も含めて再検討が必要です。
https://www.sankei.com/premium/news/171121/prm1711210005-n1.html
地方分権の枠組みの中で、しっかり地方が稼いでいく仕組みへの転換が求められると思います。
メガバンク社員の話
M&Aを手掛けるような会社の方と一緒に業務をする彼の生活スタイルは、多忙なようでした。
私もSEとして金融業界で働いていた時は、非常に忙しい時期があったので、共感出来ます。
ただ、忙しいからと言ってすぐに業務量を削減できるほど、簡単でもありません。現代の金融システムを支えるためには多くの人手が必要とされるからです。
トップダウンの号令も必要ですが、生産性の向上に向けたカイゼンだけでなく、「現行のサービスを廃止する」という発想も必要とされるでしょう。
まとめ
様々な業界の第一線で働く同級生の話を聞いて、非常に勉強になりました。
それと同時に思ったのは、全ての領域で政治が密接に関係している、という事です。
法令も然り、行政の方針も然り。
そういう多様な声を複合的に並べて、政策の意思決定をするのは、やっぱり非常に面白そうだな、と思いました。
地方から、少しずつ変えていきましょう。