五島市の市議会では、議事録が閲覧可能になるまでに、数か月かかります。
そこで、議事メモを残しています。
※内容は正式な議事録ではないため、発話の全てを反映しておらず、必ずしも正確でない箇所もあります。
日時 2025/9/17 13:15ー
福祉行政について
高齢者の現状と課題について
山田 新人6名が当選して、質問に立っていて感銘を受けている。最初を思い起こすと緊張の連続で体が震え、不安や悩みを抱えて涙することも多かった。継続は力なりという言葉が励ましてくれた。自身はなくても勇気は持てと言い聞かせて31回の質問に立っている。市政運営のために質問をしたい。65歳以上の高齢者は総人口の割合は29.4%になっている。一人の若者が一人を支える肩車が予想されている。現役世代の負担増が懸念されているが高齢者層の推移は。
市長 8月末現在65歳以上は14390人、高齢化率は43%。H16の合併当初は29%だったので、14%上昇。急速に進行している。R2年国政調査の推計人口によると、高齢化率は上昇をすると予測している。高齢化率は約半数になると予測されている。人材不足問題で今後はあらゆる産業で人材不足が深刻化する。既に顕在化している。喫緊の課題。外国人財の確保をしている。隠密に連携しながら効率的かつ効果的な方法を図っていく。五島市における高齢者の世帯数は6656世帯で全世帯の約41%を占める。要介護・要支援の67%が認知症の診断を受けている。R4の認知症・軽度の高齢者数は15年後は1107万人と推計されている。住み慣れた地域で安心安全に住み続けられるように地域包括ケアシステムが大切と考える。市民の皆様・ご協力のもと的確に対応していく。
山田 高齢化率は県内21の中で四番目に高い。健康面・病気・介護問題など多様な相談を必要とする高齢者も増える。R3年4月に窓口をたらい回しにしないために相談窓口を開設されたが、社会福祉課に移設されている。現在の状況は。
福祉保険部長 重曹的な支援事業の一環としてR3年4月に設置。R5年4月から相談窓口を移設した。当初相談窓口に設置したのは豊富な経験を有していたから。ジムの所管が複数であったため、円滑に図るため社会福祉課に至った。どこに相談すれば良いかわからない人を受け止める場。一つの支援機関では難しい課題に対して支援の調整を行う役割を担っている。
山田 相談窓口にどのくらいの市民が来ているのか。
複素保険部長 186件。障害関係52件、高齢介護が21、経済的な相談が41件、その他が36件。
山田 高齢者や家族にとっての質問を何点かしたい。65歳以上は要支援・要介護認定を受ける必要がある。認定者数は。
福祉保険部長 今年度の3月末現在、1号が14322人のうち19%。19ー20%台で減少傾向が続いている。
山田 特に認知機能が低下する不安が大きいが認知症予防の取り組みは。
福祉保険部長 認知症の集中支援チーム。早期診断が対応なことから初回訪問を実施して、定期的な訪問支援をしている。聞こえづらさは補聴器の支援をしている。講座の開催・ミニデイなど、認知機能維持のための脳トレをしている。
山田 廃止される施設の状況をどう認識しているか。入居者の待機の状況は。
福祉保険部長 GHが5、短期が1箇所廃止。廃止原因は人材不足経営難が理由と聞いている。移行するなどの対応がされている。R7年5月末で二百人、介護老人施設で三百人、GHで約百人。実人数は未確認。
山田 介護業界は深刻な人手不足で廃止休止に追い込まれ370人くらいが待機している。確保は喫緊の課題であると。536万円が人手不足対策だが内容は。
福祉保険部長 介護福祉士養成への学生への奨学金支援事業。専門職確保のために資格取得に奨学金を渡す。年額36万円を補助する。対象とする施設に福祉形高等学校を加えている。 これまで一人の雇用。
宿舎借上支援事業として、住まいを確保する法人に3万円を補助。3法人、R6は6法人、R7は8法人で十三人の雇用につながっている。介護人材育成で9割補助となり3つのコースがある。初任者研修48人、生活援助従事者研修20人7名雇用。介護支援専門員は81名、79名の雇用に繋がっている。介護人材確保に向けて取り組んでいく。
山田 一人当たり受講料の90%を県・市が補助するが未就労者に対して事業所への斡旋はしているか。一人でも多くの雇用確保に努める考えはないのか。
福祉保険部長 介護職員初任者研修は申請時に意思確認をしているが、結果的につながっていない人の斡旋はしていない。メリデメリットを参考に影響を研究したい。
山田 介護人材の就職を条件にということでメリットは在宅介護の支援に繋がると。デメリットは補助金が資格取得後に就労していただきたいという部分。2年間就労しないと全額返金の規定がある制度もある。
介護の仕事に興味がある人へのおすすめとして入門研修を五島市で開催している。市は研修について把握していたか。
