【2025.3/五島市市議会メモ】荒尾議員

五島市の市議会では、議事録が閲覧可能になるまでに、数か月かかります。

そこで、議事メモを残しています。

※内容は正式な議事録ではないため、発話の全てを反映しておらず、必ずしも正確でない箇所もあります。

日時 2025/3/12  14:00ー

市長公約の取組状況について

当初予算への反映状況は

荒尾 市長公約の取り組み状況。年度途中ということで自信の政策を取り入れるのは難しいと思ったが、市長選挙の公約をどの程度取り込んでいるのか。選挙の際に約束するもので実行に移さなければいけない。どのように実現するのか、政治手腕が問われてくると思う。何を実現させようとしているのか。

市長 市長選挙の時に10項目の反映状況について。五島を護るをスローガンに、・・・・10の項目としてお示しして、初当選を果たし9月5日に就任した。R7の予算は市長に就任して初めての予算編成。8項目を反映している。・・(割愛)・・。残りの2項目、無電柱化は検討中。つばき空港の機能強化は、国土交通省の来年度の予算に盛り込まれている。直接お会いして繰り返し要望した。国の予算に盛り込まれて審議されている。状況を注視しながら調整したい。

荒尾 具体的な質問の前に、私自身のスタンス・立ち位置を明確に申し上げたい。五島市政に対して、出口市長に完敗したが、様々な施策を掲げた。出口市長の公約を信じて投票したので手腕を発揮していただきたい。政策・議案・予算についてはじめから否定しようとは思わない。個人的な感情は捨てる。議員の取るべき行動、先憂後楽、職務に専念すること。プライベートは疑惑を持たれているならば、公の場で自らの身の潔白を証明することは責務だと思う。口を閉ざすとそれを認めたことになる。真実に向き合うべきである。市長選挙で10個の公約説明があった。市民の人はそれを信じて投票した。一番目に国境離島の充実、飛行機と船で人の動きを活発にする、現在も実現しているし補助になっている。これ以上のことを考えているのか。

市長 運賃の低廉化は対象をこれまで順次拡大しているが、不十分。帰省客を低廉化の対象とするように働きかけ、最終的には全ての人を対象にしてもらいたい。原材料を本土から輸入する場合、1品目だけだが拡大できないか。対象とならない品目もあるので、こういった事も要望したい。

荒尾 そもそも、市長公約というのは五島市独自で実現可能なものを掲げるべきだ。五島市独自でどうにもならない。離島が力をあわせて要望活動を起こすものだと。もう少し具体的なものがあれば。

市長 運賃低廉化と輸送コストは申し上げた。雇用拡充については、島外の需要を取り込む、という緩和。その他にも様々なことを考えていきたい。

荒尾 知識、経験、人脈を活用すると、大いに活用していただきたい。期限が10年である。決して楽観視はしていないが延長に向けて要望活動がされると思う。拡充、島民以外の方の拡充が必要。可能性については。

市長 1自治体だけでは実現不可能。一緒になって要望していきたい。

荒尾 感覚として可能性をどう感じているか。

市長 まずはしっかり要望したいが、国の担当者とこの県でしっかりと話ができていない。9月末までに県が意見書を取りまとめる。離島新興協議会とも連携して最新の情報はお伝えしたい。

荒尾 どの離島よりも五島市が最も恩恵を受けている。さてもう一つは子供若者への支援。子供の遊び場を作ります、遊び場を作りますと名言している。市議選で多くの候補者が訴えていた。雨天時の遊び場は待ったなしだと思っている。廃校の学校の体育館を使うなど、実現できるのでは。

市長 廃校体育館の活用について、把握したり先進地の事例、新たに施設を設ける場合のメリット・デメリットを検証している。1月には内閣官房の会議事務局を訪問して、交付金を使えるのか相談してきた。廃校を活用するかしないか、年内の基本構想で示したい。

荒尾 先ほどから何回も聞いている。政治判断でできると思っている。640万円を計上しているが、年内にという話だった。R5の10月には若い世代への子育て支援は目玉施設の建設は必要だと提言している。軽んじているのではないか。

市長 6年間、人事院の担当として働いてきた。経験からしても今現在の検討のスピードは遅いとは思っていない。

荒尾 今聞いているのは、委員会で提言したことを何も手をつけていない。誰が答えるか。

福祉保険部長 軽んじている風には考えていなくて、これまでの間に従来の施設の利用できるかどうかの判断をしてきた。それなりの活動をしてきたつもり。

荒尾 要望の多かった案件なので早急に進めていただきたい。住宅密集地の無電柱化について、これこそ思いが詰まった政策だと思っているが、構想が市長の中にあれば答弁ください。

