改選後初の委員会が終了しました。
私は総務水道委員会に参加して委員長という役を始めて経験しました。
理事者と議員との質疑の仲介は難しいと思いましたが、「別にこれって議員がやらなくても良い仕事では??」とも思いました。
ほぼ9割くらいの会話は記録しましたので、是非ご覧になってください。
今回初めて当選された新人議員の皆様も、ボリュームの多い予算書と議案書に困惑したのではないかと思います。
まずもって、何をどう準備すればいいのか分からない、というのがあったかと思います。
私からのアドバイスとしては、
分からない事を列挙しまくり、質問しまくる
という事が最初のステップではないかと思います。聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥とも言いますが、ベテラン議員であっても知らない事は沢山ありますので、遠慮せず何でも聞くというのは、ある意味で新人議員の特権ではないかと思います。
もちろん、ただ聴きまくれば良いという話でもなく、ネットで調べればわかる事も沢山あります。その上で私が思うのは、
案件に対する「下調べ」をしないと、何も議論が出来ない
という事です。準備がすべてと言っても過言ではないと思います。とにかく準備が大事ですが、当初予算は1年に1度しかありませんので、特に忙しいと感じます。その上で、2日間で様々な数字を見させて頂いた上での感想です。
中長期の財政見通しは大丈夫か?
今年度だけでなく、五島市では経常的に「基金の取り崩し」が発生しています。細かい数字はまた別の記事で上げたいと思いますが、少なくとも貯金の残高はドンドン減っています。
その上で、地方自治体にとっては、今後の税収にインパクトを与える外部要因が幾つか存在します。
- ゼロ金利時代の終焉による、起債事業の金利負担上昇
- ガソリンの暫定税率廃止に伴う、地方税収の減少
- 物価・人件費上昇に伴う、経常収支比率の上昇(=財政の硬直化)
それぞれの項目について、まだちゃんと試算はされていないように感じました。
しかし少なくとも、地方自治体の財政運営にとっては厳しい変化である事には間違いありません。
この辺りはしっかりとした数字の見通しを財政課にも提示してもらい、議員間・職員間でも勉強会をしたいです。
「査定」の質向上を
その一方で、補正予算の蓋を開けてみると、
当初想定していたけど、やっぱり不要になりました
という予算が想像以上に多くありました。その典型はドローン事業です。
他にも、金額は少額ですが、「再検討してやっぱり止めました」という事業が少なからずありました。
議員としては、上程された予算を真剣に審議する立場のため「本当に実施する予算だけを出してほしい」と思う訳ですが、話を聴いていると「とりあえず予算確保しておこう」という理事者側の想いも見え隠れしているように感じました。
当然の事ですが、予算査定の質を高めて、必要性・実現可能性をもっとしっかりと審議すべきなのかな、と思います。上述の通り、今後は五島市役所が自由に使えるお金の幅は間違いなく減少し、益々カツカツな状況になる事が予想されるからです。
帰宅後はYouTubeにようやくUP出来た動画の文字起こし。
今回はいつもよりも、動画の解像度が高いと思いませんか?
この背景は
- 従来:ネット中継された動画をスマホで録画
- 今回:ケーブルTV放送された動画をブルーレイディスクに落として編集
という変更がありました。
我が家はケーブルTV自体契約していないので、知人に録画してもらい、何とか実現できました。
お分かりの通り、動画の解像度は圧倒的に②の方が高いのですが、その分データ容量と作業コストも②が高いです。
やはり一番良いのは、新たに制作会社にYouTube自体をお願いする事だと思いますが、費用負担も発生し、「TVとネットで見れるからそれで充分じゃろ」という議員さんの声もあるため、まだまだ実現への道のりは遠そうです。
文字起こしは、2時間かけて校正した約2万文字の大作ですので是非ご覧ください。(まだまだ誤字は沢山ありますが。。。)
後は広報の原稿を書いて、委員長報告の作成、という仕事が残っています。
引き続き、閉会日まで頑張ります。