福祉保険部長 把握していた。周知は県のチラシを窓口・町内会の班回覧に使っていた。
山田 県の担当課に確認したところ、介護基礎知識・技術を3日間で無料で学び、長崎県が就労書を作成して一部が免除になるということもある。五島市では8名の方が受講された。県としてはHPで掲載しているが、今後は五島市から情報提供をお願いします。
山田 五島市の高齢者見守り事業は。
福祉保険部長 新聞販売店・タクシー事業者など15社と協定があり通報させている。見守り人に連絡が届く機器への購入助成事業。安否確認を行う配食事業がある。関係団体との見守りネットワーク連絡会で共有を深めている。
山田 母も90になり一人暮らし。見守りカメラを新設して助かっている。周知していただきたい。一人歩きの高齢者・衣類に貼り付けるSOSシールの登録者数と障害者手帳を持つ人も対象とするのか。
福祉保険部長 SOSネットワーク事業はR7年9月に108名。障害のある方は、ヘルプマークがありカードに必要事項を記入して活用していただきたい。
障害者支援について
山田 共生社会の実現に向けて質問要望してきた。ヘルプマークはどのように配布されているのか。
福祉保険部長 内部障害、発達障害のある方で援助や配慮がある人に配布している。手帳交付の際に行なっている。
山田 息子のヘルプマークを持ってきた。目的は説明あったが、SOSシールは登録者数が108名で認知症の独り歩きの高齢者に方にヘルプマークを渡すことは可能か。
福祉保険部長 義足人工関節の方、内部障害、難病の方に使ってもらえるように準備している。配布して差し支えない。
山田 福祉のしおりは56Pあり、日常生活支援用具がありしおりには掲載されていない。市のHPを検索せねばで大変不便だと感じる。改善策は。
福祉保険部長 市のHPには全品目が掲載されている。二次元コードを掲載して検索しやすくなる改善をしたい。一蘭配布、周知の充実に努めていきたい。
山田 H25年より法律が施行されて、障害者施設の物品調達が定められている。障害者就労施設への市の物品調達は。
福祉保険部長 毎年度、方針を定めて調達している。合計1389万円調達。ゴミ袋・ポスターチラシの印刷。就労と工賃向上に資する。方針に基づき拡充に努める。
山田 調達先の選定方法は。
地域振興部長 各街づくり協議会を合わせて62件ある。五島市障害者施設の方針に基づき、該当施設の中から選定している。他の地区を参考に選定している。
山田 調達している殆どは物品の調達であり従事者数の配置・障害を持つ方の状態を考慮すると特定の事業所に偏ると理解した。軽度な清掃の仕事はできると思う。勤務情報を共有して均等かつ効率的な調達を図り社会参加に繋げてほしい。厚労省が啓発している障害者雇用の優良企業の認定制度はご存知か。
福祉保険部長 詳細は存じ上げない。
山田 モニスとは障害者と共に明るいみらいを共に進むとされる。さゆり会としまおうが認定されたと報道。ロールモデルとして市民や企業に認知されることで一層の推進が期待されると思う。推進に貢献された企業に対して褒賞制度を設けたらどうか。
市長 モニスは初めて知った。きちんとこれから寄り添っていきたいと思うし共に支え合いながら明るいみらいを作っていきたい。さゆり会にけいぷハウスで作品を作っている。繋がっていく街ということで上空からの街並みを描いている。私としてはご家族からの相談に応じる体制を強化したい。就労を希望する場合は適切に繋げていきたい。表彰制度は記者時代に取材した経験があるが、雇用している制度は各地にあると記憶している。事例も調べながら考えてみたい。
山田 一般就労は中々厳しいものがある。大変こういった有り難い取り組みをされているので制度を設けてほしい。
子育て支援について
山田 西側玄関口にピース文化祭が始まりさまざまなイベントが実施されているが五島市の取り組みは。
地域振興部長 11月29日に市民体育館で文化祭を開催予定。障害者と健常者が相互理解を深めると共に実施している。さまざまな団体によるステージ発表を行う。
山田 今年もぜひ参加させていただきたいです。安心して暮らせる共生社会の実現に向けて取り組みたい。インフルエンザの接種は。対象者などについて電話で聞き取り調査をしている。前回から生ワクチンの接種を小学生以下の子供にしている。副作用についても。
地域振興部長 点鼻ワクチンは鼻にスプレーするので痛みがなく効果があると言われている。鼻水・鼻詰まり・喉の痛みが副作用。
山田 開始予定は。
福祉保険部長 女性については補正予算案を承認していただいている。来月より開始したい。
山田 昨年は11月から開始した。他市よりも遅れているのは9月補正が間に合わなかったということか。
福祉保険部長 そのようになる。
山田 10月1日から開始されているが、中学生以下についても当初・または6月に上程すべきでは。