市長 無電柱化は現時点では具体的な計画はない。物資輸送路の確保、街並み保護を目的として路線や区間を定めたい。最後に手順については大きく二つ。電柱そのものを埋める、電柱を移動する場合がある。

荒尾 何も計画がない、非常に残念である。先見性にエールを送るつもりだったが、記載のみだったと思う。多くの観光地で実施されているが、補助はあるのか。

建設管理部長 13のメニューがある。無電柱化推進事業の補助を図っていく。

荒尾 ぜひ早急に着手して計画を示してほしい。先般、2月20日付に佐世保市の公約が掲げられた。2年目で9号目までたどり着いたとされた。自身の公約を何項目入れ込んでいるのか。予算額にして幾らになるのか。

市長 8項目あり96億円。

総務企画部長 積み上げ方式で出した数字であり相乗効果もあるので加味して答弁する。友人国境離島法は10億、雇用の創出、1672万円、儲かる農林水産業17億、子供、若者への支援12億、長寿への対応・・・、最エナ推進6億、カネミ油の対策・・・

荒尾 今回の施政方針に公約という言葉は一つも入っていなかった。目に見えて変わったといってもらえるように、出口カラーを出してほしい。

学校給食費の無償化について

荒尾 何と言っても無償化が一番だと思っている。

市長 (同じ答弁)大変大きな負担。国がやるべきこと。

荒尾 何回も同じ答弁を聞いた。五島市の一般会計は330億円、わずか0.3%の財源を確保できずにどうしますか。熱意・やる気だと思う。約束をしているので、子育て世帯へ何を支援するのか。

市長 予算の話で330億あるが、全てが五島市で独自に使えるお金ではない。1億近くの財源を確保するのは正直難しい。既に実行に移したものもある。医療費の現物給付化。10月以降は窓口負担が800円になる。

総務企画部長 経常経費94%で固定している。その中でも歳入にあたっては臨時的なもの、永続的なものがある。R5の決算ベースでは9億4500万円程度。

荒尾 0.3%がなぜ実現できないか、指摘した。長崎県内は雲仙・ハサミ・諫早も実現している。諫早は0.7%で五島市よりも大きな金額で英断している。佐世保市は一丁目一番地として段階的に実現している。なぜこういったことが出来ないか、段階的にも導入できないのか。

市長 R6は米価高騰による増額による支援した。R7も国の交付金を活用して増加分について引き続き支援をしている。保護者の負担が原則と考えているので段階的な導入は考えていない。

荒尾 恒久財源が必要だが国策として動き出している。私は恒久だと思っていない。R8に小学校無償化になるならば、先行して中学校で実施すべきだがなぜ行わないのか。

市長 年間3800万円を毎年確保が必要。市長会を通じて要望したい。保護者負担が原則と考えている。むしろ給食センターの統廃合に取り組みたい。

荒尾 総合戦略で推進枠を創設して7億円2千万円経常している。ことあるごとに子供が大事と言いながらなぜそれが子供に向かないのか。何よりも最優先すべきだと思う。今回の予算でも対象の小中学生は物価高騰で300円にしかならない。ハサミ町は人口増に転じている。人口の社会増はアピールポイントだったのではないか。なぜ五島市だけ遅れているのか。

ふるさと納税について

なぜ公約に盛り込まなかったのか

荒尾 R 5は7億を計上していた。もっと力を入れるべきだと思っている。ふるさと納税に対する思いを。

市長 大変有り難い財源である。ルールを遵守しながら魅力ある返礼品の獲得に努めていきたい。

荒尾 公約というのは政策の中で最も重要だと思うが、それほど大事ではないということか。ふるさと納税に力を入れるのは避けられないのでは。財政を危惧するならばしっかり確保すべきだったと思う。前市長は制度の趣旨から逸脱しているいうことで消極的だった。返礼品を扱っている事業者は潤っている。最も人気のある返礼品のトップ 5を。

市長 返礼品の前に、重要な施策として位置付けている。総合戦略推進枠の財源にも当てている。重要だ重要だというだけでは増えない。JCの制作発表会でも触れたが、現地決済型のふるさと納税を始める。ホテルや飲食店で寄付をしてクーポンを使用できる仕組み。より多くの場所で使えるようにしていきたい。

