五島のローカル情報まとめ 1.観光編

  • 2018年1月24日
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五島の気になるニュース

皆さんこんにちわ。寒いですね。

関東では大雪で交通が麻痺しているのだとか。

こんな日は外に出ないで家で過ごすのが一番ですね。

今日は五島のニュースの中で、比較的ホットな話題を紹介したいと思います。

第一回目は、私の中で、「これは!」と思った観光関連のニュースをご紹介します。

①五島市、訪日客対応探る

  • 出典:長崎新聞
  • 掲載日:2017/12/2

記事によると、

市議会の一般会計補正予算の中に、「外国人モニターツアー実施事業費」として100万円などを盛り込んだ

そうです。いよいよ7月に合否決定となる「世界遺産登録」。

知名度に加えて、キリスト教の関連遺産ということもあるため、外国人の観光客も殺到しそうです。

そんな五島の現実としては、非常に外国人観光客が少ないです。

参考情報:五島の観光客数分析

英語でガイドができそうな人も、私が知っている限りでは数名ほどしかいません。

そんなんで大丈夫なのでしょうか?

当然、大丈夫じゃないので今回の記事のように対応が取り上げられている感じです。ただ、この記事から言える事は、

  • 五島市の外国人対応は十分ではない(行政もそれを認識)
  • 対応の時期が大変遅い(いまさら補正予算って・・・)
  • 対応の本気度が低い(たったの100万円って・・・)

同じ県内の対馬では、年間30万人規模で観光客が押し寄せているのに、まだ五島市はインバウンドの重要性が理解できていないようです。

そんなこともあってか、12月の市議会では、

「なぜ五島市は、姉妹都市提携(海外含む)しないのか?」

って指摘されちゃうくらい、「鎖国的」です。

  • 空海ゆかりの地とか
  • 明との貿易で栄えたとか
  • 世界遺産の登録とか

かつては海外との重要な拠点として積極的に門戸を開いていた五島としては、とても勿体無い話ですよね。

②離島観光客も運賃低廉化へ

  • 出典:長崎新聞
  • 掲載日:2017/12/13

様々な理由で話題を呼んでいる国境離島新法の運賃低廉化。以前の記事にも書きましたが、現在の「島民のみ運賃割引」の実体は、経済政策ではなく、福祉政策です。

関連記事:矛盾している島民の運賃低廉化

そのため、持続的に離島の価値を維持すると言う観点からはかえって逆効果となっています。

本来であれば、最初から「離島観光客のみ」を低廉化の対象とすべきだったのです。ようやくそれに気づいたのか、国も枠を広げようとしているようです。

長崎新聞によると、

「地域が連携して提供する観光などの体験メニューや宿泊施設を使う使う客を対象に、島民並みの割引となる『企画乗船券』を導入する」

のだそうです。更に

「来年4月からスタートするかは未定だが、制度の詳細を早急に詰める」

とあります。個人的には、4月からスタートしようにも、結局スタートできないのではないかと思います。その理由は、利害関係者との調整に時間がかかるためです。

  • 飲食店
  • 宿泊施設
  • ツアー会社
  • 地元の観光連盟
  • 地元の役所

そういった利害関係者にいかに「企画乗船券」の利益を配分するか、またその恩恵にあやかろうとする人たちをいかに抑制するか、という点に時間が裂かれ、結局有効な枠組みを作りきれないのはないでしょうか。

仮に駆け足で制度を作ったにせよ、色々な点で無理が祟り、地元関係者に対して禍根を残すのではないでしょうか。

そういう意味では、下手に線引きなんかしないで、無条件に全員割引にしてしまった方が良い気がします。

財源的にそれが不可能ならば、中途半端なクーポンのばら撒きはしない、というのが筋ではないでしょうか。

③新上五島町で星空ナイトツアー開始

  • 出典:長崎新聞
  • 掲載日:2018/1/23

いよいよ始めるみたいですね。星空ナイトツアー。

これは元々県の職員さんが企画したツアーでして、下五島の福江島では2017年10月~開始しています。

参考情報はこちら

上五島のほうでも3月から星空ナイトツアーが始まるみたいです。五島に講師に来て下さったのは、石垣島から来られた星空ツーリズム代表の上野さんで、

「五島は、隠れ星空スポットと言えるのではないでしょうか?」

というお言葉を残してくれました。

石垣島の星空HPはこちら

まさしくその通りですよね。実際、福江島で行った初年度のお客さんの数は、予想していたよりも多かったのではないか、という印象です。

それもそのはずで、夜って観光でやることないんですよ。

何しろ、外に飲みに行ったり、カラオケに行ったり、テレビを見たりって、離島でなくてもできますからね。

観光客は「そこにしかないもの」を求めてわざわざ離島に来る訳ですから、星空は格好の商材となります。

五島列島全体として、宿泊施設とも提携を取りながら、「星空スポット」としての輝きをより強く放っていったほうが良いと感じています。

④福岡市・九州広域と連携

  • 出典:長崎新聞
  • 掲載日:2017/12/27

記事によると

JTB九州は、壱岐、対馬、五島、新上五島と屋久島町、福岡市でつくる『福岡市・九州離島広域連携協議会』と連携し、島から島を巡る3泊4日の旅行商品を発売すると発表

内容的には、昨年実施された0円ツアー、アイランドホッピングツアーに似ています。

アイランドホッピングツアーは、内閣府の旗振りで2017年11月に実施されました。今回の記事はそれを一般の観光客向けに商品化した感じでして、内容としては

  • Aコース:対馬・壱岐・屋久島
  • Bコース:五島列島・壱岐

となっています。企画の主体がJTB西日本からJTB九州になっていますが、その辺りはグループとしてのやりやすさからでしょうか。

関連記事:JTB九州が新商品

ただこの辺り、参加者の立場からすると、JTBが旗振り役となっていたあの旅行で得られた知見やら反省点が、今回の企画にどのように反映されているのかがとっても気になったりします。