総務企画部長 助成の必要性を見ながら提案をしている。他の市町と比べて遅れているので、10月1日に間に合うように財源状況見ながら配慮したい。現在インフルの対象者は中学生となっているが、対象拡大できないか。
福祉保険部長 拡充することは県内でも実施している自治体が限られている。更なる財源確保が必要なので、考えていない。
観光客等の増加に向けた事業及び取組について
市長 アンケートやヒアリングを行い基本的な考えをまとめた。パブリックコメントを受けて完成版を示したい。理念としてみんなと繋がることと4つの考えを整理している。体を夢中で動かせる空間。皆が一緒に遊べる空間を目指す。子供達の主体性・創意工夫を促す。多世代の方が過ごせるオアシス的な空間。
山田 建設場所の選定と新設の根拠は。
市長 廃校や民間の活用・新設を考えた。10項目で評価した。相談機能の集約や使いやすさ・整備費用・安全性・ニーズに合っているか、検討した。新設することが廃校よりも割高になるが子育て世帯が求めるものになること。施設の連携が高まること。五島市の子育て環境の魅力度向上につながるとして素案で決定。廃校活用は3校あり、その他は解体予定・企業誘致に活用など。機能集約のためには後者活用が必須となり、規模が手狭であるというデメリットがある。建築後かなりの年数が経っており、大規模回収の懸念があること。衛生面の経費がかかることが大きな要因。民間施設は規模が不足している。保険センター4Fホールは児童の制限に繋がること。保険センター駐車場の確保が必要であることから見送った。
山田 整備・施設の維持管理費は。
市長 全体で7億。市の負担は交付金・過疎債で手出しは全体の15%、1億円程度。なるべく負担が生じないように財源確保に努める。維持管理は今後詳細を詰めるが職員8名程度を配置する予定。人件費で1500万円。国の補助金などの財源確保に努めて既存の財源を活用予定。2000万円程度の財源不足は事業の見直し、企業版ふるさと納税、クラウドファンディングを考えていく。
山田 運営方針は。
福祉保険部長 機能をまとめる方針は子供の居場所が重要になってくる。児童館機能を1カ所に集約して遊び場があり、相談しやすい、中学生高校生も居場所として集まりやすい。ガラス越しに見える形にしたいので、子育て世帯が集まる場所として、子供の遊ぶ様子を見守ることができる、市民全体で育ち、育成を支援する大きな目標として、移住して戻ってきてくれたら、としている。
山田 市民からの意見も反映しなければいけないということで、パブコメ開始されたので、市民にもご協力頂きたい。20代の子育て世帯からメールをもらった。「例年夏の暑さがすごく外で遊べない。屋内で遊ぶ場所がない。子供の数は減ってきているから大事に思ってほしいです。」との声が寄せられた。
観光行政について
山田 今年の見込みは。
地域振興部長 コロナ以降回復以降、21万、20万、R7見込みは速報値で8万ということで前年よりも0.9%減少している。
山田 外国人が増加傾向にあると聞くが、インバウンド対策・新たな取り組みがあれば教えていただきたい。
地域振興部長 R6は50%増加傾向。船の受け入れ・ターゲット国での商談会・旅行会社への営業活動・インフルエンサー招聘など。観光HPの多言語化・民間事業者の受け入れをすべきと考える。台湾観光からの商談会への参加を行なっている。海外からの誘客に繋げている。
山田 観光資源の一つにジオパークがあるが、再認定があるがスケジュールは。
地域振興部長 プログレスレポート・関係資料を提出する。9月12日に提出済み。11月から調査員が派遣されて現地調査される。市長ら関係者へのヒアリング、ジオパーク認定で審査される。再認定審査の実施は広報ごとうでお知らせする。
山田 ギョウガサキで伐採されていない箇所があり、魚籃観音の維持管理と景観を保つため伐採されてはどうか。
岐宿支所長 ハマヒサカキで駐車場側に伸びている。北風の強さを象徴しており風の強さを説明することがある。これ以上伸びて支障が出る場合は選定したい。
三井楽支所長 魚籃観音展望所のトイレは34年が経過しており旧式であり解体撤去したい。
山田 公設トイレは109カ所あり、景観を損なわないように利用品などを考慮して維持管理すべきと思う。
五島市自転車活用推進計画について
山田 青い線に疑問に思う人もいると思うが説明を。
建設管理部長 市民の健康増進を目的として、計画を策定している。交差点や旧カーブに設置している。
山田 整備状況は。
建設管理部長 案内表示・ふちのもとに防護策を設置した。
山田 あまり馴染みのない制度だったので、見てみると自転車の利用を推進する割には乗った時の事故防止の策としてヘルメットに触れられなかったのは残念。努力義務は。
建設管理部長 子供は記述しているが、すべての年齢層にしたい。