総務企画部長 納税額、R7年2月で6億666・・万円。件数別

件数 ゴトジン、美豚餃子、バラモン揚げ、うどん、食べ比べ

売り上げ ゴトジン、美豚餃子、後と芋、アオリイカ、食え鍋セット

荒尾 ならば公約に入れて欲しかった。なりふり構わず取り組むべきだと思うが。

市長 地元企業の皆様と共に、協力していく。1601商品。開拓を行いながら全国の皆様に売れるように力を入れていく。

荒尾 行政サービスに使われるお金だが少なからず流出している。住民税控除額で五島市から逃げた分は

市民生活部長 寄付した額の二千円以上の分が控除額となる。R2は1133万。R3 1600万、 R4 2103万 2666万円、合計で1億700万円程度。R 2からの寄付額の合計は26億となっている。

荒尾 最新のデータでは寄付者が846人、控除額も増えている。最新の寄付は6億。差し引き黒字でもいつマイナスになるか分からない。取り組み、対策が必要だと思う。ポテンシャルが高いと思っているが、五島市の底力を持ってすレば伸び代はまだまだあると思っている。

市長 ポテンシャルは大きいと思っている。知名度も向上していると思っている。多種多様な産品を有している。観光資源もある。ブランド力はとても高いと思っている。東京の仲間、秘書からも応援されている。さらに高めていきたいと思う。

目標額設定の考えは

荒尾 ならばもっと積極的に目標額設定をする考えは。

総務企画部長 行政大綱でR9で10億円を目指している。

荒尾 途中の年度は。

総務企画部長 ある。段階的に10億をめざす。

荒尾 目標とは目的を達成するための指標であり、既にその額は達成している。これでは目標ではない。ぜひしっかりと、10億円を目指している本気度を示してほしい。

佐世保航路及び大阪直行便の復活について

復活の必要性と意気込みは

荒尾 何度も質問してきた。改めてお伺いしたい。わずか1年半、佐世保行きが実現して便利だったが会社の都合で廃止になった。復活を望む声が多かった。こうした声は聞かなかったか。

市長 イベントなどで接しているが、私が聞くのは佐世保航路そのものよりも、それがあったら佐世保に行きやすいという話はあった。

荒尾 過去の利用実績・経済効果を考えると諦めきれない。避けては通れないと認識。五島市だけでは解決できないが、リーダーシップがあれば糸口が見えてくるのでは。無理なところに風穴を開けるのが政治。航路の意気込みは。

市長 H29から1年半で3万人の利用実績がある。大変便利だったと認識。必要な航路と思っている。既存の航路事業者による開設は難しい。提案したところ前向きではなかったと報告を受けている。既存航路の維持継続に努めていきたい。

荒尾 引き続き取り組んでもらいたい。大阪直行便は休止ということか。

産業振興部長 H24から休止になっている。

県知事へ要望すべきでは

荒尾 観光客数はコロナ前に戻りつつあるが、20万人。観光戦略を立てると思うが、第二期も30万人と設定。既存の航路での計画の域を越えることができない。佐世保航路、空路はキーワードである。五島市から要望すれば実現できると思うが市長の考えは。

市長 佐世保航路・大阪直行便は現在の航路・航空路の維持が大事なので現時点では考えていない。

荒尾 その機運は市長が起こさなければいけない。強く要望したい。

第3期まち・ひと・しごと創生人口ビジョン・総合戦略について

総合戦略推進枠の具体的内容について

荒尾  5年間の街づくりのビジョン、設計図である。地域課題解決のための事業のために創設している。市長の思いが入っていると思うが、推進枠はどのような施策か、財源は。

市長 既にお配りした資料の15Pにある。概要説明でも申し上げた。初年度であることから、総合戦略推進枠を創設。分野横断的課題として計上している。地域課題解決事業など。

荒尾 かっこよくて儲かる産業はわかったが、洋上風力発電やエネルギーの地産地消を進めるとあるが、太陽光発電への取り組み、潮流発電、どのようなサポートを考えているのか。

産業振興部長 発電事業者に確認したところ順調に進んでいると。残りの2機は5月末までに設置すると。崎山沖は試運転が始まっている。オンサイトPPA事業を計画。合計7MWを目指し非常時の電力に努めたい。潮流発電はサポートとして漁業共生柵を考えている。

荒尾 財源はふるさと納税との答弁。全ての額を何にでも使っていい訳ではない。主要目的が決められたわけだが、他に喫緊の課題があるのでは。

総務企画部長 5つは目的が決まっている。指定事業なしの場合もある。ふるさと納税は寄付者の意向を尊重して枠を作った。

荒尾 市長公約についての熱意と可能性を聞いた。訓示で市民の皆様に約束したことを確実に進めていきたいと述べた。スピード感を持って進めていただきたい。

総合戦略推進枠の費用対効果と検証は